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そこはかとなく

そこはかとない記録
2023
12,11
スポンジボブの「殺しヶ丘で待ってるぜ」みたいなセリフがジワる(笑)英語だとkill hillとか言うのだろうか。それだと丘で殺すになるのか。英語の成績最低だったからわからん(´・ゝ・)

家族が再び風邪をぶり返し…もう3、4回目くらい?先月からずっと誰かしら不調です。自分も多分治る前に2発目くらって長引いていますが、この流れはここで3発目がくるかもしれない(゚∀゚`)
インフルとかのが特効薬で治りが早い気もしますが、違う感染症に順番に感染してる人もいるから何とも言えませんね。単なる風邪って原因不明とも言えるわけだし。あー早くこのループから抜け出したい。原稿が進まなくてオメガバ文が地味に進んでいく(笑)でも明日くらいでストックが尽きるのでオメガバ文も一旦止まる予定です(゚∀゚)ノ



発情期中ちょっとカマかけたくなったβシュラ(・ゝ・)

(´・ゝ・)「辛いか?…誰かαを頼ってみてはどうだ?呼んできてやるが?
(゚皿゚´)「くそ!ばか!ぼけ!αなんか頼るかシネ!絶対に連れて来んな!
(゚Д゚´)「お前オレがαにヤられてどうなってもいいのか!どうなってもいいのかよ?!

(゚Д゚`;)「…どうなってもいいとか…思ってんの…?

スマンスマン(´・ゝ・)づ((゚Д゚`;))ぴい…

(´・ゝ・)「思ってないぞ。あまりに辛そうなのでな…俺ではどうもしてやれないからつい…
(゚Д゚`)「んなこと考えなくていいんだよ!俺頑張って耐えてんじゃん!

(´・ゝ・)…  αヤダァ(゚Д゚`)oO(シュラがいい…シュラがいい…)

(´・ゝ・)oO(…脈あり…)

クク…(・ゞ・)b「α嫌いのΩを世話するβ生活最高…」

ーーー

今回シュラβ、アフロαで書いてますが、逆のパターンでαシュラがとにかくΩデスを傷付けまいと我慢し続ける、デスを避ける、でもΩデスがシュラを元から好きでせっかくαとΩなのにあーだこーだな話もいいなぁと思いました。あーもう山羊蟹無限だなぁー(・ゝ・(゚∀゚)

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2023
12,11
 夏の真っ盛り、6月に初めて発情期を迎えてから数ヶ月。そろそろまた始まるかもしれないとシュラはデスマスクを保護する隠れ家の整備を急いでいた。サガは「この役目を任せた事を忘れたのか?」というくらい今まで通り、普通に討伐やら雑務やらの仕事をシュラに振ってきた。発情期が来たら自分こそ無駄に不在となるのだから、仕事を詰め込まれるのも仕方ないとは思う。しかし準備の多い最初くらいは少し気遣って欲しいと、そう思う事くらい良いだろと自分の中で愚痴た。"誰にも知られてはいけない"のだから全て自分でやらなくてはならない。早い段階でΩが過ごす部屋のイメージを固め磨羯宮にデスマスクも呼んで必要な物は確認済みだったが、準備を進めていくのはなかなか思うようにいかなかった。

 隠れ家にやっと必要な荷物だけ運び終えて聖域へ戻って来たある日、磨羯宮に到着すると聖衣を着たデスマスクがちょうど上から下りて来るところだった。
「まだ体は大丈夫か?」
神殿の柱の横から顔を出して声を掛けると、デスマスクは私室に戻ろうとしていたシュラの近くまでわざとらしくヒールの音をカツカツ立ててやって来た。
「アレのことか?まだ良いんじゃねぇの。…てか、お前凄い汗だな。降られてきたのかよってくらい」
「直ぐに対応できるようにやっと小屋へ荷物だけ全部運び終えたんだ、今日はもう何もしたくない」
張り付くシャツを肌から引き剥がし「ほんと酷いな、流してくる」とシュラはデスマスクに手を振って私室への扉を開け、浴室に向かおうとした。
カツン、とヒールを鳴らす音がすぐ後ろで響く。振り向くとデスマスクが真後ろにいる。
「近っ…なんだ?寄っていくのか?」
汗が臭うかもとシュラは一歩下がったが、ぅ…と困った顔で言葉に詰まっている姿は彼らしくなく、嫌な予感がした。
「どうした」
汗ばんだ手で触れるのを躊躇ったが、スイッチを押す感覚で軽く聖衣の肩パーツにトンと触れる。
「…いや、お前、すげぇ汗だけど…何も匂わねぇな、って…」
「はぁ?」
突然何を言い出した?
「あー!何でもねぇよ!シャワー浴びてこい!じゃあな!」
そしていきなり声を張り上げてから勢い良く扉をバァン!と閉め、カツカツカツカツ…と走り去って行った。…まさかここで発情期が始まったのでは…という焦りは呆気なく散ったが、何なんだ…とモヤモヤが芽生えたままシュラは浴室へ向かい汗を流してスッキリした。

 翌日、運び終えただけの荷物を整理しに行くためシュラが寝室で着替えていると「今いいかな」とアフロディーテが磨羯宮を訪ねて来た。
「なかなか忙しそうだな、ちょっと話したいと思っていたけど会えなくてね」
「あぁ、今日ももう少し遅ければ出ているところだった」
居間のソファーに二人で机を挟んで座る。出せるお菓子もお茶も無かったので水だけグラスへ注いで机に置いた。
「デスマスクの事なのだが」
俯き気味でアフロディーテが口を開く。
「もしも私が彼に酷いことをしそうになったら、問答無用で止めてくれ」
それはαとして、Ωに対してという話。
「……まぁ、そのつもりでいるが」
アフロディーテのトーンに合わせてシュラも低めの声で返す。
わざわざ伝えに来るほど彼もαに悩まされていたのかとシュラは少し胸が苦しくなった。Ωになったデスマスクの悔しさはわかりやすいものだったが、αになったアフロディーテにも苦しみはあるだろう。全員αであれば何も変わらなかった。デスマスクがΩである故にアフロディーテから離れ、またアフロディーテもデスマスクを傷付けないよう距離を置くようになったはずだ。今更になってアフロディーテのデスマスクに向ける寂しげな微笑みの意味に気付き、だから俺はβ止まりなのかと自分の鈍さに呆れた。
しかしシュラの場合は鈍感とは違った。シュラの興味はΩのデスマスクだけで満たされてしまい、自分を含めそれ以外の事には目もくれてこなかっただけである。アフロディーテの事まで考える余地は無く、シュラ自身がそこまでデスマスクに執着しているという自覚ももちろん無かった。

 「昨日、デスマスクに会った。二人だけで」
昨日であれば磨羯宮を通る前ということか。何か問題でもあったのだろうか。
「双魚宮を通り抜ける時、少し話すくらいなら良いだろうとデスマスクを呼び止めたのだ。彼も嫌な顔はしなかった」
他愛もない話で前と変わらず笑えたんだよ、と話す。
「別れ際、私はすんなり彼を行かせるつもりだったんだ…」
アフロディーテは瞼を閉じて項垂れる。
「行かせるつもりだった、何もする気なんてなかったのだ…」
違う違うと繰り返すアフロディーテに焦れったくなったシュラは「…何をしたんだ」と答えを急かす。
「デスマスクを、誘惑しようとしたよ」
少し顔を上げたアフロディーテがシュラを見据えて静かに告げる。そんなに口を開いていないはずなのに鋭い犬歯の先が目についた。
「あれがαのフェロモンなのだろうな、去ろうとしたデスマスクは直ぐに私の元へ戻って来た」
デスマスクもαの誘惑フェロモンを浴びるのは初めてで何が起きたのか理解できなかったのだろう。強気で放っていたコスモがどんどん萎えていくんだ…。そう語るアフロディーテの口元がニヤ、と笑っているように見える。
「幸い、彼は落ちなかった。私の目の前で何度も口をぱくぱくさせてから"やめてくれ"と言ってくれたんだ。その瞬間に私も目が覚めて誘惑を解いたよ、だからデスマスクに触れることはしていない」
「…そうか」
シュラの声が低く響く。
「デスマスクは私にとって兄のようであり友人だ。αとΩの異性となってもその関係を崩したくないと強く思っていた。それでも、呆気なく崩されてしまうのだよ…自らの意を反して。αとΩの本能というものは」
βの君には説明しても理解できない事かもしれないがね、と付け加えフフっと笑う。その様子を見てシュラは本当に怖いものだなと感じた。まさにαに抗うアフロディーテとαを剥き出しにするアフロディーテが秒刻みで入れ替わっているようだ。
「デスマスクは抗えない本能を理解してくれたが、辛い思いをさせてしまったと思う。そしてこの本能はこれだけに留まらずこれからも増していくような気がするのだ」
だから…
「君は何をしてでもデスマスクを守ってほしい。私だけでなく、サガやその他大勢のαたちから。…βの君にαの相手をさせるというのも酷な事とは思うがね」
できることならデスマスクを聖域から解放してやりたいくらいだ…そうアフロディーテはこぼした。
デスマスクが命をかけて獲得した黄金聖闘士の地位を捨てたくない気持ちもわかるが、聖域においてΩである事は彼をそれ以上に傷付けかねない。仲間たちがΩを求めてαの本能に抗えなくなる時、全てが敵になる。それはもう、聖域の破滅だ。
一通りアフロディーテの訴えを聞いたシュラは、そうだな、と呟きアフロディーテの顔を真っ直ぐ見た。
「…確かに俺はΩのフェロモンもαの本能も理解できない、デスマスクを聖域に残そうとするサガの思惑もわからないが、お前は今後デスマスクの心配をしなくていい。あいつの事は俺が全てどうにかする。あいつももう頼れるのは俺しかいない」
あと
「俺の心配もしなくていいからな。βだろうが黄金で最も体を鍛え上げた自信はある」
ハッキリと告げて爽やかに笑うシュラの顔を見たアフロディーテは、一緒顔を引き攣らせてからいつもの穏やかな微笑み顔を見せてくれた。
「ありがとう。頼むよ、これ以上の地獄を見るのは私も辛いのでね」

 アフロディーテが帰り、グラスを片付けながらシュラは最後少し言い方が意地悪だったかもなと反省した。アフロディーテが悪いわけではないが、αの本能的な嫌味たらしさがデスマスクもよく言う嫌味と重なって苦手だなと感じた。だからハッキリ言ってスッキリしたかった。が、結果的には言い過ぎたかもとモヤモヤする羽目になっている。仕方ない、素のアフロディーテには可哀想だがαに対しては強気でいくべきだろう。それくらいしないとβは一睨みで潰されかねないのだ。
気持ちを切り替えて、ふと昨日のデスマスクの様子を思い出した。そうか、あいつはαのフェロモンを浴びていたから少し変になっていたのか…。デスマスクはシュラの側に寄って、あの時…匂いを嗅いだ?そう思い当たった瞬間シュラの体が少し火照った。
「まさか…」
いや、デスマスクはシュラがαに変異するのではないかと常に警戒している。αのフェロモンを知ったデスマスクがシュラからも感じられないか確認しただけだろう。それは理解できるのだが、デスマスクが自分の匂いを嗅ごうとして擦り寄って来たという行為を思い出すと体の奥がムズムズする。
「…いや、いやいや…」
αがΩのそういう行動を喜ぶのはわかるが、シュラはβだ。αの本能抜きで嬉しく思うのは何だ?αばかりの聖域にいるから体がバグでも起こしているのか?
「…本の読み過ぎか…」
好いた者同士のαとΩはお互いの匂いで安心感を得たりするらしい。βでは体験できそうもないロマンチックな関係に自分は憧れを抱いていたのかもしれない。だが、相手はあのデスマスクである。自分が面食いとは思わない、中身重視としてもあいつに時めく要素は無いだろう…。
アフロディーテの件から気持ちを切り替えたつもりが再び悩まされてしまい、考えることが面倒になったシュラは「こういうのもβである故か…」とハッキリした結論を導き出さないまま荷物の整理をしに隠れ家へ向かった。

 デスマスクが過ごす部屋に家具や家電を運び、組み立て、どう配置すれば快適になるだろうとか考え始めたら楽しくなって今日の労働は苦にならなかった。面倒なモヤモヤはすっかり晴れていた。良い部屋ができた、早くここに連れて来たい…。文句を言ってきたとしても口だけだろう。
明日にでも…発情期がくればいい…
そんな事、絶対に言えないがシュラは心の底で何度も考えた。自分が過ごす部屋に関してはベッドを置いただけで、何も進まなかった。

ーつづくー

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2023
12,10
どう考えても山羊蟹はパジャマより普通にTシャツとかで寝てるでしょうけども(゚∀゚)単純に私がパジャマ好きなだけであります。

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2023
12,10
 七月に入り年下の黄金聖闘士たちの検査結果も出揃った。当然のように全員αだった。デスマスクの発情期も終わり、現在十二宮の守護についている黄金聖闘士八人が教皇宮に集う。教皇に成りすましているサガが起こした事件の一部始終はシュラ、デスマスク、アフロディーテの三人しか知らない。年下の黄金聖闘士たちが知る真実はムウ、サガの行方不明と反逆者アイオロスの死であり、三人が知る真実とは異なっていた。彼らにとってサガは聖域に存在していない。

 七人の黄金聖闘士が並ぶ中、デスマスクだけがまだ来ていなかった。
まさか来ないつもりか…とシュラが視線を教皇宮の扉へ向けた時、馴染みのあるコスモが感じられ扉が開いた。全員の視線がデスマスクに集まる。普段は注目される事を嫌う奴がこのタイミングとは…わざと遅れて来たかとシュラは考えながらこちらへ向かってくるデスマスクを眺めていた。
…いつもと違う。
伸ばしていた後ろ髪を以前のように短く切り、パカリと左右に開かれた蟹座聖衣の首元に黄金の首輪が見える。それに気付いたシュラは体の芯がゾクっと震えた。サっと視線を逸らしたついでに隣にいたアフロディーテを見ると、彼はうっとりした顔でデスマスクの首元をずっと見ている。
「綺麗な首輪を着けているな、とても似合っているよ…」
一人言なのかシュラに語りかけたのか判断できなかったが、αは本当にΩの首輪姿を喜ぶものなのか…と、βでありながら以前デスマスクに自分が言い放った言葉を思い出してなんだか恥ずかしくなった。
デスマスクは自身がΩである事をあえて堂々と見せつけに来たようだったが、年下の黄金聖闘士たちにはまだαらしさが芽生えていないようでデスマスクのΩ姿に執着するような感じはみられなかった。ただアフロディーテだけが俺を挟んで隣にいるデスマスクをずっと見つめていた。

 会議の内容は黄金聖闘士全員の検査結果、サガからシュラに相談されていた通りデスマスクの発情期に合わせて二人が聖域を離れる事についての説明と理解を求めるものだった。
すでに不在の多い十二宮ではあるが、最強クラスの黄金聖闘士かつαの遺伝子を持つ者たちからすればただ自分一人がいれば十分だ、という最高峰の自信を持つ者しかいなかった。守護が減って大丈夫かと聖域の心配をするようなのは、案外現実的なデスマスクくらいしかいなかったという話だ。

 教皇宮での会議が終わり、聖衣を脱いでからいつもの三人で双魚宮の居間に集まった。シュラの隣にデスマスク、机を挟んで向こう側にアフロディーテが座った。
「これでお前も心置きなく聖域を出れるだろう」
どこか不貞腐れているデスマスクにシュラが言った。
「そういう問題じゃねぇよ、あいつらの考えが浅いだけだ」
他の黄金たちの自信たっぷっりな姿は「それでこそ黄金!」と讃えるべきだろうが、今のデスマスクからすると「Ωそしてβのシュラも不要!」と言われた気分にしかならない。
「大丈夫だ、何が起きてもこの双魚宮だけは突破できないからな」
フフ…と自信満々に笑いながらお茶を啜る姿が美しすぎておぞましい。
「それにしてもその首輪の金は本物か?よく手に入れたな」
アフロディーテはデスマスクの首輪に触れたそうに手を伸ばしたが、そのまま机の上の菓子を摘んで食べた。
「サガがΩとしての生活に必要な物があれば何でも買ってやるっつったんだ。ちょうど誕生日もあったし」
「それは大金を叩かせたな!」
「あの黄金聖衣じゃ首元ガラ空きだしよ、普通の首輪着けてたらダサくなるだろ?」
そうだな〜と同意しながらアフロディーテは目を細めてシュラに視線を向けた。
「付き人はシュラで大丈夫なのか?物足りなくない?」
「仕方ねぇだろ、こいつしかいねぇんだから」
「ほんとラッキーだなシュラは。私がαでなければデスに付いて行けたのに…」
アフロディーテの探るような視線にシュラは少し息苦しさを感じた。子どもの頃のような純粋で悪戯っぽいものではない、刺すような抑え付けてくるような威圧感が潜んでいる。
「シュラって本当にβなのかい?」
シュラは何か答えようとしたが、息が詰まってすぐに声が出せなかった。コスモの圧とは違う、これがβとαの違いなのか…?

「「 シュラ 」」

「!!」
二人同時に声を掛けられた瞬間、金縛りが解けたかのように体が軽くなった。隣のデスマスクを見ると少し心配そうな顔をしてシュラを見ている。
「どうした?お前、一つ残ってるケーキ気になってるなら遠慮せず食えばいいぞ」
「はぁ?」
思ってもいないデスマスクの言葉にもっと気が抜けた。
「ずっと見てんじゃん」
デスマスクが残っていたケーキの皿を取ってシュラの目の前に置く。シュラが見ていたのはアフロディーテだった気がするがこの際まぁそういう事でもいい。それなら、とケーキに手を付けるのを見てアフロディーテはフフ、と笑い再びお茶を一口啜った。

 今日も先に双魚宮を出ようとシュラは声をかけた。再検査結果が出てからデスマスクとアフロディーテが会うのは初めてだ。二人で話したい事もあるだろうと思って帰る旨を告げると「俺も行く」とデスマスクが立ち上がった。
「良いのか?」
「何が?」
「二人で話したいこととかあるだろう」
「別にそんな無ぇよ」
アフロディーテを見ると微笑んで手を振っている。
「君は鈍感だな、そういうところはβらしい。気付いてやれよ」
気付く?何を…。
「もうさ、君しかいないんだからしっかりしたまえ」
ため息混じりに言うアフロディーテの表情は、寂しさの混じる微笑みに変わっていた。

 デスマスクは軽い足取りで十二宮を下りて行く。それを眺めながら、もしかしてあいつはアフロディーテと二人になる事を警戒したのか?とシュラは考えを巡らせていた。
Ωがαを警戒するというのは理解できるが、あれほど仲良く見えたのに性差は何年もかけて築き上げてきた信頼関係をこんなにも簡単に崩してしまうのかと。形は違うが、かつてのアイオロスとサガの悲劇と重なり悲しく残念に思えてならなかった。そして今デスマスクが安心できる相手は俺しかないのかと自然に思った瞬間、また心の底で何かがムズムズと疼いた。

前を歩くデスマスクの金の首輪が太陽の光を受けてキラキラと輝いている。綺麗だ、Ωという一つの性別に呆気なく振り回される可哀想な男…一番の友人を奪われ、興味も無かった俺を頼るしかないのか。こいつはもう、聖域では一人で生きていけない…

「何考えて笑ってんだよ、お前のそういうとこが亡者より怖くて嫌だ」
いつの間にか磨羯宮の手前で立ち止まっていたデスマスクが左手を首に添えて振り向いていた。
笑っていた?
シュラはそんなつもりなかったが、たった今まで何を考えていたのか思い出せなかった。首輪が輝くのが綺麗で…それを見ていて…そんな事を正直に話してもαじみた事言うなとまた気持ち悪がられるだけなのでやめた。

 磨羯宮の中、このまま別れてもいいが念のため巨蟹宮まで送って行った方が良いか確認する。「好きにしろ」と拒否はされていない。少し考えてから今日もついて行くことにした。

 「そういえば俺をどこへ連れて行くか決めたのか?」
人馬宮が見えた頃デスマスクが尋ねてきた。
「一応は」
「どこ?」
「言えない」
へ?じゃあどうやって連れて行くんだ?とデスマスクは立ち止まってシュラを見る。
「お前に目隠しして光速移動」
冗談で言ったわけではないが、マジで?嘘だろ…とドン引きしている。
「αの誘惑に負ける可能性も考えて、お前も正確な場所は知らない方がいいと思っている」
「αに尋問されて押し掛けられるかもってか?」
「黄金ならば容易いだろう、用心に越した事はない。サガもそう言っていた」
デスマスクの発情期対策は想像以上に厳重警戒だった。シュラ自身もそこまでするかと思ったが医師団たちとサガが相談した結果の判断だ。実際に先ほど双魚宮でアフロディーテから受けた重圧もコスモではなくαとしてのものだろう。油断していたとはいえβのシュラであの様だったのだからデスマスクが受けたらひとたまりも無いと思う。αの威圧を思い出したシュラはアレに耐えられるくらいの対策をしておかないと守り切れないなと焦りを感じた。
「まぁ…お前はそれだけ大切にされていると素直に思っておけ」
「Ωを思い通りに動かせるα様のご慈悲ってとこか」
デスマスクはちょうど足元にあった小石を一つ蹴る。
「俺はお前のそういう嫌味たらしい後ろ向きな発言が嫌だ」
シュラはついさっき、笑ってて怖いとか嫌とか言われたお返しのつもりは無かったが反撃するような事を口にしてしまった。
「…別に、お前に好かれたいとか思ってねぇから良いんだよっ!」
突然、ふわりと浮き上がったデスマスクはそのまま滑るように一気に下り始める。
「おいっ!」
結局、巨蟹宮まで走らされた挙句デスマスクは挨拶も無くスイーッと私室の扉の中へ滑り込み、バタン!と閉めた。死面の唸り声と、シュラの荒い息だけが響く。
まったく、少し気に障っただけですぐこうだ。
「…面倒な奴…」
そう呟くと扉の中から"ドン!!"と叩かれた。聞いてたのか…。
そのまま部屋の奥の居間にでも直行したのかと思いきや、扉のすぐ裏で俺の様子を探っているのかと思うとやはり面倒だがちょっと可愛い。そう思った今、ニヤっと笑った自分を自覚したシュラはこれがデスマスクの嫌いな笑いか…と自分の口元に手を当ててみた。

発情期の周期にも個人差はあるが、平均的には2〜3ヶ月に1度。これから年に4〜5回は二人で過ごす事になるのだから、デスマスクに好かれる必要は無いが嫌われるのは避けた方が過ごしやすい。二人の隠れ家を快適なものにするにはどうすればいいか…。それを考えるため、シュラはロドリオ村の本屋へ向かった。

ーつづくー

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2023
12,10
数日後、シュラはまだ巨蟹宮で引きこもっているデスマスクの元を訪れた。再検査の結果が出たのだ。先日、追い出される形で別れたが私室への扉は軽く、入る事は許されているのだなと安心した。先ずは…と真っ直ぐ居間へ向かえばそこにデスマスクはいた。

「起きていて大丈夫なのか?」
言葉を聞き振り返ったデスマスクの姿を見て、シュラはドクッと心臓が高鳴った。首をすっぽり覆い隠すような幅の広い白いΩ用の保護首輪を着けている。
「もう…買ったのか?」
「万が一を思って予め買っておいたやつだ。ここ数日は外に出てねぇよ」
ただ首が隠されているだけでこんなにも神秘さが増すものなのか、これが一度見てみたかったΩの姿なのかとつい笑みが溢れてしまう。
「…なに笑ってんだよ、気持ち悪ぃな」
「いや…似合うな、と思って…」
そこまで言ってシュラはハッとした。デスマスクも驚いてから嫌そうに顔を歪ませる。
「何だそれ?αの口説き文句みたいなこと言いやがって」
明らかに警戒してデスマスクは首輪を隠すように片手を広げて覆いながらシュラを睨んだ。
「違う、ファッションとしてだ!何もかもΩやαに結び付けるな!」
「どうせお前、αになったんだろ」
シュラが手に持つ紙に視線を落としてデスマスクは嫌味を言った。
「そうだとしたら俺は今ここに来れないだろ」
「は?じゃあまたβだったのか?」
「俺はβのままだ」
信じられない…という顔でデスマスクは佇んでいる。
「そしてお前も、変わらずΩのままだ…」
検査結果の紙を差し出すと、ゆっくり受け取って上から順に目を通していた。
「Ω、か…まぁ、もうそのつもりだったけどよ」
ついでにシュラが自分の検査結果も差し出すとデスマスクはそれも受け取って目を通した。

「お前の発情期が終わり次第、黄金の召集をかけるらしい」
「へ〜俺の裁判でもすんの?Ω黄金は要らねぇって」
検査結果を見終え、二枚まとめてシュラに返却した。
「違う、さっきサガと話したがお前は発情期前後、聖域を離れて違う場所で過ごしてもらう」
「はぁ」
「Ωだろうとお前は聖域に必要な蟹座だ、発情期以外は普通に動けるだろ?」
話しながらシュラは二枚の紙を宙に投げ、以前と同じように粉々に切り裂いた。
「ふーん、で、俺はどこに連れて行かれるんだ?」
せめてゴミ箱の上でやれよ…とデスマスクは散らばった粉をサイコキネシスでザザーっと集め掃除する。
「それはこれから俺が決める」
「お前が?」
「俺がお前を連れ出さなくてはならない、αの誰もが知らない場所へ」
またあからさまに嫌な顔をされた。
「βだから?」
「そうだ」

コワ…と言いながらデスマスクはまだ体が怠いのかソファーで横になった。
「そんなに俺のβが信用できないのか」
「だってお前デカいし、態度もデカいし、肉ばかり食ってどう見てもβって様じゃねぇよ」
「お前とそう変わらないだろ、αのアフロディーテが一番小さいぞ」
態度もな、と付け加えれば「あぁ、そう言えばそうか」と素直に納得していた。
「お前は本とか外で得た知識に左右され過ぎだ」
自分でもそう思う節があるのか、デスマスクは口を曲げて黙ってしまった。

ため息をついてシュラが話を戻す。
「Ωの発情期はおよそ1週間と聞く。前後含めて2週間くらいになるだろう。その間、聖域に蟹座と山羊座は不在となる」
「デケェ穴が開くな、十二宮ガラガラじゃねぇか。俺をクビにしないのが不思議なくらいだ」
「サガは…良い方はお前の身を案じている。Ωだからと聖域の外に放り出すつもりはない」
今のところ清らかなサガはΩの黄金聖闘士に対してしっかり向き合おうとしている。話し合いの中でシュラは確かにそう感じたが、サガの本心を読むことができないというのも過去の事件が証明していた。デスマスクもそこが気になるらしい。聖域崩壊の火種になりかねないΩを残し囲う意味に、もっと別の思惑があるのではないかと。
「サガの事は考えても仕方ない。今はお前が聖域で生活していくための環境を整えるためにできることを考えているんだ。一先ずそれで良いだろ」
「じっくり温めて、後で何か見返りみたいなモンを求めてこなければな」
「単に戦力は必要だろう」
戦力…か、と呟いたデスマスクは自分の腹部を撫でながらニヤっと笑った。
「Ω黄金とα黄金の子どもなんて稀少中の稀少だろうし、相当強いんじゃねぇ?」
気持ち悪いこと想像させるな、とシュラは冷めた目でソファーを軽く蹴った。

ーつづくー

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2023
12,09
 シュラが15歳を迎えアフロディーテも14歳を過ぎた。シュラは相変わらずであったが、アフロディーテには徐々にαとしての成長が感じられるようになっていた。黄金としてのコスモを増長させるように取り巻くαの持つ威圧的な空気感。アフロディーテはより強く美しく輝きを増していた。

 春、教皇宮の私室に呼ばれたシュラとデスマスクは7月に再検査を行う旨をサガから聞いた。その場にアフロディーテはいなかった。早い者は12、3歳から第二の性の影響が出るらしいがもちろん個人差があり、デスマスクにはまだΩの兆候は出ていない。
教皇宮からの帰り道でシュラは「再検査もう直ぐだな」とデスマスクに喋りかけたが「あぁ」と一言返ってきただけだった。無言のまま二人は双魚宮を抜け、やがて磨羯宮が見えてくる。こういう黙りこくっているデスマスクがシュラは苦手だ。なのでこのまま別れれば良いのだが今日は何か気になる。
「お前、調子でも悪いのか?」
磨羯宮内の真ん中でもう一度デスマスクに声をかけた。
「大丈夫だ」
いつもより低い声。悪くない、とは言わない。デスマスクの顔を見ると少し虚ろで眠そうな顔をしていた。
「お前まさかただの寝不足か?」
「寝たつもりだけどな、そうかもな」
シュラは気になってデスマスクの腕に触れてみた。体は思ったより暖かいが熱がある感じではなさそうだ。
「ナンだよ」
「熱でもあるのかと」
「少し眠いがそういう感じじゃねぇ」
シュラの手を払ってデスマスクは歩き出した。磨羯宮を抜け姿が見えなくなるまで眺めていたが、デスマスクが視界から消えた途端シュラは不安感に襲われデスマスクを追って駆け出した。
「下に用があるのを思い出した」
「あ、そう」
わざわざ並んで歩く必要は無かったが、後ろを付いて行ってもコスモで丸分かりなので追い付いたデスマスクに適当な理由を伝えた。

 無言のまま黙々と十二宮を下り、巨蟹宮内にある私室への分かれ道で「じゃあな」とデスマスクはシュラに手を振った。「暇なら寝とけよ」の声に小さく「あぁ」と聞こえてきた。バタン、と扉が閉まりシュラはようやく少し気持ちが落ち着いた。
デスマスクの私室周辺には個人的な結界が張ってあるようで普段から黄金クラス以外は出入りができない。ここなら安全だろう…となぜそんな事を思ったのかはシュラ自身にもわからなかった。そしてそのまま磨羯宮へ引き返すのもデスマスクにコスモを探られていたら何となく気まずいので、ロドリオ村まで行く事にした。
お金を持って来れば良かったな…と、本屋の前でΩに関する特集が組まれた雑誌を見つけてしまい、中身を確認しながら考える。結局、磨羯宮まで戻ってその本を購入した。
Ωの目覚めは風邪のひき始めに似ているらしい。

 6月、デスマスクが誕生日を迎える前。シュラはサガに呼び出されて教皇宮へ向かった。春からデスマスクの体調が優れないという。どんな勅命でも請け負ってきた彼が遂に休みを申し入れてきたと。
「以前から気に掛けてきたが、Ωの兆候かもしれない」
「……」
「お前がβであるという前提で頼みたい、今からデスマスクの元へ医師と共に行ってほしい」
再検査を前倒しで行うということだった。もしもΩが覚醒し、デスマスクが発情期に入っているならば私室から一歩も外に出してはならない。一般社会でもそれはΩにとって危険行為となるが、αの巣窟である聖域ではΩの身の危険の他に発情フェロモンに惑わされたα同士の闘争が勃発しかねない。巨蟹宮の私室へ入るためにはシュラが必要で、また万が一αが集まって来た時のためにもシュラが必要だった。
「俺がまず説明します」とシュラは十二宮を駆け下り、医師より先にデスマスクの私室へ向かった。

 デスマスクの私室に入った事はある。いつもアフロディーテと一緒だった。シュラだけで訪ねるのはもしかしたら初めてかもしれない。デスマスクは自身のプライベートを積極的に見せようとはしない男だった。
「デスマスク、シュラだが。」
私室の前の扉を叩き声を掛けてみる。返事は無い。
「検査が前倒しになった、今から医師が採血するために入るぞ」
デスマスクのコスモが揺らぐのを感じた。シュラがドアノブに手をかけゆっくり回すと動きは軽く、拒まれる気配も無い。立ち入りは許されているようだった。

 「デスマスク」と呼びながら先ずは居間まで行ってみるが薄暗く静かで誰もいなかった。
寝室か…。
Ωの発情期の過ごし方について書籍から無駄に知識を得てしまっていたため、様子を伺うのを躊躇った。いや、まだΩと決まったわけでは…と言い聞かせ寝室の扉を叩く。
「デスマスク、ここか?今開けていいか?」
「……」
何か聞こえてきたが聞き取れなかった。
「すまん、聞こえない。入るぞ」
ドアは軽く開いた、隙間からゆっくりデスマスクを探しながら中の様子を伺うと、彼はベッドの上に上体を起こして座っていた。想像していたコトは起きていないようで、シュラは安心してベッド脇に駆け寄った。
「起きていて大丈夫か?調子が悪いと聞いたが」
「…よくねぇから、こんなんなってんだろうが」
前髪を下ろしているデスマスクは目を閉じて項垂れ、息苦しそうにしている。
「早く、医者連れて来てんだろ…」
「あぁ」
言われて直ぐに巨蟹宮の私室前で待っている医者を呼びに戻った。もっと遅く来るかと思っていたが聖域専属医師は十二宮の上り下りに長けているらしい。

 医師は簡単にデスマスクを診察し、採血を行った。ついでにシュラの分もと言われその場で行った。医師は自身がβであるため数値を見ないと断言できないが、と前置きしてから
「前回の結果も踏まえておそらく今の症状はΩの発情期と思われます」
と告げた。今回はまだ軽いと思うので薬が無くても耐えられると思いますが、辛い時に…と副作用のほとんど無い弱めの発情抑制剤を処方した。
「発情期の終わりは自身でわかると思います。それまではこの部屋から出ず、βの方を頼ってください」
特にここはαばかりですから、いくら貴方が強いとはいえ絶対に出ないように。そう念を押して医師は帰って行った。

 デスマスクはしばらく薬を手にして眺めていた。
「…飲むか?飲むなら水を用意するが」
「…コレが効いたらΩ確定って事だよな…」
「…まぁ…そうなるな」
少ししてから薬を枕元の棚に放って横になり、布団の中へ潜り込んだ。飲まないか…とシュラはベッドに手をついて立ち上がると、ひょこっと布団の中からデスマスクが顔を出し「水持って来い」と言い放った。

 「もうさ、俺わかってたんだよ」
薬を飲み終えて再び横になったデスマスクがぽつりと喋り始めた。
「自分の体の事だからよ、あ、これやっぱΩの兆候なんかなって事がいくつもあったんだ」
「そうだったのか…」
デスマスクはシュラの方を向き、腕を伸ばしてベッドの下を指差した。
「この下の引き出し開けてみろ」
急に何だ?と思いながらシュラが引き出しを開けると、そこには第二の性について書かれた本が何十冊と並んでいた。
「お前も気にしてたようだから言うけど、俺も結構あの本屋で買ってたんだよな」
「そうか…」
この事は正直シュラにとって意外ではなかった。デスマスクの繊細な面を知っていればむしろこれくらいしていて当然と思える事だった。
「あー読みたいのあれば持って行って良いぜ、Ω確定なら色々考察する必要も無くなるしな」
シュラは自分が持っていない雑誌を一冊取り出す。
「こういう雑誌は内容のほとんどがαとΩだった」
「そうだよ、β向けの記事なんてほとんど無ぇからお前何見てんのかなって。やっぱαに憧れてんのかなとか思ったわけ」
てかどうせお前は次α判定出るんだろ…とぼやいた所でデスマスクはシュラを見た。
「やばい、お前どうせαになんじゃん…これから俺に近付くなよ」
「今はまだ違う」
「そういうの怖すぎんだよ!いきなり豹変したαに喰われるΩ話とか知ってんだろ!」
「知ってはいるがお前なんか…」
と言い掛けてシュラは口をつぐんだ。
「はぁ?!俺なんか襲うわけねぇって?!そういうαが事件起こしまくってんだろうが…っ!」
「?!、おい!」
まだ薬は効いていない、熱を上げてシュラに突っかかったデスマスクは目眩を感じ布団にドサっと沈み込んだ。
「大丈夫か?!」
荒い息を繰り返しながらサッと目元を手で覆い隠す。
「…すまん、適切な事が言えなくて」
グズっと鼻を啜る音がした。
「気ぃ遣ってんじゃねぇよ…クソ!ムカつく!」
かと言って適当な事も言えないだろとシュラは思い、この状況に成す術が無かった。
「発情期の間ここから出られねぇ…何だよ、巨蟹宮に閉じ込められたデスマスクって、俺の事じゃねぇかっ…」
その通りだ、と笑っていいのかもわからず何も言えない。
「おい、気まずいなら帰れぇ!帰ってαの勉強でもしてろ!」
酷い追い出し方だと思ったが、今はそれに乗るしかないなとシュラは立ち上がった。声は震えて、相当傷付いているだろうことはわかる。しかしシュラはそれを癒す技術や才能が無いことも自覚していた。デスマスクの場合は無理に側にいるより一人にさせる方がいい。

 部屋を出る際「一応…まだαではない。今が本当に発情期であるのならお前のフェロモンも全くわからない。」だから…「信用できる間は俺を使え。αの兆候があれば直ぐに連絡する」
それだけ伝え、シュラは教皇宮へデスマスクについての報告に向かった。

 シュラが出て行ったあとデスマスクは布団の中で体を丸めて涙を流した。泣くことなんて今まで滅多に無かった。人前でなんて特に。これもΩに目覚めてしまったが故の弱さなのかと悔しくて泣いた。最強の黄金聖闘士であるのに、このせいで自分はどんどん弱くなってしまうのかもしれないと思うと恐ろしかった。αたちは強さを増していくであろうのに。泣きたくなくても今、涙すら止められない。体が、腹部がジンジンする。嫌だ、怖い…変わってしまう…!
Ωって何だ。発情期って何だ。妊娠って何だ。αと番う事がΩの幸せ…?デスマスクは全部調べた。Ωが持つ特性の全てが黄金聖闘士にとって必要の無いものだった。αに守られての愛なんかいらない。アテナの加護をとうに裏切っている自分には、巨蟹宮のデスマスクには愛など必要ない!戦い抜く強さが欲しかった。邪悪なサガの悪行からいつ崩壊してもおかしくない聖域で、いつかサガをも退け自らが君臨できるほどの強さが欲しかった!フェロモンなんかで狂わせるのではない。力で、俺の実力で!!なのに、これでは…一人で生きていく事すら…

 教皇宮へ向かっていたシュラは不意にコスモの強い歪みを感じ足を止めた。巨蟹宮へ引き返そうかと思ったが、やがて薬が効いてきたのか落ち着いていったので再び上を目指した。
「可哀想…か」
一言呟いたシュラは言葉に似合わず軽く微笑んでいた。サガやアフロディーテに、デスマスクがおそらくΩである旨を早く知らせたいと思っていた。再検査の結果が楽しみだった。自分のではない、デスマスクのものが。
こんなこと…絶対に言えないが、シュラはデスマスクがΩであった事を心の底で嬉しく思っていた。

ーつづくー

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2023
12,08
 第二の性の検査結果を聞いてから一年、三人の様子は以前と変わる事なく月日が流れていた。来年には年下の黄金聖闘士たちも12、3歳を迎えるため全員の検査結果が出ることになる。サガの提案ではその時まで何事もなければ三人も同じタイミングで再検査を受けようという話になっていた。

 ある日聖域からほとんど外に出ないシュラが珍しく最も近い下界のロドリオ村へ来た。外に出た目的は無かったが、とても気持ち良く晴れた日だったので何となく出掛けてみたくなり聖域を抜け出した。途中、巨蟹宮を通るがデスマスクも不在のようだった。村の中を一通り歩いたあと本屋の前で立ち止まる。目についたのは格闘雑誌などではなく、性問題についての最新情報がまとめられた本だった。
この一年間、ふと思い立っては聖域内の蔵書をあさりΩについての記述を探した。βやαについては興味が湧かなかった。聖域にある本は真面目な論文ばかりなうえ少し情報が古い。本屋にある発行されたばかりの本は専門誌と言うより大衆向けの砕けた内容であったが、それがリアルで新鮮に思えた。
少しパラパラめくるだけのつもりがつい5分10分と目を通してしまい、止まらない。タダ読みは申し訳ない…買うべきかと本を手にして振り返った時、思いもよらない人物と目が合った。
「まじ?」
シュラが手にしていた本を見て、直ぐ後ろにいたらしいデスマスクが目を丸くしていた。

 「お前全然気にしてねぇと思ってたんだけどよぉ…まぁそうだよな。βよりαの方が良いよな」
聖域への帰り道、本を買い終えたシュラを見て何を思ったのかデスマスクが気遣うように喋り出した。
「いやでもよ、気にすること無ぇって。お前次はα出るって」
デスマスクはシュラがβを気にして第二の性に関する本を買ったと思っているようだが、シュラの感心はΩにしか無かった。しかしそれを訂正することはしなかった。
「まぁもし本当にβだったとしても今の生活が変わるわけじゃねぇし、Ωみたいに悩む事は無ぇって」
ハハハっとデスマスクは笑う。デスマスクの様子は確かに以前と変わっていない。ただ、この1年の間にデスマスクは後ろ髪を切らなくなった。そういう髪型にしているだけだと思えれば良かったが、シュラはデスマスクが首を隠した意味に気付いてしまった気がしてその僅かな変化に何も言えなかった。
やはり、なんて繊細な奴なんだろう…と伸ばしたえりあしを眺め、心の奥底でまた何かが疼いては直ぐに消えた。

スッとデスマスクの視線が路面店のショーウィンドウを見る。何を気にしたのかとシュラもつられて見てみると、そこにはΩ用の保護首輪を着けたマネキンが立っていた。TVや雑誌でしか見たことのなかったΩの姿。それが例えマネキンであろうとも実際に目の当たりにするのは初めてだった。ここに展示されているという事はこの小さなロドリオ村にもΩがいるのだろうか。
「……おい、あんま見んなよ。買うのか?」
デスマスクに言われてシュラは引き戻された。
「……ハァ、ま、正直に言えばオレも気にしちまうんだよ。すげぇ悔しいけど……」
伏目がちに、素直にそんな事を告げられると普段と違う雰囲気に少し調子が狂う。
「…それは仕方ないだろう、俺たちの前では無理に振る舞う必要もない。来年には笑い話になるだろ?」
「そうなりゃいいけどな」
デスマスクにしては威勢の良くない返事だった。

ーつづくー

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2023
12,08
 この世には肉体による男女の性別のほかにαβΩという第二の性が存在していた。生まれた時には血液型と同じく正確な判定が出ないことが多いため、国や人種によって差はあるが公的機関で検査をする場合は12歳を過ぎて行う事が多い。第二の性を無視する国もあったが聖域はとても狭い特別地区であり、Ω争奪戦によるα同士のくだらない内部崩壊の可能性を考えると第二の性については無視しきれなかった。とは言え選ばれし聖闘士となる者の98%以上は体格、才能共に最も恵まれるとされるα判定を受ける。聖闘士でβ判定が出る者は少数いるがΩ判定が出た報告はここ数十年無い。せいぜい雑務をこなす聖域関係者くらいだ。世界的にみてもΩの出現は希少であり、それ故にΩを求めてα同士が起こす事件が一般世間では度々報じられていた。検査は「念のため」程度のもので全員がαであることを確認するだけだと思っていた。それが黄金聖闘士であればα以外考えられないというほどに。今年12歳を迎えたアフロディーテと13歳になっていたシュラ、デスマスクの検索結果が今日報告される。

 教皇宮の中にある、現在はサガが使用している私室に三人は黄金聖衣を着用せず軽装で集まっていた。
「これは酷い誤判定だな」
デスマスクは自分の検査結果に目を通したあと紙を折り畳み、右側に立つシュラの検査結果を覗き込んでそう呟いた。
「何?シュラはαではなかったのか?」
二人の様子を見てアフロディーテが訪ねた。
「βだってよ、黄金聖闘士のくせに?」
と言いながらデスマスクはシュラの上腕を掴んで揉む。武闘派の黄金聖闘士として何の文句もない体つきは本人の努力ももちろんあるが、聖闘士になる宿命だとかα性による優遇も含めて存在しているものだと思っていた。それはシュラに限らず聖闘士に選ばれる者全てがそうであると思っていた。
「まだ検査が早かったのか?私のα判定も不安だな…」
シュラの結果を聞いたアフロディーテが呟くと、静かに見ていた清らかなサガが口を開いた。
「今回の結果は私も気になっている。シュラのβだけならばそういう事もあるかもしれないが…」
不意に紙がクシャっと潰れる音が響いた。
「デスマスクのΩ判定もとなると黄金では前例が無く、聖戦へ向けての準備や対策も変えていかなくてはならない」
「Ω…?」
シュラとアフロディーテが視線を隣のデスマスクへ向けると、彼は黙って床を見つめ検査結果の紙を握り潰していた。

 「15歳になっても兆候が無ければ全員もう一度検査をしてみよう、もし体に異変を感じたら医師を呼ぶので直ぐに知らせてくれ」
サガにそう提案され教皇宮から出た帰り道もデスマスクは黙っていた。
三人は聖域で出会ってから五年ほどの付き合いになる。普段はふてぶてしく憎たらしい物言いをするデスマスクが、意外と傷付きやすく繊細な男である事はシュラもアフロディーテも気付いていた。何かあればすぐに聖域から姿をくらまし、誰も辿り着けない黄泉比良坂の地で一人過ごしている。文句を垂れたり笑い飛ばさない時のデスマスクは厄介である。適当にニヤニヤしてくれている方がいくら腹立たしい事を吐いてこようが付き合い方は楽だった。
特にシュラは言葉を選んで話す事が苦手であったため、普段からデスマスクに対して自分から話し掛けることは少なかった。何がこの男の地雷になるかわからなかったし、表向きはカラッとしているようでどこか陰湿な雰囲気も感じていたため根に持たれるのも嫌だと考えていた。だから、双魚宮に着くまでアフロディーテは何か喋りたそうにしていたが結局3人とも無言のまま歩いて来た。

 「休憩していくか?」
双魚宮に着くなり、この時を待っていた!という勢いでアフロディーテが声を上げた。デスマスクとシュラは立ち止まり、シュラはデスマスクを見た。彼は少し俯いたままで、手にしている検索結果の紙は小さく握り潰され丸いボールになっている。シュラはなぜか無性にそれが面白く思えてつい声をかけた。
「お前それ落とすなよ、拾った奴が可哀想だからな」
「うるせぇ」
「何なら俺が限界まで刻んでやろうか?」
善意で言ったつもりだったがデスマスクの気に障ったらしく無言で一発殴りかかられた…のを避けた。この、どこか噛み合わない感じが2人の関係に一定の距離感を与えている。一撃を避けたのがまた悪かったのだろう、空振りした腕をゆっくり戻してデスマスクはそのまま帰ろうと歩き出してしまった。
「シュラァ〜!」
アフロディーテに何してるんだ!という顔で怒られる。彼は3人で話がしたいのだ。シュラは口を曲げてから軽く走ってデスマスクを捕まえた。
「すまん、アフロに付き合ってくれ」
返事も返さないしこちらを見ようとはしなかったが、掴んだ腕を引っ張ればついてくるのでそのまま双魚宮の私室にデスマスクを連れ込んだ。

 αは優秀、βは凡人、Ωは生産機、だなんて誰が言い出した事か。
「俺はβのままかもしれないが、お前は誤判定だろう」
「そうさ、デスはαの最上位である黄金聖闘士になっているのだぞ」
双魚宮の居間にある丸い机を囲んでソファーに座った三人は、お菓子を食べながら第二の性に対する文句を繰り返していた。
「なぁ、いつまでもソレ握ってないで机にでも置け」
シュラはデスマスクの手のひらを開かせて小さく潰された検査結果の紙を机に置く。
「お前が落とすなっつったんだろ」
「ここなら問題無いだろ?また帰る時に握り締めていけ」
その言葉を無視してデスマスクは机に置かれた紙のボールを取り戻し、丁寧に開き始めた。改めて自分で見返してからそれを机の真ん中で広げて見せる。
「6月24日生まれ、男性、A型、Ω…」
デスマスクは呟き、シュラとアフロディーテは検査結果を静かに覗き込んだ。Ωの特徴は男性でも妊娠可能であること、しかしそれは女聖闘士も同じだ。
「問題は、発情期というものが定期的にくること…」
シュラがチラ、とデスマスクを見れば一瞬眉を寄せ不安そうな表情を見せかけたが、直ぐに鋭い視線で見返してきた。そしてグッシャグシャに波打っている検査結果の紙を差し出した。
「斬っていいぞ」
「は?」
シュラの間抜けな声にデスマスクが声を荒げる。
「"は?"じゃねぇーよ!お前が斬り刻んでやろうか?とかドヤって言ってきたんだろうがぁ!!」
あぁ…いいのか?とシュラは差し出された検索結果の紙を受け取った。
「せっかくだから派手にやってくれ!」
そう言いながらデスマスクはソファーにどっかりと沈み、いつもの悪い顔でシュラを見上げた。その顔を見たシュラはニヤリと笑って見せ「試してみたい事があったんだ」と検索結果の紙を宙に浮かせれば光の速さで右手を振るい始めた。いつもの一振りではない、どれだけ腕が回るのだと光速も見切れるデスマスクとアフロディーテが荒技に感心して眺めれば、一瞬にして紙は机の上に粉々に散った。みじん切りでもない、まさに粉と化していた。
「へぇ〜…すげぇじゃん」
デスマスクが残骸を指でつつく。
「これでプライバシーは守られるだろう」
再びニヤリと笑ったシュラはソファーに戻り、小さな焼き菓子がたくさん入った袋を開けて一つ口へ放り込んだ。
「やっぱよぉ…」
デスマスクが呟きながら手を出してきたのでシュラはその手の上に焼き菓子を乗せてやる。
「お前も絶対にβじゃなくてαだろ」
「そう思ってくれるか」
「今回ぜってぇ向こうが何かミスしたとしか思えねぇ!」
急に元気を取り戻したデスマスクは手のひらに置かれた焼き菓子を食べる前に勢い余って握り潰していた。ゆっくり手のひらを開いて、その残骸を真顔で見つめる様を見たシュラは「漫画かよ」と軽く笑ってもう一つ、焼き菓子をデスマスクに差し出してやった。

 その日シュラは予定があると言って先に双魚宮を出た。デスマスクとアフロディーテは仲が良い。調子を取り戻したようなので二人で話した方がきっとデスマスクにとっても良いことだろうと思った。先に聖域でデスマスクと合流したのはシュラであったが、なんとなくデスマスクに距離を取られていた。シュラも無理に仲良くしたいとは思わなかったしそもそもデスマスクはあまり聖域にいなかったため、同じ歳の黄金同士ではあったが上辺の関係が続いていた。年上の黄金聖闘士にも同い年の二人組がいたが、彼らのように互いを気遣い合い尊敬し合える仲にはなれそうもなかった。
アフロディーテは誰に対しても隔てなく接してくれる。デスマスクの方がアフロディーテを気に入ってよく一緒にいるようだった。シュラは自分と何が違うのか全くわからなかったが、特に気にすることは無かった。

 同じ年頃の三人で集まる機会が増えたのは10歳の頃にサガが事件を起こしてからだ。すでにαの判定も出ていたサガは黄金聖闘士としてもαとしても聖域最強クラスと言われている。普段の清らかなサガであれば無闇に力を振るう事もなく頼もしい存在であるだけなのだが、彼の内にはもう一人邪悪なサガが存在していた。突如表に現れた邪悪なサガは前聖戦を生き抜いてきた教皇を私欲のために暗殺し、降臨したばかりのアテナを守るため連れ去った仲間のアイオロスを殺そうとした。アイオロスとはまさにサガと同い年同士の黄金聖闘士で、側から見れば二人とも信頼し合えていたように見えたのだが、こんな簡単に関係が崩れてしまうものなのかと周りは考えさせられた。
サガは初め、アイオロス殺害にデスマスクを向かわせようとしたが間が悪く黄泉比良坂へ潜っていたため不在だった。結局シュラに追撃とアテナ奪還を命令し、自身は手を下さず、やがて清らかな心を取り戻した頃にアイオロスとアテナ行方不明の報を受けた。突然教皇の仮面を外し悲嘆に暮れるサガを見て、ずっとそこにいるのは教皇シオンであると思っていたシュラとアフロディーテは状況が飲み込めなかった。しばらくしてやっと教皇宮に現れたデスマスクは二人から「何をしていた!」「どこにいたんだ!」と浴びせられる非難の声を無視してサガの目の前まで行き、見下しながら「シオン様が殺された」と低い声で告げた。
デスマスクはたまたま滞在していた黄泉比良坂でサガに殺された教皇シオンを見つけ、話を聞き、シオンを現世へと連れ帰ろうとしたが戻れる肉体が無いからと見送っていた。教皇シオンはデスマスクにとって聖域で最も信頼していた大人であり、おそらく一人で泣き腫らしたのであろう目元は赤く、瞳は潤んでいた。
こうして一人の仲間の暴走により聖域に取り残された三人はまだ第二の性すら定まっていない子どもであったにもかかわらず、年長者を失った聖域の今後を黄金聖闘士として背負わされる事になったのである。サガのこともあり一人での判断は危ういと、何かあれば必ず三人で話し合う事を約束した。

 それからシュラは事件前よりもデスマスクに会う機会は増えたがアフロディーテとデスマスクのような仲になる事は無かった。ただ用事で話をする機会が増えて、案外真面目だなとか表裏のある奴だということは見えてきた。
今回デスマスクにΩ判定が出た事が気にならないわけではない。自分にβ判定が出た事よりも重大な問題だと思った。シュラの家族は全員βであったし自分がαでもβでも黄金としての実力が衰えるわけではないのならどちらでも良かった。絶対にαでいたいというプライドは無く、今黄金聖闘士である事が全てだと思っていた。だがこれがΩであるならば話は違ってくる。今までの生活習慣全てを見直さなくてはならない事態だ。聖域に来るまでの間にもΩだという者はTVや雑誌くらいでしか見たことがない。
こんなこと…とても言えないが、デスマスクがΩだったら…
という好奇心がシュラの心の奥底で静かに疼いてすぐに消えた。やはりあいつにはαであってほしい。Ωなんてこれ以上聖域の問題が増えるのは困る。
磨羯宮に到着し、私室に戻ったシュラは第二の性について詳しく書かれた冊子を引き出しから見つけソファーに寝そべった。目次から最初に捲ったのはΩの頁だった。

ーつづくー

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2023
12,08
まだまだ完成はしていませんけどもオメガバ文を次から徐々に投稿していきます(゚∀゚)ノ
長くなるので適当に切っていきますが、それでもスマホの方は気合いが必要かも(`・ゝ・)
この際、好きなだけ書くか〜とだっらだらいく予定。本編は全年齢向けで書きますが、追加したくなったらpixivでR18を足します。
語彙の限界で相変わらず細かい背景描写が無い…何かやっぱ漫画で想像してしまうので脳内背景を文字にする概念が抜けている。せめて小学生向け文庫本くらいのわかりやすさが欲しいけど逆にそういうのも難しいっていう。最終的に(pixiv投稿時)色々修正される見込みです。

走り書きの時、序盤はシュラがΩデスマスクに全く興味無い風に書いてましたが、最初からジワジワ執着してる感じに変わってます。
デスマスクがΩ堕ちして嬉しい(ワラ(*・ゝ・)みたいなヤバ感。本人も自覚していない「あのデスマスクがΩ(笑)」っていう最低な愉快感と「コイツを俺のΩにするんだ」っていう太古からの執着。βに擬態して生まれてくるという遺伝子レベルで狡猾な追っかけストーカー。この無自覚なヤバさがαメーター突き破って最終的に「俺のデスマスク可愛い」の一言で解決する…と思います…。多分。そういう愛情。

デスマスク本人はシュラがヤバかろうが、何があっても自分を溺愛してくれる様に快感を得ているので問題ないです(・ゝ・)b…そう、手遅れです…

自分が星矢ハマりたてでまだ山羊蟹でもない頃から「デスマスクよりシュラがヤバい(人間的に)」と言っていたのが今でも貫かれていることに感心します。私はシュラを何だと思ってるんだ。

ドヤ✌︎(・ゝ・)✌︎<半殺しにした男よ‼︎
ドヤ(σ・ゞ・)σ<今すぐ首を落として楽にしてやる
ドヤ☝︎(・ゝ・)☝︎<そうら そうら そうら

いや、やっぱヤバい…もうミリも言い逃れできないレベルで完全に悪役の台詞(笑)「そうら」で煽ってくるのジワる(笑)
これでいて3人の中では1番まともそうに死ぬから、世渡り上手と言うか周りに悪いイメージを持たせない才能みたいなのは感じる。デスとアフロだけはそんなシュラを感性がズレてて変な奴だと見抜きながらもフォローしてくれる。感性がおかしいから、デスはシュラに惚れられる…

クク…(・ゞ・)σ≡σ(;´Д` )ぴぃ…ぴっ…ぴぃぃ…
「そうらココが良いのか?ココか?ココかぁ?

こんなシュラでも同人ではスーパーダーリンとして輝けるのです(・ゝ・)ドヤ

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2023
12,04
先週から家族の風邪が移ってしまいPCに向かう気力が無い時にオメガバ話をタブレットで小説っぽく書き始めましたが、改まって書くと勢いが薄れて面白みがなくなるかもしれない…(゚∀゚`)どうでもいいような説明やエピソードが増えてるだけではないか?と思ったり、やっぱ勢いと説明すっ飛ばしの良い所取りは簡潔で良いんだなぁ。
起承転結の割合がよくわからんですね。「承」がだっらだら長くなりそうで(笑)漫画の時も最初はそんな事考えないので一通り書いてみるしかないか。有り余る山羊蟹ネタを少しでも消費すべく、頑張ってみようと思います(`・ゝ・)φ
漫画でもどんどん長くなる癖があるので(簡潔にまとめられない)全体的にだらだらしたものになる気はします(゚∀゚`)が、やってみるしかわからん。
もうちょい書いたらキリのいい単位でブログに投稿します(゚∀゚)ノ全部完成したらpixivに。来年になると思われる。で、何かの機会に挿絵付けて本にしておく。記念に(笑)



こういうシーンは多分無い…。牙萌えは落書きで発散する(∩゚∀゚)

PC向かえる時はエルマニ漫画、PC使えないけど暇な時はシュラデスオメガバを書く事にしよう。予定崩れてエル誕にはおそらく間に合わないので(゚∀゚`)
1日1コマしか進まない時とかあって悲惨(笑)冬休みになる前にペン入れまでは終わりたいけどどうかな(・ゝ・)

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2023
11,29
ほぼ毎月言ってる気がしますが11月も秒で終わり、既に1年が終わる気分。あっという間過ぎる。

年明け、時期は未定ですが初期の山羊蟹本「JUNBREEZE」「THE AZURE」をpixivに再録しようと思います。アナログ原稿のスキャンが遅いので時間がかかるんだ…(゚∀゚`)でも「髪ぼさ」作った時150頁くらいスキャンしたので自分の根気次第である。
どちらも描き直したいくらいですがそれより新作描きたいし、この頃の設定をずっと引きずっている部分もあるので無視できないなぁと。
どうでもいいウチ設定で、冒頭何となく描いたデスマスクの母親はアフロディーテに似ている。なのでアフロに馴染みやすいんだけどどことなくアフロに頭が上がらないし、アフロに迫られると「違う」ってなってしまう。山羊蟹話だとこんな感じ。
もう描く機会は無いだろうけど魚蟹に全振りする場合、アフロは完璧な白馬の王子様です(笑)



オメガバ落書き2。
オメガバで山羊座に牙、蟹座に首輪だと黒豹が猫飼ってるみたいだなと思うのですが、あれですよ…キティちゃんが猫飼ってるみたいな状況(笑)いやキティちゃんに牙は無いですけども。

W山羊蟹で1番デカいのはエルシド様。マニゴルドもシュラよりデカい。エルシド様とデスマスクを比べると身長3cm違って体重は5kgも差が出る。5kgはでかいな…5kgのお米分ですもんね。
シュラには(・ゝ・)「重っ」って言われてもエルシド様には(・ゝ・)「軽いな」とか言われそう。そこでまたエルシド様の高感度upでシュラぐぬぬ…(・ゞ・)

↓エルマニのオメガバ案も前に書き出したのでついでに。

マニゴルドはΩ。エルシドはα。まだ抑制剤など開発されていない時代で適当な薬草や香水で匂いを誤魔化したりする程度。全然効果は無い。聖域の聖闘士たちはほぼαだが、Ωに惑わされないように特別な訓練を受けている。内容は極秘。また滅多にいないがΩ聖闘士がαに惑わされないよう受ける訓練もある。エルシドもマニゴルドも訓練済みで基本的には耐えられる。

LCの世界は無印とは並行世界なのでその特別な訓練方法が無印の世界にはない。直系のND時代は聖域にΩはおらず(デストールはΩに憧れるドαだった)全聖域が安堵した。主にデストールに対して。

マニゴルドもセージもエルシドが番になる事を許可しているが、エルシドのこだわりで2人は番になっていない。しかし夜な夜なエルシドがマニゴルドの元を訪れて、眠っているマニゴルドの頸を舐めていく事がある。時々首輪を強く引っ張られて舌を差し込まれるのでマニゴルドはそれを知っている。
もしかしたら、師匠から贈られた首輪をずっと着けているのが本能で気に入らないのかもと思い、エルシドを誘って首輪を買いに行く事にする。

エルシドはαの牙をよく思っていない。マニゴルドに触れる時もなるべく牙を立てないようにしている。その行為によってマニゴルドはかえって牙が触れた時に一気に体が熱く興奮するようになってしまうがバレないようにしている。でも最終的に我慢できなくなって、エルシドに「どこでもいいから噛んでほしい!」と錯乱状態になり、果てはエルシド以外のαに「噛んでくれ」と助けを求めにいってしまうなど一波乱ある。マニゴルドの事を考えているつもりだったが自分のこだわりを押しつけているだけだったと、限界まで我慢させて傷つけてしまったことを悩みまくるエルシド様。訓練を受けているためオメガバースにおいて自制心が働くことの弊害だった。もう甘噛みなどは気休めにもならず、徐々にエルシド自身もマニゴルドが他のαといる事に苛立ちを感じるようになり、遂に牙を立ててマニゴルドを番にする。
こんな感じ。

小説は書けないけどそれっぽい文章でいいからオメガバを形にしたいなぁ〜。
それか描きたいシーンだけ漫画描く(笑)…だったら本腰入れて描いた方がいいな…

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2023
11,24
ネップリも終わりこれにて星祭りテスト版の全行程が終了!(゚∀゚)
星祭り出始めてからナンダカンダ毎回通販出るので、参加して存在アピるの無駄ではないなと思います。当たり前のことですけど(笑)
直参イベントも眺めていると「買うためにここに来ました!」が9割のイメージ。昔みたいに色んなサークルの本を片っ端から中身吟味して選んで買っていくタイプの人が減ったかな。コロナの影響もあると思われる。

Xアカウントも検索出るように戻ってました(・ゝ・)b
まぁ…腐なだけに普段は検索出ない方が良いのですが(゚∀゚`)

一応、先月に翡翠もアカウント取ってるんですがなんせα版で公開開始してるサービスなのでまだ全然お勧めできない(笑)
住めば都になれば良いですけどpBL系列だから嫌な人は嫌だろうし閲覧も登録必須だし。でもpBLみたいに単純に画像保存できないとかは対策されてるのでそういう部分は良い。スクショはどうしようもないだろう…。自分で画像にフィルターかけるみたいなのもありますよね。スクショには効果ないかもしれないけど。
翡翠使うならpBL代わりに成人向け落書き(※但し全然見えてない)用にしようと思います。ゆるエロとでも言うのか。あなた全然描かないじゃないか!と言えばそうなんですけど(笑)
今は鍵中なのでもし使い始めたらまた(゚∀゚)ノ



エル誕用の漫画にお色気シーン一切無いのに扉絵だけこんなになってしまったので描き直すか迷う…(・ゝ・)扉絵詐欺にならんだろうか…

エルシドとマニゴルドは身長同じ。体重はマニゴルドの方が軽い。やはり筋肉の質の差か。エルシド様は間違ってもマニゴルドに対して重いとか言わないだろう。
(・ゝ・)(・ゞ・)…

エルマニを現パロに言い換えるならば、社長の息子(養子)が同僚にいて社長から
セージ「シジフォス君やツバキ君たちから君の仕事ぶりは聞いているよ、仕事熱心なエルシド君はまだ独身か。恋人はいるのか?同じ年頃のうちの息子なんかどうですかな?」
(゚∀゚)「何言ってんだよボケジジイ!こいつ困ってるだろうが!」
(゚∀゚`)…もじもじ…
(・ゝ・)「…」
で、それまで全く興味無かったけど何か意識し始めてしまう系。

セージ「お前はいつもエルシド君の仕事ぶりを観察しておるからな」
(゚Д゚;)「見てねぇよ!!!!」
(・ゝ・)「……」

それまで常に部下3人の視線は感じていたが、時々マニゴルドの方を見るとよく目が合う事に気付くエルシド様。
恋の予感…(・ゝ・)

その会社のすぐ向かえにほとんど同じ事業の会社がある。
ビルの上部にあるフロアには幼馴染で苦楽を共にしたことで有名な3人の幹部社員がいた。かつて会社の立て直しのために未成年でありながら裏社会に潜入し闇の仕事に手を染めていたという…。全員、1年という犯した罪に対しては短過ぎる刑期を終え再び社会に復帰していた。
会社としては倒産を食い止めた功労者とされ今では真っ当な生き方をしているが、まだ自分たちを狙う者もいる。彼らは不必要な外出を避けるためビル内部の居住施設で暮らしていた。
特にデスマスクという防犯上会社内でも本名不詳の男が1番狙われており、ビルのセキュリティは万全ではあるがシュラという男が彼と同居して万一に備えていた。それは事実であるものの、1人でもほとんど無敵状態の2人が同居しているのは恋人同士だからと言う方が正しい。その事を知るのはアフロディーテと会長の城戸沙織だけである。
シュラはデスマスクを外に連れ出したいと考えており、静かに暮らせそうな国が無いか探していた。

向かい同士の会社、面識は無かったがマニゴルドとデスマスクはよく似ており、本来デスマスクは銀髪であったが社会復帰する際、シュラの勧めで髪を紺色に染めた。それはマニゴルドと同じ髪色だった。またエルシドとシュラも双子のように似ていた。
デスマスクを狙う者たちは雑な情報だけでそこまで見分けがつくはずも無かった…

ーーー
何か急にメモから物語に突入してしまった(゚∀゚`)
腕が唸り声をあげる前にストップしましたが、ほのぼの恋模様が描かれると思われたエルマニが無印シュラデスたちのとばっちりを食らう感じの話。「巻き込ま恋愛」の逆バージョン?まぁエルマニも強いからそんなに問題ないと思いますが(笑)
シュラがマニゴルドを助けたりして珍しくエルシド様がシュラに嫉妬するとかそういうの盛り込みたいですね。
これ以上迷惑かけれないと、シュラがデスマスクの髪色を戻す決断する。デスマスクも、どうせもう髪色くらいじゃ誤魔化せねぇからいーんじゃねぇの、って。そして間違った情報を正すためにシュラデスが元の姿で敵地に踏み込んでいく。
「また刑務所行きかな?」
「次は長そうだな」
「てゆーか出れるかな」
「それを恐れて前に叩き潰すことができなかった結果がこの生活だ」
「お前と共に過ごせるだけで良いと思っていたが、欲が出てしまうな」
「出れるさ、残り数年の命になったとしても」
「終わったら、外で俺と暮らそう。あの2人のように…」
っていうプロポーズも忘れずに(・ゝ・)

そこへシュラデスが再び殺人を犯さないようどうにかしてやりたいと考えたエルマニやアフロの想いを汲んで、サーシャと城戸沙織が動きます!!
…これ現パロでは無理な気がしてきた。

まぁ…描けませんが…(゚∀゚`)絶対100頁いく…
あ、文字の走り書きならばいけるかも?(・ゝ・)φ

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2023
11,20
星祭りお疲れ様でした(゚∀゚)b
やはり昼間は無風(訪問者はちらほら)、夕方から栄え始めますね。メッセージありがとうございました!
結局、昼間は原稿ではなく唐突に店舗改築(・ゝ・)φ゛



テスト会場の画像ですが、やっつけ感が(笑)砂の色が薄くてデスマスク消えそう(゚∀゚`)
次回の星祭りもピクスクであれば色々修正します。色とか、アフロや盟追加したり。エルマニ傘も追加したり。今後会場がピクスクでなければもう表に出ることはないだろう…(゚∀゚`)
最初はとあるスモールワールド意識なパステルカラーパレスを建設しようと思ったのですが、そこに山羊蟹要素があるのか?と筆を止めて何故か屋内海岸に。もっとシュラの周りに蟹を集めたい。

元々はアバターを新しく作ろうとも思っていましたが結局やれず。
「UMAのナイトクローラーみたいな動きをする蟹ヘッドパーツ」というメモが残ってます。気分が変わらなければいつか作るはず。ただ、チマい蟹がたくさんわしゃわしゃ動いていくアバターも面白そうだなと思ってます。どうしようかなぁ。

さてエルシド誕漫画(とは言え内容は誕生日関係ない)の頁数を出して開始しました(・ゝ・)
暫定11頁。フル聖衣漫画…間に合うとは…思う…。
700字程度なので8頁くらいかなと考えてましたが、やはり「間」が欲しい…「テンパランス」頑張ったけど詰め詰め感あるのでもっと間が必要だなぁと反省。
在庫箱に昔の本も隠してあるので通販やる度に見返してしまうのですが「パーゴラ2」と「明けの告白」の描き下ろし漫画がちょうどいいテンポで描けてるなぁと自分に感心します(笑)あれくらいがいい。過去作全部の中ではパーゴラ2の後半が1番綺麗にまとまって落ちたと思う。前半は物足りないけど(笑)
何本漫画描いてもなっかなか思い通りにはいかないものです。そりゃプロの方でも1作のために何十通りとネーム切るんだもんねぇ。
素人なりに頑張ります(゚Д゚)ゝ

で、エルマニ描く用のBGMプレイリストを作りたいけどエルマニっぽい曲が全然無い(※うち基準です)シュラデスは悲壮感あるからザックザクなんですが、エルマニって堂々と散ってそこまで悲劇的でもないしラブラブも微妙に違うしでなかなかピンとこない。3曲しか入ってない(笑)
多分、マニゴルドっぽい歌はあるけどエルシドっぽい歌が無いのだと思う。もうFF4愛のテーマも入れておくか?この曲の無敵感を最近ヒシヒシと感じます。
そうか…エルシド曲って歌詞無い方が良いかもしれない…(・ゝ・)
クラシックとかサントラ系も漁ってみるかな。

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2023
11,18
法事終了!
多分、今うちのXアカウントは仮死しております(゚∀゚`)
投稿してすぐにタグ合ってるか確認した時は出ましたが、少ししてから検索から消えたので画像アウト判定くらったのか?と思う。色がいかんのか?シュラの牙がいかんのか?(笑)
自分以外に表示数はジワ増えするのでフォロワーさん方やリスト?からは見えてると思われる。それを思うと逆に検索カスリ無しでこれくらいどっかで表示されてるのかとちょっと意外でもある…
しかし普段そう使わない割には今まで凍結とかも無かったので、たまには仕方ないですかねぇ。

ネップリ情報などは直接Xかpixivでご確認くださいませ(゚∀゚)ノ
ファミマは実績がわからんのですが、セブンで早速プリっていただきありがとうございます(∩゚∀゚)

ペーパー公開は当日11時前後〜23時過ぎまでpixivでやってます。午前中に予定があるので隙を見て非公開から公開に切り替える感じです。よろしければどうぞ(・ゝ・)

今回は13〜17時のどこか、あと21時半以降に店舗へ行けるのではないかなと思います。毎度原稿やりがてら滞在するので、生きてるのか?レベルでずっと店舗に転がってます。遭遇したくない方はその時間以外なら多分いません。いたらすみません…。

婚礼イラスト、元々デスマスクだけで考えましたがシュラ絵も追加したおかげで持っている相手の聖衣はレプリカなのか?状態に…。細かい事は気にしてかん…。



描きながら妙に既視感がある。一昔前のV系アー写にこういうポーズは多い(笑)
もっと耽美主義で意味不明な山羊蟹絵を描くつもりでしたが来年に持ち越しで。何だかんだ今年星矢ではフルカラーイラスト描いてないんですよね。単色風ばかりで。
フルカラー20枚くらいになったら本にする、と言ってきましたが10年かかりそうな気がしてならない(゚∀゚`)
いつも塗る間隔が空くので「どの筆でどう塗っていたっけ…」から始まる(・ゝ・)φまぁどうにかなるもんです。

フルカラーは1月のシュラ誕(2枚は無理そう)か2月の星祭りを目指す事にします。先にエルシド誕漫画とシュラ誕漫画…描くか?描けるか?チマなら描ける。チマでいくか?肌着ネタならある(まだ引っ張るのか)なんならもう明日描くか?うーむ。

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2023
11,15
ブログ用にめちゃ軽くしてるので見難いですが今週末のやつです(゚∀゚)つ



Xとかシブには綺麗なの上げます。ネップリの都合で明日以降かな?
昨年の蟹誕ネタ文集4つも19日夜まで再公開しておきます。直接行くか山羊蟹タグ(小説の方)からどうぞ。
軽い挨拶から重要なメッセージ、軽い感想重い感想、止まない山羊蟹愛を受け止める準備はできていますのでお時間のある方、ピクスク撤退していない方はボードでも直接でもご利用くださいませ(・ゝ・(゚∀゚)ノ

〜前回カプリストから爆誕漫画のその後〜

(・ゝ・)    (((゚∀゚`)))もじもじ

(゚∀゚`)「な、なぁ…」
(・ゝ・)「なんだ」
(゚∀゚`)「セッ……成人、向け、まだ頑張らなくていいのか…?」
(・ゞ・)「……」
(・ゞ・)「…頑張りたいのか?」
(゚Д゚;)「あ!そっ…そういうわけじゃねぇけどぉ!やるなら心と体の準備がって…」
(´・ゝ・)「……」

(´・ゝ・)つ (゚Д゚;)
「心配するな、俺は焦ってないからゆっくりいこう」

(´・ゝ・)?     (゚Д゚`)…ハァ…

(・ゝ・)…      ((((゚Д゚)ケッ…

(・ゝ・)「このまま焦らし続けたら開き直って全裸で登場しそうなくらいヤる気満々だな」

(・ゝ・)「まあ…」

(・ゝ・)「全裸で登場しても焦らすがな」

(・ゝ・)クク… .。oO(   え?((゚Д゚`;))しゅら…
  全裸で放置される蟹↑

 (・ゝ・)つ□    エエ…?((゚Д゚`;;))オレっぴ裸…
 「パンでも食うか?」

(・ゞ・)ククク…

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