2023 |
01,16 |
「なぁ、上顎ベロで撫でるやつやって」
「あれ結構大変なんだぞ」舌小帯切れそう
「ゾワってするの癖になる」
そう言ってぽかんと口を開けるデスマスクの肩を抱きながら、舌を差し込んで上顎をなぞる。
自分から言い出したくせに、くすぐったくて逃げようとするから頭を打たないようにゆっくり押し倒して続けた。
ギュッと目を瞑って時折震えている。
ーもういい!ー
の合図で背中をドンドン叩かれた。
「お前がやれって言ったんだろ?」
「っ、な、長ぇよ!ちょっとつつくくらいでいいんだよ!」
「そんなのわからん、最初に言え」
押し倒されたまま、そっぽを向いて急に静かになった。
「……どうした」
「……」
「もういいか」
「あ、ちょ…」
「なんだ」
「…普通の、いつもよくやる、キスやって…」
「どれくらい?」
「……いっぱい」
そう呟いてから、目線だけチラッと俺を見る。
「顔、こっち向け」
頬に手を当てればスッと誘導されて瞼を閉じた。
啄むような軽いキスを唇や頬に何度も落とすと、握り拳だった掌が緩んで今度は背中に縋り付く。
少し前まで、ただの仲間だった。
それがお互い不安を抱えるようになってからふとした時に肩を寄せ合うようになって。
キスをすればもっと暖かくなって不安が拭えるんじゃないかって…
そしてこの先また、それだけでは足りなくなった時。
…知識としてはある…
俺はこいつとそこまでしたいか?
こいつに求められたらできるのか?
目尻が緩んで気持ち良さそうに俺のキスを受け入れる生意気なコイツを見てしまうと…
迷うだけ無駄な気がした。
ーおわりー
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2023 |
01,11 |
「おいシュラー!お前の可愛くない彼氏が来てるぞー!」
闘技場で候補生たちの鍛錬を見ていたところにミロから声がかかった。
振り向いて辺りを見回すと、崩れかけた石柱の上に座っているデスマスクを見つける。
「今日は用事があるんだっけか?仕事?」
「いや、あいつの誕生日なんだ」
「あぁ……」
「予定よりまだ早いんだけどな」
時間まで待たせようと思ったがミロに止められた。
「いや、もう終われよ、あいつにずっと見られてやんの何か嫌だ」
「……」
「早く連れて行ってくれ」
そう言われながらデスマスクの方へと背中を押される。
本当に嫌なのか、誕生日と聞いて気を利かせたのかわからないが、予定よりも早く切り上げさせられた。
ーーー
「おい、まだ早いだろ」
石柱の元へ行き声をかけると、ふわ、と彼が舞い降りてくる。
「だって俺様暇だし」
「今日はもう終わりだ、一先ず宮に戻る」
「え?終わった?何で?」
「お前がいると嫌だからってミロに終わらされた」
「へー、気が利くじゃん」
嫌味を言われてるかもしれないのに、どこまでも前向きなこいつには感心する。
たまに、本当は凄く傷付いているんじゃないかって思えて、そんなこいつをフォローしている間に情が移って今に至るわけだ。
ふ、っと腰に腕をまわされて軽くキスをされた。
「まて、汚れているから宮に戻ってからにしろ」
「気にしないって」
「お前の服が…ほら、砂がついた」
パタパタ払い落としてやって、先に行こうとすれば腕を絡めてくる。
「だから……」
振り向いてデスマスクを見れば、別に甘えるような表情をしているわけでもないのに、腕を絡めて俺を見るその姿が無性に可愛く見えてしまう。
「……」
ため息一つついてグイっと腕を引き寄せた。
「お前ってさ」
「言うことキツいけど、やること優しいよな」
「ふーん」
「ちゃんと俺のこと好きなんだってわかる」
「良かったな」
「うん、良かった、お前で」
「……」
「……」
「……好き」
ぽつり呟かれた言葉にドクンと血が沸きたつ。
立ち止まってデスマスクの唇にチュっとキスをすれば、ふにゃっと目元を緩ませて俺を見た。
ハァ…贔屓抜きでこいつ可愛いと思うんだけどな、誰も賛同してくれない。
俺にだけ見せてくれる姿なんだろうけど。
隠しておきたい気持ちと、みんなに知ってもらいたい気持ち両方がある。
「なぁ、プレゼント何くれんの?」
「お前が欲しいもの」
「クク、もう手に入れてるし」
「……」
もう一度キスをしてデスマスクを抱き上げた。
ディナーまでまだ時間はある。
「好きなだけ俺をくれてやるよ」
「ヒヒ、最高」
すれ違う者たちの視線も気にせず、デスマスクを抱いたまま磨羯宮へ向かった。
ーおわりー
2023 |
01,11 |
シュラは早起きなので(訂正、俺が遅い)起きると朝食が完成している。
自分の分と一緒に作るわけじゃなくて、だいたい俺が起きそうな時間に合わせて作ってくれているから、冷めてたり硬くなっている事はない。
ある朝、俺が目覚めるとシュラはまだ隣で眠っていた。
ー珍しいな…ー
着替えているから二度寝か?
そっと頭を撫でてみる。
ー……ー
ー野郎に可愛いって、こーゆーことか…ー
思わず頬にキスをしていた。
ーーー
「悪い、朝食作って無かった」
1人で起きてリビングのソファに座っていると、起きてきたシュラはドアを開くなりそう言った。
「いーよそれくらい自分でできるし、俺頼んでないし」
「何?疲れてたの?」
「……お前見てたら寝てた」
「は?」
「まぁ、いつものアレだ…」
「??」
俺の隣に座ってギュッと抱き締めてくる。
「参ったな、いつまで経っても気持ちが落ち着かない」
「?…好きってこと?」
「大・好きだ」
「ふーん」
シュラが俺にぞっこんなのはやはり嬉しい、顔が緩んでしまう。
「何だよ、誕生日だからって何か狙ってるのか?」
「いや、要らない、何も」
「これ以上与えられたらお前を失いそう」
低く鋭く響いた言葉が俺の胸を打つ。
「お前さぁ…」
「もう聖戦は終わったんだよ」
シュラの背中に腕を回して抱き返す。
「俺たちが奪ったものは山ほどあって忘れる気は無ぇけど、それを引きずり過ぎるのは忠誠を誓ったあのお嬢さんが嫌がるだろ」
「俺は女神なんてもうどーでもいいけど、俺が沈んでる時はお前がそう言うじゃねぇか」
「あぁ…」
「まぁわかってるよな、つい言っちまうんだよ」
ヒョイ、と肩を押してシュラの顔を見れば、いつもの鋭い視線を和らげて微笑んだ。
「クク、俺たちの悪い癖だ」
そう言って俺にキスをする。
「ん…」
俺からも仕返してやった。
「ちゅ」
「なぁ、デス」
「うん」
「お前がいてくれるだけで本当にもう何もいらないんだ」
「ハハ、一緒。お前がいりゃ金も困らねぇし」
「ククッ、どうしようもないな」
クスクス笑いながら、どんだけするんだよってくらい唇を重ね合わせる。
「俺、すげぇ"ーーーー"」
「…うん、俺も」
ーお前に出逢えたことだけは、神に感謝するー
ーおわりー
2022 |
11,13 |
«引き糸»
前のPCがいきなり壊れた時に救出したデータを探してUSBを漁ったところ、2013年8月18日のスパコミ大阪で配布したチラシの文が残ってました(゚∀゚)b
出したの覚えてたけど内容覚えてなくて、チラシも残ってないし…という状況だったので見つかってスッキリ。今と文の書き方が違って変な感じですね。10年前だしなぁ。
あとこのタイトル、本当はこの文章用じゃないと思う…。何か内容合ってないし、この頃考えてたネタに「婚活と言うか良縁求めてデスマスクがシュラ誘って日本各地の縁結び神社巡りをする」というのがあってそっち用のタイトルだったんじゃないかなぁ…で、オチは「縁結び神社の旅を繰り返すうちに2人が結ばれてしまった」というベタな感じのやつ(笑)
お守り買ったり、おみくじに一喜一憂したり、やけに丁寧にお参りするデスマスクを見てるうちにだんだん「こいつ可愛いな」と思えてきて最初は乗り気じゃなかったけど旅に誘われるのが待ち遠しくなるシュラ。ある日、都合がつかなくて断ったらデスマスクがアフロと出かけて何か悔しいシュラ。
デスマスクはデスマスクで、シュラって素っ気ないけど何で俺に付き合ってくれるんだろ、とか途中で急に思い始めて何か気になっていく。ずっと縁結びのお守りなんて興味無しで手にしなかったのに、ある日いきなりシュラも一緒に購入して「え?何で?その気になった?好きな奴でもできた?」と悶々し始める。何で俺こんなモヤモヤすんの?先を越されたくないから?
名物みたいだし、と縁結びのおしるこをシュラが注文して、半分お前にやるとか言われて、きっとこいつは何も考えてないんだろうけど何で俺に半分寄越したの…とか意識しちゃう蟹。
京都に行ってバス待ちしてる時にワーっと思いついた話ですが、とても長くなりそうで手が出せなかった(笑)いい感じに胸キュンラブになりそうなのにね…いつか描けるかな…?
というわけで、前置きがどえらい長くなりましたが…昔のスパコミ配布を残しておきます(゚∀゚)ノ
ーーーーーー
『引き糸』 シュラ×デスマスク
出したの覚えてたけど内容覚えてなくて、チラシも残ってないし…という状況だったので見つかってスッキリ。今と文の書き方が違って変な感じですね。10年前だしなぁ。
あとこのタイトル、本当はこの文章用じゃないと思う…。何か内容合ってないし、この頃考えてたネタに「婚活と言うか良縁求めてデスマスクがシュラ誘って日本各地の縁結び神社巡りをする」というのがあってそっち用のタイトルだったんじゃないかなぁ…で、オチは「縁結び神社の旅を繰り返すうちに2人が結ばれてしまった」というベタな感じのやつ(笑)
お守り買ったり、おみくじに一喜一憂したり、やけに丁寧にお参りするデスマスクを見てるうちにだんだん「こいつ可愛いな」と思えてきて最初は乗り気じゃなかったけど旅に誘われるのが待ち遠しくなるシュラ。ある日、都合がつかなくて断ったらデスマスクがアフロと出かけて何か悔しいシュラ。
デスマスクはデスマスクで、シュラって素っ気ないけど何で俺に付き合ってくれるんだろ、とか途中で急に思い始めて何か気になっていく。ずっと縁結びのお守りなんて興味無しで手にしなかったのに、ある日いきなりシュラも一緒に購入して「え?何で?その気になった?好きな奴でもできた?」と悶々し始める。何で俺こんなモヤモヤすんの?先を越されたくないから?
名物みたいだし、と縁結びのおしるこをシュラが注文して、半分お前にやるとか言われて、きっとこいつは何も考えてないんだろうけど何で俺に半分寄越したの…とか意識しちゃう蟹。
京都に行ってバス待ちしてる時にワーっと思いついた話ですが、とても長くなりそうで手が出せなかった(笑)いい感じに胸キュンラブになりそうなのにね…いつか描けるかな…?
というわけで、前置きがどえらい長くなりましたが…昔のスパコミ配布を残しておきます(゚∀゚)ノ
ーーーーーー
『引き糸』 シュラ×デスマスク
「俺たちもそろそろイイ歳だし、身を固める準備を始めてもいいと思うわけよ」
世俗とはかけ離れたギリシャの聖域にて、俺たちはひっそりと暮らしていた。世界の平和を守るため、アテナ神に仕える闘士として生まれ名も捨て、暮らしている。世界の平和を守るためにしていることのほとんどは人助けやボランティアなんかではなく、争いや暴動をいち早く鎮めるための殺戮にすぎないのだが。
アテナ神殿へと続く道を守るため、天上の黄道十二宮になぞらえられ守護を置く十二の宮。そこを守護するのはアテナ神に仕える闘士の中でも最高位に就く十二人の黄金聖闘士であった。
「で、具体的にどうするんだ?」
十二宮のうち第十宮にあたる磨羯宮の居住区にて、主である山羊座のシュラが俺の呟きに気のない返事を返してきた。歳が同じシュラとは、聖域に来た頃からの付き合いだ。特に気が合うわけではないものの、付き合いの長さや聖域での事件を共に乗り越えてきた仲であった。色々と気兼ねなく話せる数少ない相手の一人である。ここ最近は勅命も少なく、居間でテーブルを挟み、何をするでもなく二人で近状を話していた。
俺たちは神に仕え世界の平和を守る闘士である。自分たちの両親や一般世間に暮らす人々のように、誰かと恋愛をして支え合ったり伴侶を得て家庭を築くなどという生き方は、名を捨てたと同時に捨ててきた。俺も聖闘士なのだ。この宮の主と同じ黄金聖闘士、蟹座のデスマスクという名の。死ぬつもりなんてないが、いつ死ぬともわからない。身を固める準備などと呟いたところで果たされないこととはわかっていたのだが…少し前まで立て続けに下された勅命に、少し疲れが出てしまったのかもしれない。
シュラは疲れないのだろうか?…疲れないだろうな、疲れたとしてもそれを見せるような男ではない。彼が持つ秘儀、エクスカリバーのように鋭く研ぎ澄まされた空気を纏い、俺とそんなに変わらないはずなのに姿勢が良くてすらりと高い身長。俺より瞳なんか小さいはずなのに、切れ長で睫毛も豊富だから顔立ちがはっきりしている。そして黒髪が全体を引き締めていた。
あぁ…聖闘士なんかじゃなかったらどうせモテモテなんだろうなぁ。カッコいいなぁ…悔しいけど。
あぁ…聖闘士なんかじゃなかったらどうせモテモテなんだろうなぁ。カッコいいなぁ…悔しいけど。
そんなことを考えながらずっと呆けていた俺に、シュラは怪訝な顔を向ける。
「おい…疲れているのか?」
あぁ、何で分かってしまうんだろうなぁ、この男は。
「…暇なら帰って寝たらどうだ」
「あ?…ああ、別に疲れてはいないが…」
思い出したかのようにテーブルに置いていたカップを手に取り口元に運んだ。残っていたコーヒーの残りを確認するため一瞬視線を落とした時、飲もうとしていた手が止まる。年齢のわりに不自然な白銀髪、色素が抜け落ちたかのような病的に白い肌、瞳はシュラよりか大きいはずなのに睫毛が少なく薄いせいで冴えない目元。何よりどうしてこうなったのか、赤い瞳。そんな俺の姿がカップの中で揺れていた。
生まれた時、俺の容姿はもっと違った。白金髪に健康的な肌、睫毛は元々少なかったかもしれないがキラリと銀の星色をした瞳が輝いていた。それらは黄金聖闘士の資格を得て聖域に入った間もない頃、鍛錬の途中に起きた事故により失われてしまったわけだが。こんな俺は聖闘士ではなくてもモテることはないだろう。容姿だけの話ではなく、自分の内面に対して色々と自信を失っているからだ。俺が誇れるのは黄金聖闘士に上り詰めることができた圧倒的な力だけなのだ。
打ち消すようにコーヒーを飲み込んだ。カップを再びテーブルに戻すと、ずっと俺を見ていたシュラと目が合う。
「あー…話の途中だったな…」
「お前が振ったくせにな。まぁ、よくあることだが」
少し沈んだ気持ちを正してシュラに向き合うと、いつもの口ぶりでお喋りを再開する。
「俺さ、こんな見た目だろ?ナンパとか努力してとかで伴侶見付けたりするのって結構無謀なことだと思うんだよ」
「見た目の問題なんて最初だけだろ。結局はお互いの努力でどうにかなると思うが」
「その最初のきっかけすら掴めなかったら何も始まらないだろうよ~!」
言いながらソファの背もたれに上体をドカッと預けた。同じようにシュラも伸びた背筋をソファの背に預け、沈み込む。
「…今更恋人が欲しくなってきたのか」
「…別に…」
切れ長でハッキリした視線が真っすぐ俺を定めている。
「そりゃぁ、本気で家庭持ちたいとか思ってねーよ…」
何もかも捨てて、ここにきた。この世に生まれて数年しか経っていないような子供だったが、何も知らず聖闘士になる道を選んだわけではない。生まれた家、家族、故郷、そして世間一般的なその先に見える未来、全てを捨てて未知の世界へと俺は進んだんだ。
「まぁ…なれるものならなってみるのも面白いんじゃないか?」
「ん?」
「家庭持ちの黄金聖闘士、第一号にでも」
ふ、とシュラは視線を外し軽く笑った。
「…なったところで何処に住むんだよ。十二宮は無理だろ」
「無理だな」
「じゃあやっぱり無理だ」
「一緒に住む必要があるのか?」
「お前なぁ…一緒に住まなかったら結婚する意味無いだろ!」
「フッ…そうか!」
それでは無理だな!と笑い合う。そうだ、俺は子孫を残したいという意味で伴侶を得たいわけではない。結局はそう…誰かに寄り添っていてほしいのだろう。
「寂しいのか?」
少し笑みを残した顔のシュラが再び俺を真っすぐ見ていた。
「寂しい?…の、かもな…」
斜め上に視線を泳がせながら自然とこぼれた言葉にシュラは少し沈黙した。どうしたんだ?とシュラに目をやると、シュラは沈めていた身体を起こして俺の膝に手を伸ばし、バシッと軽く叩いた。
「…お前…かなり疲れているだろう?やはり今日はもう宮に戻れ。そして寝ろ」
「何だよ帰れ帰れってー」
「素直すぎる。気持ち悪い」
「はあ?お前、気持ち悪いは無いだろ!」
俺も上体を起こすと、膝に乗るシュラの手をペッぺ!と引っぺがす。確かにあんなこと考えるくらいなのだから、疲れているのだろうけれども。
…そう、疲れている。
疲れているんだ。
確かに俺は自分の宮に帰って休みを取ればいい。
だけど、疲れているんだ…
ふ、とシュラと目が合う。
「疲れ過ぎて戻れないというのなら、そこで寝ろ」
いつもよりほんの少しだけ、柔らかい声が響いた。
返事の代わりに俺は再びソファへ沈み込む。シュラはそんな俺を見て軽く笑みを浮かべると、飲み干したカップを手に取り流し場へ片付けに行った。
軽く瞼を閉じる。意識しなくても感じるシュラの気配。
このまま俺が本当に眠ったとしても、シュラは俺を置いてどこかへ出かけるなんてこともなく、近くも無く、遠くも無く、その気配を俺の傍に残してくれるのだろう。お互い、この聖域に来た頃からの長い付き合いだ。言葉にしなくても通じてしまう何かが出来上がっていたりする。恥ずかしいことに。ああ、カッコいいのにもったいないな、こんな俺のために。
ふと、何か柔らかいものが俺にかけられた。瞼を開けて何されたか目の当たりにすると、俺だってそれこそ気持ち悪いから目撃しようとはしない。
この男の前で伴侶が欲しいだの話してしまう理由に、俺はずっと気付かないふりをし続けている。
ーおわりー
ーおわりー
2022 |
10,29 |
何もしなくてもいいって言ったにもかかわらず、昼頃起きてリビングに行けばそれは豪勢な手料理が並んでいた。
「……半端ねぇ愛情……」
呟きながらソファに腰を下ろすと、エプロンも着けず久々に見る鍛錬着を濡らしたシュラが更に一皿持って来る。
「お前コレ朝から1人でやってんの?」
「もちろん」
「はぁ…良い旦那様になれるだろうに、もったいねぇな」
隣に座るかと思いきやまだ何かあるらしく、皿を置いてキッチンへ戻っていく。
「お前だからやる気が出るんだよ」
「……そうだな、お前の俺への愛情は狂ってる」
「いい加減、愛される事に慣れろ」
「なら、もっとサラーっと愛してくんねぇかな、わからないくらいに」
「わからないと不安になるくせに」
「あぁ…お前の溺愛って俺のせい?」
「それもある」
俺がこんな疑心暗鬼だから、こいつまでも不安にさせるんだろうな。
こいつは俺にわかりやすい愛情表現を連発するしかないんだ。
つくづく、ほんと、なんで俺なんかを好きになったんだろう…
…俺じゃなければ…
「おい」
「……なんだよ」
「俺はお前がいないと幸せになれない」
「……まだ何も言ってねぇよ」
「お前はすぐ変な事を考える」
「……そうとは限らねぇじゃん……」
「だいたいわかるんだよ、人生の半分以上お前と付き合ってきてるんだぞ」
「……」
特に返す言葉がなく黙っていると、洗い物を終えたシュラは汚れた鍛錬着を脱ぎ、椅子に掛けていたシャツへと着替えた。
気配を感じて自然と隣の席を空ける。
「フッ、俺もやればできるだろ」
「あぁ、こんだけできりゃぁ店持てるよ」
さすがに本を見て作ったんだろうが、緑の葉物添えてたり盛り付けまでお店の料理みたいでちょっと引く。
はぁ…一見不器用そうなのにやれば意外と何でもできる男なんだよなぁ…
シュラと付き合うまでは絶対に俺の方が器用で何でもできる男だと思っていた。
こいつの良いところなんて体力と健康って感じだったし、頭もそんなに良くないと思っていたが…
こいつの事を知れば知るほど、悔しいが思っていた以上に平均能力が高い。
ーできもしないのにデカい口を叩く奴が嫌いー
だったらお前はできるのかよと言い返しても、コイツなら出来てしまう実力がちゃんとある。
はぁ…その言葉通りならさ、お前何で俺なんかを…
「おい!」
「……なに」
じっと見つめていた料理からシュラへと視線を移そうとした時、俺の体がギュッと圧迫された。
「……」
馬鹿力かと思いきや心地良い力加減でいつも抱き締めてくる。
お前ほんと優しいよな。
「……お前が好きだよ」
「……うん」
「俺がやりたかっただけなんだ、無理に喜んでくれなくていいが…」
「不安にならないでほしい…」
最後の言葉はシュラにしては弱々しく響いた。
俺に押し付けたくない想いが、シュラの本音を霞ませる。
あぁ、本当に俺にはもったいない男だ。
愛されるほど不安になる自分が嫌になる。
こいつ俺様にぞっこんなんだぜ!って自慢げに言いふらしながら聖域を歩き回るくらいが「デスマスク」なんだろうに。
こいつの事が好きで、好きで、好きで…大切に隠しておきたい、なんて。
俺から離れないように、誰にも会わないように。
だって俺なんかより良い奴は世の中にいっぱいいるんだ。
いつかもっと良い奴に出会ってしまったら…
シュラが俺から離れるなんて、耐えられなくて、絶対に殺してしまう。
「好きだよ、デスマスク」
右手が頭に添えられて、そっと撫でられる。
気付いたのだろうか、少し震えてしまった事に。
「好きだから、大丈夫、俺は離れない」
耳元で告げられるシュラの一言一言が体の芯へ染み込んでいく。
あぁ、心地良い…
手放したくない、ずっと、このままで…
お前がいなくなったら、俺はもう生きていけない。
生きていく理由がない。
お前のためだけに復活してきたんだから。
シュラの背中を抱き返して、頬を擦り合わせる。
「なあ、俺さ」
「お前と同じくらいか、それ以上にお前のこと好きだから…」
シュラの腕に力がこもる。
「好きだから、ちゃんと…」
「……」
「だから…絶対に、離さないでくれっ…」
少し、声が震えてしまったが、シュラが強く俺を抱き込んだせいかもしれない。
「大丈夫、俺が死ぬ時はお前も殺すし、お前が死ぬ時は俺も死ぬ」
「……プ、なんだよそれ、物騒過ぎるぜ……」
「お前がいなくなったら俺はもう生きていけない、生きていく理由が無い、それくらいお前が大切なんだ」
「それ、わかる」
ふ、と顔を見合わせてから、キスを交わした。
この時のキスはまるで契約を交わしたような、少し特別なキスに感じた。
ーーー
恋人が大量に作った料理をダラダラ食べながら誕生日が過ぎていく。
「少し素直になって驚いたが、明日からまた元に戻るんだろうな」
「どうせ俺様は面倒くさい男ですよ」
「お前、俺がそんなにモテると思っているのか?」
「モテねぇの?」
「モテるぞ」
「チッ!」
「お前、俺が"出来もしないのに口にする奴が嫌い"って事知ってるだろ」
「有名なやつね」
「その俺がお前の事を"好き"で"絶対に離さない"って言ってるんだぞ」
「そっか」
「まぁ何を言ってもお前の不安は根深いんだろうが」
「すみません」
「面倒くさくてもお前を捨てるような事はしない。お前の不安は俺への愛情からきているものなんだしな」
「うん」
不意にシュラが俺にもたれかかってくる。
「そんなところも俺にとっては可愛いんだって」
「……お前だって参って不安になる事あるくせに」
「お互い様だ」
チュッと頬にキスをしてシュラは座り直した。
愛情が深すぎる故の苦悩。
恋人の手料理、これ何日分あるんだろうかと考えながら、特別な事を「俺は」何もしない誕生日が過ぎていく。
ーおわりー
2022 |
09,18 |
«味噌煮»
2022 |
09,17 |
«サヴァ〜»
友人たちのスプラ3プレイ時間がすごくて全く追い付けん(゚∀゚`)
が、ハロウィン絵終了までは年中たちを塗り続けますよ…
塗りゲー始めた年中↓
(・ゝ・)ξ゚_ゝ゚・ξ… (゚∀゚#)お前ルァ!
(゚∀゚#)毎日弟子の世話に追われてる俺に少し合わせろ!
(・ゝ・)…ξ゚_ゝ゚・ξ… (゚∀゚#)プンプン!
ーーー
(゚∀゚)あーちょっとゲーム起動するかぁー
(゚∀゚)…〈カプリコーン…オンライン〉
(゚∀゚)…〈ピスケス…10分前〉
ーーー
(゚∀゚)ふー、片付いたからちょっとゲームやるかぁー
(゚∀゚)…〈カプリコーン…15分前〉
(゚∀゚)…〈ピスケス…オンライン〉
ーーー
(・ゝ・)ξ゚_ゝ゚・ξ… (゚∀゚#)お前ルァ!
(゚∀゚#)全部筒抜けなんだヨォ‼︎‼︎
(・ゝ・)紫龍が勝手に触ったんだ (゚∀゚#)ハァ?!
ぐはー
(・ゝ(◯≡=(゚∀゚#)火に油注ぐ発言してんじゃねぇ‼︎
ξ゚_ゝ゚・ξコレが噂のスプラ離婚…
が、ハロウィン絵終了までは年中たちを塗り続けますよ…
塗りゲー始めた年中↓
(・ゝ・)ξ゚_ゝ゚・ξ… (゚∀゚#)お前ルァ!
(゚∀゚#)毎日弟子の世話に追われてる俺に少し合わせろ!
(・ゝ・)…ξ゚_ゝ゚・ξ… (゚∀゚#)プンプン!
ーーー
(゚∀゚)あーちょっとゲーム起動するかぁー
(゚∀゚)…〈カプリコーン…オンライン〉
(゚∀゚)…〈ピスケス…10分前〉
ーーー
(゚∀゚)ふー、片付いたからちょっとゲームやるかぁー
(゚∀゚)…〈カプリコーン…15分前〉
(゚∀゚)…〈ピスケス…オンライン〉
ーーー
(・ゝ・)ξ゚_ゝ゚・ξ… (゚∀゚#)お前ルァ!
(゚∀゚#)全部筒抜けなんだヨォ‼︎‼︎
(・ゝ・)紫龍が勝手に触ったんだ (゚∀゚#)ハァ?!
ぐはー
(・ゝ(◯≡=(゚∀゚#)火に油注ぐ発言してんじゃねぇ‼︎
ξ゚_ゝ゚・ξコレが噂のスプラ離婚…
2022 |
05,21 |
«ガラス製»
あれから、進んだのは5頁ほど…現在25、6頁くらいペン入れまで完成。
一応毎日最低1〜2時間は作業しているので地道に進んではいます。
PTAではないけど園の役員みたいなやつをやっているので、今は行事の企画とかをまとめる時期とかぶってるからやはり進みが遅い…。資料提出してしまえば少し楽になるはず!
52頁の予定でしたが55頁くらいへ変更になりそうです。
他にもネーム修正したい箇所があるけど頁はそのままでいけそうかな。
今日は漫画にしないだろうネタ。要するに没ネタ。
読まれる方は↓右下辺りの「つづきはこちら」をクリックしてください。
スマホ版の方はクリック不要でぶっ続けかも。
自分ので見るとそうなっている。
一応毎日最低1〜2時間は作業しているので地道に進んではいます。
PTAではないけど園の役員みたいなやつをやっているので、今は行事の企画とかをまとめる時期とかぶってるからやはり進みが遅い…。資料提出してしまえば少し楽になるはず!
52頁の予定でしたが55頁くらいへ変更になりそうです。
他にもネーム修正したい箇所があるけど頁はそのままでいけそうかな。
今日は漫画にしないだろうネタ。要するに没ネタ。
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自分ので見るとそうなっている。
2022 |
05,12 |
通販明日まででーす(゚∀゚)。と一応。
次は秋にやります。新刊無くても。
Twitterも通販作業終わったらまたイベントとか通販とかやるまで多分稼働しません。ログインはしておくけど。
原稿は20頁到達、しかしここから2日で1頁ペースに…
2人とも聖衣着てるうえ巨蟹宮の死面が多すぎて(もう今回ただの丸○だけど)ぜんぜん進まん\(^o^)/
このクライマックス?いやクライマックス前?を過ぎればもう聖衣着ないし死面も消えるから…
1日1、2頁に戻れるはず…
いきなりですが、山羊蟹ネタのストックが多すぎる件で描けるかわからないのをぼちぼち。
今年のバレンタインネタ2本作ったうちの1つ。
漫画にする前提で会話とか自分が忘れないための簡単な情景をメモしてるだけなので、想像力をフルに活用してお楽しみ?ください。いや楽しめるかわからん。それくらい雰囲気のない箇条書き。
一応、誰が喋っているかだけは追加しておきました。
読む方は↓にある「つづきはこちら」をクリックしてください。
(スマホ版はクリック不要でぶっ続けかも)
次は秋にやります。新刊無くても。
Twitterも通販作業終わったらまたイベントとか通販とかやるまで多分稼働しません。ログインはしておくけど。
原稿は20頁到達、しかしここから2日で1頁ペースに…
2人とも聖衣着てるうえ巨蟹宮の死面が多すぎて(もう今回ただの丸○だけど)ぜんぜん進まん\(^o^)/
このクライマックス?いやクライマックス前?を過ぎればもう聖衣着ないし死面も消えるから…
1日1、2頁に戻れるはず…
いきなりですが、山羊蟹ネタのストックが多すぎる件で描けるかわからないのをぼちぼち。
今年のバレンタインネタ2本作ったうちの1つ。
漫画にする前提で会話とか自分が忘れないための簡単な情景をメモしてるだけなので、想像力をフルに活用してお楽しみ?ください。いや楽しめるかわからん。それくらい雰囲気のない箇条書き。
一応、誰が喋っているかだけは追加しておきました。
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(スマホ版はクリック不要でぶっ続けかも)
2021 |
10,21 |
«根強い»
初動ぜんぜん閲覧すら伸びなかったエルマニが遂に復帰作の蟹誕抜いてきたのがジワる(゚∀゚)
勝手にリピーターだと思っていますが、ほんとありがとうございます。描いた事忘れていたくせに!
エルマニも2本くらい文字に起こしてみたけど、シュラデスが20本くらい文字に起こされているので描くまでに至れないかも…エルシド誕の時期もシュラ誕描いてるだろうし…(・ゝ・)
いやでも2、3頁のものなら描けるか?描き始めるとどんどん長くなる私にそれができるのか?
(゚∀゚)マニ (・ゝ・)エル様 (・∀・)部下s
(゚∀゚)つ□ エルシドォー誕生日おめでとー
(・ゝ・) …俺に?
(゚∀゚) 師匠が絶対に渡せって言うから!
(゚∀゚`) …いちお、選んだの俺だけど
(・ゝ・) ー=≡(゚∀゚)|教皇宮
⊃□⊂
(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)エルシド様〜おめでとうございまーす
(・ゝ・) (・∀・)あ、もうプレゼント貰ってる!
(・ゝ・) (・∀・)
マニゴルドが0:00キッカリに持ってきたんだ
(・ゝ・) (・∀・)
(・ゝ・) (・∀・)それ脈アリっすよ!!
(・ゝ・) …もう少し頑張ってみるか…
ーーー
いかん、多分コレだけでもう2頁だ/(^o^)\
勝手にリピーターだと思っていますが、ほんとありがとうございます。描いた事忘れていたくせに!
エルマニも2本くらい文字に起こしてみたけど、シュラデスが20本くらい文字に起こされているので描くまでに至れないかも…エルシド誕の時期もシュラ誕描いてるだろうし…(・ゝ・)
いやでも2、3頁のものなら描けるか?描き始めるとどんどん長くなる私にそれができるのか?
(゚∀゚)マニ (・ゝ・)エル様 (・∀・)部下s
(゚∀゚)つ□ エルシドォー誕生日おめでとー
(・ゝ・) …俺に?
(゚∀゚) 師匠が絶対に渡せって言うから!
(゚∀゚`) …いちお、選んだの俺だけど
(・ゝ・) ー=≡(゚∀゚)|教皇宮
⊃□⊂
(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)エルシド様〜おめでとうございまーす
(・ゝ・) (・∀・)あ、もうプレゼント貰ってる!
(・ゝ・) (・∀・)
マニゴルドが0:00キッカリに持ってきたんだ
(・ゝ・) (・∀・)
(・ゝ・) (・∀・)それ脈アリっすよ!!
(・ゝ・) …もう少し頑張ってみるか…
ーーー
いかん、多分コレだけでもう2頁だ/(^o^)\
2013 |
07,08 |
«メカニカルクラブ»
8月のスパコミ関西にて新刊も出そうかと思います。
20頁の予定ですが、まとまらなくて28頁くらいになるか…?
聖戦後山羊と蟹の、ほのぼのシリアス(・ゝ・゜∀゜)
いつも通りです(笑)
秋の新刊は聖戦前の山羊と蟹ですが、捩じ込めたら蟹のシチリア修行時代~入域までと、弟子を取る直前の捏造話も少し予定。
シチリアでの蟹の師匠が捏造キャラクターになりますのでご注意ください。
山羊と蟹の話は時系列的に、うちの二人が結ばれた直後のシリアス。
かなり初期から描きたいと言っていた「二人で空を飛ぶラブロマンス」ネタがドシリアスへ…
5月のエルマニと迷ったコピー紙ネタです(笑)
長編にして、しっかり描きたいと思います(・∀・)
そうだなぁ…夏はこれといってラブいシーンは無さそうですが、秋はチュッチュしておきたい…
何気に手を繋ぐのが一番多いかなー。
~近々描きそうなネタ~
(・ゝ・)山羊
(゜∀゜)蟹
※友人時代※
(・ゝ・)「次の出張、シングル2部屋取っておくぞ
(゜∀゜`)「え?
(゜∀゜`)「…一緒の部屋にしねぇの?
(・ゝ・)… (゜∀゜`)寂しいじゃん
きゅん…(*・ゝ・`) (゜∀゜`)一人でもいーけど
………
(`・ゝ・)ノシ ||'<_'||?
「女神!!ダブルベッドでお願いいたします!!!!!!
20頁の予定ですが、まとまらなくて28頁くらいになるか…?
聖戦後山羊と蟹の、ほのぼのシリアス(・ゝ・゜∀゜)
いつも通りです(笑)
秋の新刊は聖戦前の山羊と蟹ですが、捩じ込めたら蟹のシチリア修行時代~入域までと、弟子を取る直前の捏造話も少し予定。
シチリアでの蟹の師匠が捏造キャラクターになりますのでご注意ください。
山羊と蟹の話は時系列的に、うちの二人が結ばれた直後のシリアス。
かなり初期から描きたいと言っていた「二人で空を飛ぶラブロマンス」ネタがドシリアスへ…
5月のエルマニと迷ったコピー紙ネタです(笑)
長編にして、しっかり描きたいと思います(・∀・)
そうだなぁ…夏はこれといってラブいシーンは無さそうですが、秋はチュッチュしておきたい…
何気に手を繋ぐのが一番多いかなー。
~近々描きそうなネタ~
(・ゝ・)山羊
(゜∀゜)蟹
※友人時代※
(・ゝ・)「次の出張、シングル2部屋取っておくぞ
(゜∀゜`)「え?
(゜∀゜`)「…一緒の部屋にしねぇの?
(・ゝ・)… (゜∀゜`)寂しいじゃん
きゅん…(*・ゝ・`) (゜∀゜`)一人でもいーけど
………
(`・ゝ・)ノシ ||'<_'||?
「女神!!ダブルベッドでお願いいたします!!!!!!
2013 |
06,03 |
«着席GIG»
苺ワンマン、最期の晩餐に行って参りました。
お上品な小洒落たレストランでのディナーショー(笑)
いやぁ、毎回これしか言いませんけど苺はハズレ無いなぁ~
今回も良かった良かった(・∀・)
普通に泣けそうな曲がいくつかありますしねぇ。不思議と刺激されるのか。
ライブ前はこれまた久々のアメ村界隈にて。
先輩お薦めの病院カフェやらPSやら。
PSにてボーン、アダプタ、バクチク購入(・∀・)
シバは頂き物(笑)
ボーンは2年前くらいにモランと対バンで回ってまして、良いライブしていたのでこの機会に購入。
いやしかし…割と色んな所行きましたが写真撮っておらず(ノ∀`)
撮りがいのある所ばかりだったはずなのだが…
前に1回苺ネタの山羊と蟹をチラシで描きましたが、また何か描きたいなぁ。
家庭の異學パロのネタはあるんだけど、バッドハッピーな感じになるんですな。
**********
異界からの訪問者、背中先生は蟹にコンタクトをはかり、蟹の生い立ち全てを記した本を書き上げる。
「デスマスクという男」
1冊しかないその本には山羊も知らない蟹の全てが鮮明に描かれているという。
山羊はお金を積んで本を譲ってもらおうと交渉するも、背中先生の世界そして時代にはお金など価値の無いものであった。
闇本売りが山羊に進言したのは眼を差し出すこと。
本を読みたくても読めない者がたくさんいるという。眼はとても重宝されるものであった。
片目を失ったところで片目が残っているのならば本は読めるであろう?
数日後、黒い眼帯を着けた山羊は本を片手に宮に籠った。
一人きり部屋に閉じこもっているにもかかわらず、本を開けばまるで蟹が目の前に、隣に、生きて存在しているかと思うほど鮮明に感じ取ることができた。
生家での蟹、シチリアでの蟹、聖域でも自分の知らない顔を見せている蟹、蟹の全てを見ることができた。
山羊は片時も本を手放せなくなっていた。
**********
…という具合の。
存在というのは自分や他人が認識する範疇にある、的な。
時にそれは現実での存在をも超えることもあると。
遠回しにですが、シチリアアンソロでもこの辺りを盛り込んでおります。
シチリアアンソロはおそらくメイ視点の作品が多いのでは、と思って蟹視点メインで描いてみました。
タイトルも、出来事を指しているのではなくメイそのものを指しています。
もっと上手くまとめれたら良かったのですが、あの時点ではあれが限界でしたねぇ(ノ∀`)
でもお誘いから時間はたくさんあったので何度も練り直してあそこまで持っていくことができました。
最初のはもっと話が繋がっていなかっただろう…
次の山羊と蟹では自分らしい自由さを残しつつ、読みやすさも心掛けようと思います。
自分はメガテンやV要素の強い話になってしまうのですが、読みやすさは大切ねーやはり(ノ∀`)
お上品な小洒落たレストランでのディナーショー(笑)
いやぁ、毎回これしか言いませんけど苺はハズレ無いなぁ~
今回も良かった良かった(・∀・)
普通に泣けそうな曲がいくつかありますしねぇ。不思議と刺激されるのか。
ライブ前はこれまた久々のアメ村界隈にて。
先輩お薦めの病院カフェやらPSやら。
PSにてボーン、アダプタ、バクチク購入(・∀・)
シバは頂き物(笑)
ボーンは2年前くらいにモランと対バンで回ってまして、良いライブしていたのでこの機会に購入。
いやしかし…割と色んな所行きましたが写真撮っておらず(ノ∀`)
撮りがいのある所ばかりだったはずなのだが…
前に1回苺ネタの山羊と蟹をチラシで描きましたが、また何か描きたいなぁ。
家庭の異學パロのネタはあるんだけど、バッドハッピーな感じになるんですな。
**********
異界からの訪問者、背中先生は蟹にコンタクトをはかり、蟹の生い立ち全てを記した本を書き上げる。
「デスマスクという男」
1冊しかないその本には山羊も知らない蟹の全てが鮮明に描かれているという。
山羊はお金を積んで本を譲ってもらおうと交渉するも、背中先生の世界そして時代にはお金など価値の無いものであった。
闇本売りが山羊に進言したのは眼を差し出すこと。
本を読みたくても読めない者がたくさんいるという。眼はとても重宝されるものであった。
片目を失ったところで片目が残っているのならば本は読めるであろう?
数日後、黒い眼帯を着けた山羊は本を片手に宮に籠った。
一人きり部屋に閉じこもっているにもかかわらず、本を開けばまるで蟹が目の前に、隣に、生きて存在しているかと思うほど鮮明に感じ取ることができた。
生家での蟹、シチリアでの蟹、聖域でも自分の知らない顔を見せている蟹、蟹の全てを見ることができた。
山羊は片時も本を手放せなくなっていた。
**********
…という具合の。
存在というのは自分や他人が認識する範疇にある、的な。
時にそれは現実での存在をも超えることもあると。
遠回しにですが、シチリアアンソロでもこの辺りを盛り込んでおります。
シチリアアンソロはおそらくメイ視点の作品が多いのでは、と思って蟹視点メインで描いてみました。
タイトルも、出来事を指しているのではなくメイそのものを指しています。
もっと上手くまとめれたら良かったのですが、あの時点ではあれが限界でしたねぇ(ノ∀`)
でもお誘いから時間はたくさんあったので何度も練り直してあそこまで持っていくことができました。
最初のはもっと話が繋がっていなかっただろう…
次の山羊と蟹では自分らしい自由さを残しつつ、読みやすさも心掛けようと思います。
自分はメガテンやV要素の強い話になってしまうのですが、読みやすさは大切ねーやはり(ノ∀`)
2013 |
05,08 |
«朝から雷雨»
さて、新刊に強制的に付く代物…山羊と蟹の要素皆無な上にLCですが、テーマパークネタの、考えたけど本編に使わなかった設定とかそんなです。
もはやチラシです。
でも最初で最後かもしれないくらいキャラクターを描いた…
一応、蟹が持ってた旅のしおり、というテイで作ってますので、そんな感じでお願いします…
(゜∀゜)蟹
(・ゝ・)山羊
ξ゜、ゝ゜・ξ魚
……………………………
(゜Д゜´)「海!!!!
(・ゞ・)「山!!!!
(゜Д゜´)「海だ!!!!!
(・ゞ・)「山でもいいだろ!!!!
(゜Д゜´)「山なんて何もねぇーじゃん!!疲れるだけだろ!!
(・ゞ・)「山はあの静寂が魅力だろ!!海なんかより落ち着ける!!
(゜Д゜´)「海だって波の音聞いてりゃ心地好いぞ!!
(・ゞ・)「だったらお前、川の音でも聞いてろ!!
(゜Д゜´)「嫌だ!!山なんて暗くて寂しいじゃん!!明るい海がいい!!
(・ゞ・)「天気悪かったら海も最悪じゃないか!!
(゜Д゜´)「天気悪ィ山よりはいい!!
!!(#・ゞ・) (゜Д゜#)!!
(((ξ゜_ゝ゜・ξ (#・ゞ・) (゜Д゜#)
「何を喧嘩しているのだ
(#・ゞ・) (゜Д゜#)
「次の旅行で何処に行くか!!
ξ゜_ゝ゜・ξ Σ(#・ゞ・)Σ(゜Д゜#)
「…両方ある所行けばいいではないか
(゜∀゜´)「じゃァ、シチリアだな!!
(・ゞ・)「おいスペインでもいいだろ
ギギ(#・ゞ・) (゜Д゜#)ギギ
ξ゜_ゝ゜・ξ
ξ゜_ゝ゜・ξ (#・ゞ・) (゜Д゜#)
「ま、どうせ今夜には仲良く寝てるだろう
もはやチラシです。
でも最初で最後かもしれないくらいキャラクターを描いた…
一応、蟹が持ってた旅のしおり、というテイで作ってますので、そんな感じでお願いします…
(゜∀゜)蟹
(・ゝ・)山羊
ξ゜、ゝ゜・ξ魚
……………………………
(゜Д゜´)「海!!!!
(・ゞ・)「山!!!!
(゜Д゜´)「海だ!!!!!
(・ゞ・)「山でもいいだろ!!!!
(゜Д゜´)「山なんて何もねぇーじゃん!!疲れるだけだろ!!
(・ゞ・)「山はあの静寂が魅力だろ!!海なんかより落ち着ける!!
(゜Д゜´)「海だって波の音聞いてりゃ心地好いぞ!!
(・ゞ・)「だったらお前、川の音でも聞いてろ!!
(゜Д゜´)「嫌だ!!山なんて暗くて寂しいじゃん!!明るい海がいい!!
(・ゞ・)「天気悪かったら海も最悪じゃないか!!
(゜Д゜´)「天気悪ィ山よりはいい!!
!!(#・ゞ・) (゜Д゜#)!!
(((ξ゜_ゝ゜・ξ (#・ゞ・) (゜Д゜#)
「何を喧嘩しているのだ
(#・ゞ・) (゜Д゜#)
「次の旅行で何処に行くか!!
ξ゜_ゝ゜・ξ Σ(#・ゞ・)Σ(゜Д゜#)
「…両方ある所行けばいいではないか
(゜∀゜´)「じゃァ、シチリアだな!!
(・ゞ・)「おいスペインでもいいだろ
ギギ(#・ゞ・) (゜Д゜#)ギギ
ξ゜_ゝ゜・ξ
ξ゜_ゝ゜・ξ (#・ゞ・) (゜Д゜#)
「ま、どうせ今夜には仲良く寝てるだろう
2013 |
03,31 |
«黒豆さん»
大阪おつ様でした(・∀・)ノ
5年以上ぶりのインテックス。
春はすっかり規模が小さくなりましたねぇ。
しかしインテックスの大規模日は毎回仕事にぶち当たるので(昨年5月、8月、今年1月、5月…)次はいつになるやら…今年の8月も微妙なところ…
とりあえず同人再開して、地元を残して東京、大阪、福岡、岡山と足を運ぶことができました。
来ていただいた地方の皆様ありがとうございました(・∀・)
名古屋がね…オンリーありますが、これがまた仕事とかね…(ノ∀`)
日曜出勤は月1なんだけどなぁ。当たるわ当たる。
埼玉が日曜開催なら行けたんだけどなぁ。満了してないだけに残念。土曜は一番ダメなもので。
一番、参加確実なのは祝日開催か祝日前の日曜日!!即行で申し込みしちゃうね(・∀・)
多分、今年の岡山も行けるのでは…
名古屋辺りはまた機会があればということで、再び原稿漬けに戻ります(・∀・)ノ
…………………………
(゜∀゜)蟹/(・ゝ・)山羊
…………………………
■少年時代■
キャ(*・ゝ・)人(゜∀゜*)キャ
(*・ゝ・)σ (゜∀゜)いいよ
「明日も一緒に鍛練な
~翌日~
(*・ゝ・)σ (゜∀゜)いいよ
「明日も一緒に鍛練な
~翌日~
(*・ゝ・)σ (゜∀゜)いいよ
「明日も一緒に鍛練な
~翌日~
(*・ゝ・)σ (゜∀゜)
「明日も…「なぁ山羊ぃ~
(・ゝ・) (゜∀゜`)「…お前ってゲイ?
(・ゝ・)… (゜∀゜`)…
(・ゝ・)「…多分、違うと思う
(・ゝ・) (゜∀゜)「そうだよな~!!!!
(*・ゝ・)゜∀゜))「じゃアまた明日な!!
(*・ゝ・`)トクン… (((゜∀|巨蟹
つ⊂
~数年後~
磨羯寝室|<あの時…
つ´゜∀゜)・ゝ・)>
「ゲイじゃないって言ったよな…
づ´゜∀゜)・ゝ・)>
「あの時はゲイじゃなかった
さすさす
づ´゜∀゜)・ゝ・)>
「でも何かいっぱい触ってた気がする…
づ´゜∀゜)・ゝ・)>
「まぁ…山羊男は愛情を見せるのは恥ずかしがるが
性欲は恥ずかしがらないらしいしな…
ドキッ
づ´゜д゜;)・< ・)
さすさす
ぴッ…P…>づ´д`;)・ゝ・)
お前も嫌じゃないくせに~>|磨羯寝室
ξ゜、ゝ゜・ξ<愛情の方もよろしくお願いいたします!!
5年以上ぶりのインテックス。
春はすっかり規模が小さくなりましたねぇ。
しかしインテックスの大規模日は毎回仕事にぶち当たるので(昨年5月、8月、今年1月、5月…)次はいつになるやら…今年の8月も微妙なところ…
とりあえず同人再開して、地元を残して東京、大阪、福岡、岡山と足を運ぶことができました。
来ていただいた地方の皆様ありがとうございました(・∀・)
名古屋がね…オンリーありますが、これがまた仕事とかね…(ノ∀`)
日曜出勤は月1なんだけどなぁ。当たるわ当たる。
埼玉が日曜開催なら行けたんだけどなぁ。満了してないだけに残念。土曜は一番ダメなもので。
一番、参加確実なのは祝日開催か祝日前の日曜日!!即行で申し込みしちゃうね(・∀・)
多分、今年の岡山も行けるのでは…
名古屋辺りはまた機会があればということで、再び原稿漬けに戻ります(・∀・)ノ
…………………………
(゜∀゜)蟹/(・ゝ・)山羊
…………………………
■少年時代■
キャ(*・ゝ・)人(゜∀゜*)キャ
(*・ゝ・)σ (゜∀゜)いいよ
「明日も一緒に鍛練な
~翌日~
(*・ゝ・)σ (゜∀゜)いいよ
「明日も一緒に鍛練な
~翌日~
(*・ゝ・)σ (゜∀゜)いいよ
「明日も一緒に鍛練な
~翌日~
(*・ゝ・)σ (゜∀゜)
「明日も…「なぁ山羊ぃ~
(・ゝ・) (゜∀゜`)「…お前ってゲイ?
(・ゝ・)… (゜∀゜`)…
(・ゝ・)「…多分、違うと思う
(・ゝ・) (゜∀゜)「そうだよな~!!!!
(*・ゝ・)゜∀゜))「じゃアまた明日な!!
(*・ゝ・`)トクン… (((゜∀|巨蟹
つ⊂
~数年後~
磨羯寝室|<あの時…
つ´゜∀゜)・ゝ・)>
「ゲイじゃないって言ったよな…
づ´゜∀゜)・ゝ・)>
「あの時はゲイじゃなかった
さすさす
づ´゜∀゜)・ゝ・)>
「でも何かいっぱい触ってた気がする…
づ´゜∀゜)・ゝ・)>
「まぁ…山羊男は愛情を見せるのは恥ずかしがるが
性欲は恥ずかしがらないらしいしな…
ドキッ
づ´゜д゜;)・< ・)
さすさす
ぴッ…P…>づ´д`;)・ゝ・)
お前も嫌じゃないくせに~>|磨羯寝室
ξ゜、ゝ゜・ξ<愛情の方もよろしくお願いいたします!!
2013 |
03,29 |
«山羊おじさん⑥»
(゜∀゜)蟹/(・ゝ・)山羊/ξ゜、ゝ゜・ξ魚/(・∀・)ただの医者
…………………………
-=≡ξ;゜Дゝ゜・ξづ (・ゝ・)
「蟹が緊急手術だそうだ!!!!
ξ゜дゝ゜・ξつ□□□ (・ゝ・)
「とりあえず着替えとタオルとか持って行ってくれ!!私は他に色々と…
双魚|彡ピャッ (・ゝ・)…
(´・ゝ・)蟹が…
つ□□□⊂
(´・ゝ・)手術…?
つ□□□⊂
(´・ゝ・;)ソワソワ
つ□□□⊂
-=≡(´・ゝ・;|病院
キョロ(・< ・≡・ゝ・;)キョロ
Σ(;・ゝ・) (´д`)⊂(・∀・)≡=-ガラガラ
「患者さん通りますよー
蟹!!(;・ゝ・) (´д`)(・∀・)
「ご家族の方で?
あ、いや…
(;・ゝ・) (´д`)(・∀・)
「腫瘍摘出したんすけど見ますか?
ヽ(`・ゝ・)ノ (´д`)(・∀・)
「お、俺でよければ!!!!
(`・ゝ・) (・∀・;)「…ご家族の方で?
(`・ゝ・;) (・∀・)
「いや…そう言われるとまだ…親密な関係ですが結婚までは進んでなくて…
ヽ(`・ゝ・)ノ (・∀・;)
「しかしこれを機に俺は何があっても蟹を離しません!!蟹のことは俺に任せて下さい!!
-=≡ξ#゜дゝ゜・ξ○≡○))ゝ・).:`・ぐはー
「何しとるかぁー!!!!
Zzz…(´д`)山羊ぃ…?むにゃむにゃ…
……………………………
職場での退院祝い含めて(笑)
…………………………
-=≡ξ;゜Дゝ゜・ξづ (・ゝ・)
「蟹が緊急手術だそうだ!!!!
ξ゜дゝ゜・ξつ□□□ (・ゝ・)
「とりあえず着替えとタオルとか持って行ってくれ!!私は他に色々と…
双魚|彡ピャッ (・ゝ・)…
(´・ゝ・)蟹が…
つ□□□⊂
(´・ゝ・)手術…?
つ□□□⊂
(´・ゝ・;)ソワソワ
つ□□□⊂
-=≡(´・ゝ・;|病院
キョロ(・< ・≡・ゝ・;)キョロ
Σ(;・ゝ・) (´д`)⊂(・∀・)≡=-ガラガラ
「患者さん通りますよー
蟹!!(;・ゝ・) (´д`)(・∀・)
「ご家族の方で?
あ、いや…
(;・ゝ・) (´д`)(・∀・)
「腫瘍摘出したんすけど見ますか?
ヽ(`・ゝ・)ノ (´д`)(・∀・)
「お、俺でよければ!!!!
(`・ゝ・) (・∀・;)「…ご家族の方で?
(`・ゝ・;) (・∀・)
「いや…そう言われるとまだ…親密な関係ですが結婚までは進んでなくて…
ヽ(`・ゝ・)ノ (・∀・;)
「しかしこれを機に俺は何があっても蟹を離しません!!蟹のことは俺に任せて下さい!!
-=≡ξ#゜дゝ゜・ξ○≡○))ゝ・).:`・ぐはー
「何しとるかぁー!!!!
Zzz…(´д`)山羊ぃ…?むにゃむにゃ…
……………………………
職場での退院祝い含めて(笑)
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