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そこはかとなく

そこはかとない記録
2024
06,30
わかってはいたけど6月も秒で終了(゚∀゚`)
蟹誕に全集中するため日常の予定を25日以降に詰めたのですが、おかげで体がバキバキに(笑)
グダりつつも星祭り10アンソロ企画のチマ絵を描いております。完成サイズがB7になるという事で、小さすぎてよくわからないと思います(笑)サイズの事もあって漫画はやめました。山羊蟹の当たり障り無い(と思う)イラストです。
基本的にはイベントアンソロをネップリしていただきたいのですが、内容が雑多になるため地雷持ちの方用に単品でも閲覧できるようにする予定でいます(・ゝ・)ノ
詳細は近くなったらまた!

星祭り10関係が終わったら再びオメガバ話の続きいきます(∩゚∀゚)
12宮戦まではラブラブのターン!(・ゝ・(゚∀゚`)
ひたすらダラダラ書きたいところですが、毎日の山羊蟹模様を書く勢いになって来年も完結しないとか自分なら有り得る話のため、頑張ってハイライトに収めたいところです。
今回オメガバ話を書いていて、一気に数ヶ月飛んで良いのかなとか何度も思いました(笑)でも飛ばないと終われない!
そういう欲求?を満たすべく、一度「山羊蟹の1ヶ月」とかで30日分の話を書くというのも有りですね。恋の始まりからゴールインを書くのは30日では無理ですが(笑)

…いや、逆に30日で成就してしまう話を考えればいいのか…?
ダラダラとラブラブ日常を30日分書くよりは良いのかどうか。昔の知人に、出会って1ヶ月でプロポーズして結婚した人いるから無謀ではないけど、シュラとデスマスクで一目惚れパターンは出会いが10歳以下だからなぁ。好きになっても恋の自覚は無さそう。
復活後、2人が再会した時にデスマスクのビジュアルが変わっていてシュラが急に意識し始めるとか?生前はアニメ青紫髪の単なるイケカワだったのに、復活後は原作銀髪になっていて口調も変だし「誰おま」なデスマスク。明らかに聖闘士の威厳も無くバカっぽいし、実際青銅とかにバカにされている彼が気になってしまう。でもデスマスクのシュラに対する態度は昔と変わらない。それがわざと自分の前では格好つけてるようで可愛く思えてしまう。もうお前のキャラ崩壊してるの知ってるんだぞって思いつつ、デスマスクの間抜けな所を自分の前で曝け出させたい欲求がシュラに芽生える。
案外、呆気なくバカさを見せるかと思っていたが、意外とデスマスクは頑なだった。デスマスクも同じ年のシュラにはバカにされたくないらしいし、正直シュラがそんな事を仕掛けてくるような奴だとは思っていなかった。デスマスクはわざと戯けていたのではなく、本気で自分がバカにされている事とか笑われているのが理解できていなかった。ただ、ありのままでいるだけなのに。
そんなデスマスクの繊細さを知ったシュラは自分がしようとしていた事の申し訳無さと同時にデスマスクを庇いたい気持ちがわいてくる。お前はそのままで良いから、笑う奴がいるなら俺がどうにかしてやると態度が一変した。まるで子どものようなやり取りだが、幼くして子どもらしいこともできていなかった2人は純粋で、デスマスクはそれが嬉しかったしシュラはそうできる事を嬉しく感じた。
そんな2人が恋心を抱くに時間はかからなかった…

…みたいな…(・ゝ・(゚∀゚)
体は大人だけど、やってる事は2人揃って子ども、みたいな話ですね。機会があれば書いてみたいです。

で、あっという間に成就した2人はその後、お互い直ぐに飽きられてしまわないか?という想いを抱える事になる。勢いで成就したけど、良い人が現れたら呆気なく終わってしまうのではないかと。体の関係も急ごうとするデスマスクだが、大事にしている姿勢を見せたいシュラは早々に体の関係も持つ事を渋り(本当は直ぐに抱いてみたい)すれ違う。好意を伝えるため日常的にキスだけはめちゃしてくれるけど、人前ではしない。そこにデスマスクの不満は無いけれど、シュラにデスマスクは合わないだのの噂を聴いて内心気持ちが落ち込んでしまう。その話をシュラも聞き、恥ずかしさはあったが2人の気持ちを否定されるのは許せなかったので人前でも構わずデスマスクを愛するようになる。そしてついに抱く事も決めるのであった。

そんな感じで既に話が止まらないわけですが、内容はいつもの王道パターンですね(笑)仕方ない…王道話が好きなのだから…
(・ゝ・)bサイコー


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2024
06,24
デスマスクおめでとうございます!
(・ゝ・)人(゚∀゚)イエー

午前中は時間があったのでもう一枚落書きしました。Xの方が多分綺麗ですけども。



珍しくシュラのテンションが高め✌︎(・ゝ・)✌︎
USJがちゃんとユニバーサルスタジオだったのは開園から数年だけのイメージです。
洋画作品のアトラクションではE.T.が最初に無くなったのですが、あの時の「無くなる?!」という衝撃が忘れられない…しかも後にできたのが映画関係無いし(笑)
外国はハムナプトラとかあるのに結局日本には上陸しなさそう。ハムナプトラ好きなんだけどな。
BTTFもとっくにミニオン?に変わっていますが、個人的に好きだったのでコレで(゚∀゚`)
ニンテンドーワールドはガチプレイして色々物を壊しそうだなぁ。

私信になりますが、たまたま調べたところBTTFが全米で公開された日が自分の誕生日でした(笑)波の日です(゚∀゚)b
更に調べたら「スペインで同性婚が認められた日」とか出てきて、もう噴くしか…

君たちか?君たちなのか?
(・ゝ・)人(゚∀゚)イエー

黄金聖闘士、白銀聖闘士、青銅聖闘士、木材聖闘士、発泡スチロール聖闘士、スポンジ聖闘士、段ボール聖闘士、アルミホイル聖闘士、ライオンボード聖闘士、画用紙聖闘士、雑兵などなど…
全・蟹座の皆さんもまとめて、おめでとうございます!

あ、また言い忘れた。8/25星祭り10(ピクスク)も申し込みました(゚∀゚)b
遊びに来てくださいませ〜

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2024
06,23
フライングでオメガバ文の書けてる分をピクシブに出しておきました。7/1までです。本番もそのままなのでピクブラ飛ばなくていいです(笑)
あといつものネタ集も公開に。
蟹誕チマ漫画は日付け変わったら投稿します。そして寝る!(゚Д゚)
新作は漫画18頁とイラスト1枚。あとはオメガバ・コスパロ以外の落書きまとめてます。

最初の予定では落書き漫画にペン入れする予定だったんですけども、またそれは星祭りに合わせてでも。オメガバ落書きは本にする時、ペン入れして載せる予定でいます。

何かほのぼの描いた影響なのか、今度は聖戦後にシュラ(手のひら返し)がデスとアフロを更生させる話がわいてきまして(・ゝ・)
コスモ封印させる手錠みたいなの(結構長い)でシュラの左腕とデス&アフロの右腕を繋いで生活するという話ですが、まぁ世渡り上手なアフロには甘く、反抗的なデスにはとことん厳しい。
お互い恋愛感情無しからのスタート。シュラは誰にも興味無し状態。デスは手のひら返してアテナに付いたシュラが嫌い。昔は疑問に思いつつも自分たちと同じ位置にいたシュラを認めていたけど、復活してアテナ側に戻ったと知り自分が思った以上にショックを受けて拒絶するようになった。そこまでショックを受けた自分も嫌だった。二度と関わりたくないと思っていたところ、シュラと更生生活を送る羽目になって参っている。シュラはなぜデスマスクが強く反抗するのかよくわかっていない。
先にアフロは更生生活から解放され、シュラとデスマスクの二人で続いた。デスマスクも素直に頭を下げていれば早くシュラから解放される事はわかっている。でもそれができなかった。シュラに反抗することがいつの間にか快感になっていった。

シュラ自身も手錠の影響でコスモは封印されていますが、デスマスクより力はあるのでちょっと暴力的なシーンが多め。デスマスクは「嫌い→シュラを嫌う事が気持ち良い」という歪んだ感情が芽生え、反抗的な態度が過激になっていくのに対してシュラはデスマスクに関して冷静になっていく。普通に生きられないのかもしれない、と寄り添おうとするのをデスマスクは嫌がった。

ある日シュラはデスマスクの更生途中に二人を繋ぐ鎖を斬り、生活をリセットさせようと試みる。デスマスクは逃げ去り二度と姿を現さない可能性もあったが、シュラは心の奥底でそれを期待していた。逃げてくれ、逃げてほしい。ずっと二人で生活する中でシュラはデスマスクに対して煩わしさを感じるどころか奇妙な感情を抱くようになっていた。自分の中の何かが目覚めてしまいそうで、それがデスマスクを傷つけてしまいそうで。

嫌い嫌い嫌い嫌い…大好き♡、系の話ですね(゚∀゚`)
恋してしまっているんだけど、デスマスクは一貫して「シュラ嫌い」
シュラは愛情ゼロからどんどんデスマスクを溺愛したくなっていく。キスとかしてしまうけど、とても嫌がられる。(デスは嫌がるのが快感)
とても嫌がられるけど、本気の抵抗じゃないのがわかっている。

…シリアスと思いきや、最終的にバカップルエンドになりそうですね…

さて明日は何をするかなぁ…
(・ゝ・(゚∀゚)今夜はお泊まり


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2024
06,19
蟹誕チマ漫画を描いていますが、4コマ4頁くらいの予定を変更してほのぼのストマン(チマ絵の)16頁ぐらいになる見込みです(・ゝ・)φ特に何の発展もない話(笑)
ネタ書き始めたら長くなり、でも今回なら描けるかも…と。
自分、わりと小学生低学年向けレベルのノリが好きっぽいので、そんな感じのくだらなさです。
チマ漫画をストマンにしたゆえ時間がいっぱいいっぱいになるため、当初予定していたDL版山羊蟹バースデーブック(pixiv投稿の山羊誕2024と蟹誕2024をまとめたもの)は星祭りか何かで出そうかなと思います。まだ申し込んでいませんが蟹誕終わったら申し込みます(∩゚∀゚)

オメガバもいい加減、余裕が無くなってきている…。6月ももう終わったようなものだ…。
14頁くらい描き終わり、今日トーン以外は描き切れるか?と思いましたが、急に家族の病院送迎が入ってきて待ち時間にブログ書いてます(笑)隙間時間全部費やしているな。6/24終わったら1日グデっていよう。

委託の計算ミスですが、結局「多めにぶっ込んだポイントそのまま貰ってくださーい」ということなので、まぁ遠慮なく頂きます(゚∀゚`)そのままYOUにリターンするだけですけども。

そして昨年作った紙コースターが唸り始めました(゚∀゚)b
やっぱ紙は結露った水滴吸ってくれるから良いですね〜。自作だから気軽に使い捨てできるし(笑)
ぼちぼち通販時のメッセージカード兼ねて入れたので残り1枚だった。また次、何かグッズ作る時に増産しておこう。

あー太陽の光で蒸されるー(゚Д゚)
みなさまも熱中症にはお気をつけて(・ゝ・)

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2024
06,12
パラ銀37お手に取っていただいた方、ありがとうございます(゚∀゚)ノ

今回はちゃんと即日返送で在庫が届いたものの…納品書の計算が間違っている(笑)
またユウに問い合わせする事になるとは。金額多めに書かれていると罪悪感あるじゃないですか(笑)
自分も昔は会計の仕事していたのでミスはわかります…仕方ない、そういう時もある。
しかし即行で問い合わせたものの、普通にミスした金額多めの方でポイント突っ込まれておる(゚∀゚`)
売れた部数とかとの再確認しないのかな。全然違うんだけども。
返事は遅いようなので今の所動き無し。
まぁ…言うだけ言ったのでこれ以上は何も言わんぞ。
くれるのなら次の参加費になるだけだ(・ゝ・)つ¥


そしてとりあえず蟹誕絵は完成?ごちゃごちゃしているのでよくわからん(゚∀゚`)
たまに眺めてチェックします。24日まではまだあるし!
次はチマ漫画に取り掛かる(・ゝ・)φ
boothのヘッダーもそろそろ変えようと思い、この絵を使いました。そのうち切り替えます(゚∀゚)ノ
これでもうboothのページ見る度に河村隆一さん思い出してしまうやん…

「ほんとのうたばん」流れで久々に野猿聴いたりとかしたのですが、とんねるずって身長あるし石橋さん体格良いしでやっぱ見た目が良いですよね。いいともに乱入した時とか、他のレギュラーと比べて明らかに2人がデカかった(笑)アイドル的人気が出たのもわからんでもない。
今やると即行でSNS炎上するネタが多いですけど、自分は子どもの頃に彼らでかなり笑ってきたので何も言えません(笑)改めて見てみてもやっぱ芸達者で面白い。

物凄くどうでもいい話ですが、自分がリアルに笑い殺されそうになったのはオール阪神・巨人(笑)
手術直後に病室で生活笑百科観たら笑い過ぎて、もう傷口が開くかと…(゚∀゚`)
仁鶴室長、上沼相談員、南光相談員、オール阪神・巨人が揃ってた時代の生活笑百科は永遠です。

まぁ、そんな流れでずーっとシリアス山羊蟹を描き続けている影響か、最近またバグった山羊蟹ベースの年中漫画を描きたい欲がわいてきているわけです(゚∀゚)
どうかなー。

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2024
06,09
最近のパラ銀ならまだ新幹線だな(・ゝ・)10:30現在。
TRCのパラ銀は宅急便が会場に着くのわりとギリギリなので、前回もそうでしたが落ち着かない(笑)
今書いても会場行かれる方がここ見るのはせいぜい夜だと思いますが、山羊蟹よろしくお願いします(∩゚∀゚)
…ブログまで見に来てくれるガチ勢様は既に手にしていただいている気もしますが…
改めて、ここまで見に来ていただき拍手や拍手コメとかありがとうございます!
次の本は公開済み小説になってしまいますが、入稿後〜イベント当日までの間に描けたらコピー本(漫画)もと思っております(゚∀゚)φ

そういえば、拍手後の画像を付けようか迷ってる的な事を以前言いましたが、どうやら拍手後に画像が表示できるのはブラウザ版のみらしいので結局画像無しでやっております。自分はブラウザで見ていますがスマホ版も表示できたら良いのになぁ。



で、蟹誕絵を描いている最中。ペン入れまでは終わりました。
蟹誕絵を描いてて拡大した時、コレ↑見て「ほんとのうたばん」の河村隆一さんパロ「BEAT」(最後エビフライになるやつ)を急に思い出して噴いてしまった(笑)
なんかもうこの絵の作業する度に思い出してしまう。パロ映像が年中+盟で再生されて、最後に蟹が蟹フライになるんだよ…(゚Д゚)それがぐるぐるして、真面目な絵なのにお笑いにしか見えなくなってきた。

まず「ほんとのうたばん」が通じますか?(笑)とんねるず(笑)
若い方だと「うたばん」がまずわからない可能性ありますよね。「うたばん」は普通に昔やってた歌番組。
「ほんとのうたばん」の「BEAT」を初めて見た時は笑い過ぎて泣いた。中学生くらいだったなぁ。
単純に隆一さんの「BEAT」公式MVでも、隆一さん→デスマスク、周りのお姉さんたち→シュラ、アフロ、盟って考えるだけで自分は面白い(笑)
機会がありましたら是非見てみてくださいませ。
もうパラ銀関係ないな…

あ、秋のパラ銀が大阪だったので直参できるか不明です(´・ゝ・)(゚∀゚`)
行けないことはない…が。冬に東京やるってこと?それとも東京年1になる?
うーん、とりあえず10/27大系に狙いを定める。


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2024
06,06
地区の会報的な資料作成も終了!蟹誕作業に入ります(∩゚∀゚)
オメガバ文の続きは蟹誕モノが仕上がってから再開します。
10万字以上の前フリの割にシュラのα化がアッサリし過ぎている感が拭えないので最終的に補強するか考え中…。やっぱシュラとサガが対峙する所から話があった方が良いかな…。
とりあえず残りは、十二宮戦までのラブラブ→十二宮戦・死別→冥界編の再会ちょろっと→エンディング。
本にする時はα巻とΩ巻の2冊組みになる可能性も出てきました。1冊に収めれたらそうしたいけど、どうなるか微妙なところ。A5で厚すぎると読み難いと思うので。

息抜き落書き。
深淵とは別のオメガバ小ネタ。最初からシュラα、デスΩ。





レディースコミックから少女漫画に変わるの巻。

ずっとシュラに自分を襲わせたいと思っていて、あらゆる手段を講じていたデスマスク。シュラは自分の事なんか何とも思っていないと考えていたからこそ落としてやりたかった。
いたずら気分でやっていた事でシュラも靡くことなんて無かったが、ある日シュラが自分以外のΩと会話しているところを見た瞬間、ものすごく嫌な気分になる。そのΩと別れるまで張り込んでたデスマスクはシュラが1人になった途端いつものように誘惑してやろうと近付いた。なのに今日はシュラが引き寄せられるように近付いてくる。意外だ、今日こそいけるかも…
嫉妬心から強いフェロモンを発していたことを知らないデスマスクはシュラに襲われ番にさせられてしまう。
そんなつもりじゃない、そんなつもりは無かった。
取り返しのつかない事をされて、でも加害者は自分なので文句を叫んでも虚しいばかり。
なぜ自分はシュラに襲われたかったのか?
いけ好かないから、だけだったのか?
番にされてからデスマスクの発情期が来ると、シュラはちゃんとデスマスクの相手をするために巨蟹宮を訪ねた。嫌がる素振りを見せても「番だから」とデスマスクを抱いて癒した。
でもデスマスクの相手をしに来るのは発情期の時だけ。
それを寂しく感じた時、デスマスクはシュラに対する恋心に気付いたが、その気持ちに蓋をしたくなった。シュラは被害者で、仕方なく番になった自分の相手をしに来るだけなんだ。それ以上求めるのは迷惑というものだ。
昔の自分であればシュラに迷惑をかける方が楽しいくらいだったが、好きになってしまうととてもそう思えない。かつての自分が死んでしまったようにシュラの気持ち優先になってしまう。
もうシュラのことは誘惑しない。発情期でどうしようもない時以外、絶対にしない。絶対にしないぞ、絶対に、しないんだからな…
そう言い聞かせても、シュラにアピールし始めてしまうデスマスク。
ずっと知らないフリを続けて、でもたまに「番だから」と誘惑に乗って甘やかすシュラ。
「ごめん」が聞きたいのではない。
デスマスクがシュラに「好き」って告白するまでが、シュラの本当の仕置きである。

✌︎(・ゝ・)✌︎クク…

どうでもいい話ですが前回、猛烈な勢いで漫画を描いた影響により中指を痛めたらしく(中指第一関節にペンが当たる)、運転中ウィンカー出す度にじわじわダメージくらってました(゚∀゚`)
ウィンカーって人によっては中指じゃないのかな?自分は中指でガッとやるので、その度にグエっ(゚Д゚)と。ペンの握りが強いんですよね、多分。

星祭り10の申し込みも始まりました(゚∀゚)
新作無くとも参加予定なので、適当なタイミングで申し込みます!
今回10回目記念アンソロ(DLとかネップリかな?)もあるようで、描けそうならチマ4コマ2本で参加しようかなと(・ゝ・)φ
さてまずは蟹誕じゃい!

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2024
06,04
pictBLandに会員登録無しで見れるページを一時的に作りました。
パスワード制になりますので閲覧を希望される18歳以上の方は↓リンクから飛んでパスワードを入力しお楽しみください。

pictBLand深淵27へ

パスワード:12824

パスワード入力後、R18ですが閲覧されますか?と確認が表示されるので「閲覧」でどうぞ(・ゝ・)
そんなにカット部分は長くもないのですが、やっぱ削ってあると意味不明だと思うので…
pixivに投稿するまで残しておきます(゚∀゚)ノ

因みに他のピクブラ頁はログインしないと見れないです(今ここにしかないものは無し!)
あと、自分はブロッカー入ってるのでよくわかりませんが謎の空白が多いので、結構ピクブラに広告が挿入されてるような気がします(゚∀゚`)

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2024
06,04
※今回いわゆる「本番」シーンがありますが全年齢ブログのためカットしています。ゆえに番になる瞬間の描写がありません。完結後pixivへ投稿する際に追加します。
ーーーーーーーーーー

「クク、おまえカシコイなぁ!この部屋なんでも揃ってるぜ」
 蕩けた顔のデスマスクは腕を伸ばしてシュラの頭を抱き、グッと首元へ引き寄せた。その行動はαにフェロモンを嗅がせ理性を破壊しようとするΩの本能なのか。強く感じる爽やかな甘い香りにシュラは堪らず首筋を何度も舐めた。それだけでデスマスクは喘ぎ、身を捩り、シュラの頭を撫でてもっと、もっととせがむ。
「ハァ…きもちい、くび、舐めて…。すげぇ、もぅ…んんっ…!」
 匂いも、声も、動きも全てがシュラを操ってくるようで、とにかくこの愛おしいΩを悦ばせたいと求められるまま舐めた。こんなの止められるはずがない。これがΩの恐ろしさなのか?デスマスクへの愛なのか?わからない。初めて味わうαの愛の衝動。ただ間違いなく今デスマスクは自分の腕の中に在り、奪おうとする敵もおらず、あぁ思う存分に愛してやれる!これはオレのもの!そう、もう何の迷いもいらない。オレのものにできる。愛して、愛して、オレをこの体に覚えさせて噛んでしまえばいい!できる、それが、遂に、今なら!
 首筋から顎を、耳を、頬を舐めながらデスマスクの服を探った。かぶりのシャツはいちいち脱がせるのが煩わしい。早くこの体も気持ちよくさせてやりたいとシュラは軽く空気を斬った。切り裂かれたデスマスクのシャツは手で払うだけでスルスルと落ちていく。触れたことのある肌はこんなにも触り心地が良かっただろうか?温かくて、張りがあって、その気持ち良さに撫でさする手は止まらず下へと伸びていく。もっと柔らかく気持ちの良い場所があることを知っている。下着の中へ手を差し込み、触れた肌の柔らかさに震え、筋をなぞりながら中指を谷の中へと埋めていく。挟まれた指が温かくて気持ちいい。指を少し前後に動かすとデスマスクから戸惑うような喘ぎが漏れ、頭を抱く腕に力がこもった。
 愛おしい、可愛い、オレの恋人…
 シュラの舌はデスマスクの唇をなぞり、重ね合わせ、デスマスクはすぐに受け入れた。恥じらいなくお互い何度も舌先を触れ合わせ、滑る感触に気持ちが高まっていく。気持ちいい。どれだけ重ね合わせても絡ませても足りない。ここだけじゃ足りない!
「シュラァッ、ぬぎたい…下も斬っていいから、早く裸にしてくれよぉ!」
 甘えた声が言い終わる前にデスマスクの服は全て切り裂かれた。すぐ脚がシュラの腰に絡み付き、布切れがすり落ちていく。
「きもちいぃが、もぉツラい…薬飲んでねぇんだよ。早く挿れてくれ、一度楽になりたいっ、挿れて、ぐちゃぐちゃになりたいっ!」
「…ぐちゃぐちゃ…?」
 その言葉にシュラは動きを止めた。ぐちゃぐちゃにしてやりたい疼きも衝動もあるのに、急に心臓を強く掴まれるような苦しさに襲われた。
「オレ黄金だし、壊れねぇって。だいじょうぶだって。はやく訳わかんねぇくらい気持ちよくしてくれよぉ」
 シュラを抱き締めて、今度はデスマスクがαの匂いを嗅ぎながら首筋を猫のように小さく何度も舐めてくる。
「いや、ちょっと、待て…」
「なに…まだそんなコト言えんの…?足りないのか?おまえ…気持ち良くない?」
 突然、理性を取り戻したシュラの姿に眉を寄せ、困り顔で見上げてくる。その表情とは裏腹に、残された理性を叩き壊してやろうとフェロモンが濃くなった。なぜ足りないんだと訴えかけてくる様は、シュラがβだった頃に見せてきた姿と同じで。
「すまん、ちょっと、待ってくれ…」
 デスマスクは誰にも渡さない、オレのものだ。番にしてオレだけのものにするんだ…。
 ――そうしたい、そうするつもりであるのに胸が苦しい。何だこれは、誰がオレを止める?βか?βだった、オレの心か…?
「しゅらっ、なぁ、おまえもう我慢しなくていいんだよぉ!こんな時に迷うなよぉ!」
 デスマスクの舌がシュラの口元を舐め、ちゅっちゅとキスを繰り返す。開けろ、キスを返してくれ、と必死にシュラを誘う。
「…ん…デス…」
 キスを返してなだめるが、水を差すように頭の片隅で警鐘が響く。このまま奪ってしまうのは嫌っていたαの本性と何も変わらないぞと、深淵に呑み込まれ死んだβが恨めしそうに叫ぶ。デスマスクを大切にするとはどういう事か、番になるとはどういう事か忘れてしまったのかと。そんなこともうどうだって良いと思うのに、αになり切れていないシュラは自分の衝動とは裏腹に喉が震え、声をこぼした。
「…すまん、やはり今、番になるのはやめた方がよくないか…」
「はぁ?!ここまできてなに言ってんだよ!いやだ、早くおまえと番になりたい、がまんできねぇ!」
「…俺たちは聖闘士だ。番になって、もし俺が先に死ぬような事があれば…」
 番を失ったお前はどうなってしまう?直ぐに後を追うとしても失った事実、耐え難い悲しみをお前に与えてしまうのか。
「死ぬかよ!おまえ死なねぇだろ!そんな弱くねぇだろうが!」
「でもわからないだろ?!神をも相手にするんだぞ!」
「だったら余計にオレを番にしろ!絶対に死ねなくなるだろうが!オレを残して、おまえだけなんてっ!」
 デスマスクの右手がシュラの腹部に伸び、誤魔化せない熱に触れた。
「正直、もう死ぬとか死なないとか関係無ぇんだよ…番にしてくれ、おまえがαであるなら早くオレを縛ってくれ…。辛いんだ、発情期とかαに惑わされるとか…全部おまえだけで満たされるようにオレの体を作り変えてくれよ…それはもうおまえにしかできねぇんだよ…!なぁ、本当におまえが先に死にやがってオレが一人残る事になってもよ、おまえの事ばかり考え続けて狂って死ぬならそれで良いって思えるんだよ!どれだけ寂しくて飢えてもおまえの事で頭がいっぱいになれるならそれでいいんだ、だから早く!オレを助けろって言ってんだ!」
 涙ながらにシュラの服を脱がそうと、両手を伸ばしてズリ下げていく。上手くできなくて苛立ち、唇を噛んでシュラの腰を叩いた。
「オレはずっと、おまえはαだと思っていた。初めてバース判定した時からそう信じていた。全然αに変異しなくて本当にβなのかって思った時、悔しくて悲しかったんだ。それってもうその頃からおまえの事好きだったって事だろ?何故かなんてわかんねぇよ!おまえに惹かれる要素なんて無かったし。でも好きなんだ!他の奴らじゃ嫌なんだ、おまえがいい。ずっとおまえといたい。おまえがαになったのならなおさら、他の知らねぇΩに取られたくねぇよ!だからオレしか知らないうちにさっさと番にしろ!こんなに好きだからいいだろ!つらいんだ、はやくしろばかやろう!」
「っ…?!ぐ…デス…っ」
 限界を超えたデスマスクは息を荒くして下げた服の隙間からシュラの熱を引き出し、手の中で自身のものと擦り合わせ始めた。体格に似合わず幼いデスマスクの熱は既に弾けていて、甘く香る粘液が二人の芯を包み込むと僅かに残された理性はどろどろに溶かされていく。
――おまえがオレを愛しているのはちゃんと知ってるから、それでいいんだよ。悲劇なんて何度も超えてきた。どうせまた突き落とされるのなら、今我慢する方がもったいねぇだろ――
「しゅらぁ…オレをつがいに、できるよな?」
 歪ませた口元は悪童のようなのに、ふにゃんと笑う目元は潤んで艶やかで。シュラの下で大きく体を開き、硬くなった熱を入り口まで導いていく。βの愛は忘れねぇよと愛し続けたシュラに別れを告げ、ずっと求めていたαのシュラを誘う。オレのからだ、準備いらねぇから…と囁く言葉が、部屋に満ちる爽やかな甘い香りが、麻薬のように効いて…いつの間にか胸の苦しさも危機感も消えていた。デスマスクの覚悟は聞いた、それで十分だろ?βよ…。
――こんなにもオレを求めるこいつを、早く愛してやらないと。これ以上我慢させたくない。何でもしてやりたい――
「優しくできなくても、許せよ…」
「ククッ…うれしすぎるぜ…」
窓の外、燃えるように赤い夕焼けがカーテンの隙間から溢れていた。
太陽が、落ちていく。

ーーー

*****

ーーー

 手で強く顎を抑えられ、首筋が突っ張る。そこに強い視線を感じる。シュラのフェロモンが増して麻酔のように染み込んだ。――もう、逃げられない。
「…永遠に、愛すると誓おう…」
 低く響いた声すら肌を舐めるようで気持ちいい。溢れる涙に視界がぼやける。揺れ続ける腰は快感を止めることなく、シュラの髪がファサッと頬に触れたと同時に鋭い痛みが体を貫いた。

――暗い。真っ暗で、茂る木々の葉が空を覆って星も見えない。痛い、首が痛くて動かせない。誰かが必死で舐めているけど、あぁ…止まらないんだ…おれの血が…。だって、おれ、Ωじゃねぇもんな。αだもんな。薬飲んで、誤魔化しても、Ωにはなれない。Ωになりたいわけではなかった。ただ、お前がαだったから…。αはΩとしか結ばれないって言うから。周りが、世界が、神がそう言うから。そんなの、気持ちの問題だなんて思ってもフェロモンが、遺伝子が否定してくるから。だからもうこうするしか無かったんだよ…。どうせ死ぬのなら、結ばれて死にたい。このαが愛した男はΩではなくおれであったのだと。こいつにも、おれの体にも、周りにも世界にも神にも!…わからせて、やりたかった…。あぁ…お前はそんな顔しなくていいんだよ、おれ嫌じゃねぇよ、おれがお前に頼んだんだから。もう舐めなくてもいいって。口元の血ぃ拭えよ。おれのカッコイイ顔もっと見ててくれよ。嬉しいぜ、お前がシてくれて。願いを叶えてくれて。わかるか?おれ笑えてる?口ももう上手く動かせねぇんだ。…あぁ、勝ちたい…いつか神をも超えてみせたい。全てを見返す力が欲しい。おれと、お前を守るだけの…。お前を手に入れるだけの…。力を…手に入れて…共に、また…――

「…デス…ちゅ、デス…かわいい、ちゅ…」
 優しく名前を呼ばれながら首筋を何度も舐められるのが心地良くて、うっすら瞼を持ち上げては閉じるをしばらく繰り返していた。
――生きてる、な…――
 首に痛みは感じるものの絶え間なくケアされて苦痛ではない。下腹部の中にはまだシュラを感じる。結ばれたままだ。抱き締め続けるシュラの肌は温かく、いい匂い。時折胸先にも軽く触れられて、とにかく全身気持ち良くてなんで溶けてしまわないのだろうとぼんやり思う。
「…あ、オレのケツ…壊れてねぇ…?」
 シュラが噛む直前、自分の腰はもうどろどろに溶けていたように感じた。モゾっと動いて尻に触れてみるがちゃんと丸く残っているし、シュラと結ばれている部分もぐちゃぐちゃにはなっていない。しっかり締め付けている。
「…おい、目覚めた最初がケツの心配か」
 晴れて番となった第一声がロマンチックとは程遠い発言で、シュラはため息をついた。
「だってよ、めちゃわけわかんなくて凄かったんだぞ?お前だって俺の尻ぶち破ってないか心配にならなかったのか?」
「俺はもうαだからな、βのような気遣いはできないぞ」
「…いや、それでいいけどよぉ…」
 αになれ、オレは壊れないと豪語していた手前、勢いを無くしたデスマスクの首筋をシュラは軽く笑いながらそっと指で触れた。
「クク、とは言え俺もまだαになり切れていない部分はある。嫌ではなかったか?酷いことしていなかったか?」
「はぁ?大丈夫だよ、悦いコトしかしてくれてねぇよ」
 そう言って擦り寄るデスマスクに、そうか、と呟いてシュラはもう一度噛み跡を舐めた。
「首の痛みは?血は止まったようだ」
「ジンジンするが…言うほどではない。寧ろ嬉しくてジンジンするのかもしれん」
 デスマスクもそっと手で触れてみる。小さく皮膚が抉られた場所を探し当て、微笑みが溢れた。
――これが、Ωの体…――
「これで、俺のフェロモンはお前にしか届かない…」
「お前も俺のフェロモンしか感じ取れない」
 何度も噛み跡に触れながら呟かれた言葉にシュラが返した。
「ハハッ…手に入った…遂に、番になって…もう誰も俺らの邪魔はさせねぇ…!」
 笑いながら涙が溢れるデスマスクを抱き締めて、シュラもじんわりと目頭が熱くなった。

 遂に、報われた。途方もなく永い間引き離されていたように感じる。デスマスクとは出会って10数年、気持ちを交えたのはここ数年のことなのに、もっと昔から知っていたと思う。体を一つに結んでより強くそう感じた。失われていたものが取り戻された安心感。そして二度と手放したくないと感じる独占欲。自分からだけではなく、デスマスクからもそれは感じられる。自分たちは誰の邪魔も許さない、全てに於いて結ばれた存在に間違いない。神に引き裂かれ、打ち壊されようともこうして二人は必ずシュラとデスマスクに辿り着くのだ。これは神も予期していなかった強い運命なのかもしれない。ならば今度こそ、果たせるだろうか?デスマスクと笑い合って生涯を終えることが…。

「デス、発情期はまだ辛いか?」
「ん?…ヤりまくって噛んでもらったしな…薬飲んでねぇけど、落ち着いてるな…」
「何がしたい?何か食べるか?」
「えぇ?…なにってよぉ…お前、コレぶっ挿したままで何言ってんだよ…」
 そう言うとデスマスクは腰をシュラに押し付けるように揺らしてみせる。
「αサマならまだ余裕だろ?俺も落ち着いたし…今度はゆったり抱いてくんねぇ?」
 以前はシュラを誘おうと必死に色気を出しているようだったが、番となった余裕からかデスマスクに素の可愛さが戻ったように思えた。媚びるような声も軽くなって耳に馴染む。部屋に満ちるΩのフェロモンは想像していたような甘ったるいものではない。柑橘系の爽やかな甘い香りは体にスッと溶け込んで、いつまでも嗅いでいられる。海をバックに笑うイタリア男にピッタリだなと納得した。今までコレを自分だけが知らなかったというのはジリジリと妬けるが、これからこの香りは自分だけのもの…。
「そうだな、俺もやってみたいことが色々ある」
「へ?…お前ってさ、元々スケベだったのか?そんな急に変われるもんなのか?」
「さあ?まぁ知らないことが多いからな、こことかこことかどうなるか見てみたい。後ろからも試してみるか?」
 そう告げながら指先で肌を弾いていく。デスマスクはその感触にピクン、と身を縮ませてから力を抜いて、シュラの手に自身の手を重ねた。
「…ぜんぶ、いい…けどぉっ…。おれもやってみたいことあるから、調子ノリすぎんなよ?」
「クク、それができるだけの体力が残っていればな、な」
 シュラに押し倒されて、聖剣を放つ手が、指先が肌を優しく滑っていく。部屋で一人シュラを想わなくてもここにいる。もう「だめ」だなんて言われない。求めれば与えられる。辛い発情が薬も無く癒やされていく。願っていた全てが今、ここにある。
 デスマスクは喜んで何もかもをシュラに捧げ、満たされた幸福に溺れ続けた。

ーつづくー

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2024
05,28
漫画を描きたい!と思い1頁くらいなら…と始めましたが、当たり前のように収められるはずもなく4頁に(゚∀゚`)これでも無理矢理〆た。
猛烈な勢いで描いたのでthe顔漫画ですけど、このレベルなら1日4頁いけるんですね。聖衣とか適当でも下書きという誤魔化しが効く(笑)まぁ時間かかるのはペン入れとベタだなぁ。せっかくなので蟹誕用に描き直すかも。
集合時間でなく召集時間だな…(・ゝ・)φ訂正









この言葉、今使わずしていつ使う?
ラレーヌの名曲「フィアンサーユ」(婚約)言いたいだけに描いた漫画です。
ゆえにフランス語(笑)伊語でも西語でもない。仏!

復活後から年中が聖域を出るまでの話は昔(2012年頃)から考えてありまして、内容もあまり変わってないのですがなっかなか描く機会が無く…ソレを少し使ってみました。
元々考えてるのは蟹のパンドラボックスが開かないのではなく、聖衣を着けようとしてもポロポロ落ちてくるというパターン。どのみち赤目設定のデスマスクは復活後、二度と聖衣が着れないというもの。コスモは使えますが燃やす機会も無く、シュラから見るとどんどん弱々しくなっていくようで聖域から離したのは間違いだったのかと悩む事も。ただシュラがそう思うだけでデスマスク本人は何も気にしていない。この2人はくっ付いてもどちらかが悩み(思い込み)を抱えて…の繰り返しな気がする。凸凹で噛み合うんだけど、同じにはなれない。抱き合ってる時が一番噛み合って安心して落ち着ける仲かもね。歳を重ねても夜の営みは続いてそう。

(゚∀゚`)たつの?
(・ゝ・)σお前がオレをたたせるんだろ
(゚∀゚`)……
(゚∀゚`)頑張る…

そうら(・ゝ・)σ≡σ   ((´Д`; ))ピッ…ピィ…
煽りが足りないぞ

ー後日ー
⊂(´Д` ;)もぉたたせんの大変だから夕飯に薬仕込もう…(墓穴)

ー夜ー
むりぃっ!もぉむりぃ〜!> |寝室
ヤらないと鎮まらん責任取れ>|寝室

お幸せに…

また前回書き忘れましたが、パラ銀の委託案内をpixivとXに出しました。委託h04です。よろしければ見ていってくださいませ(゚∀゚)
さて次こそオメガバ話に戻ろう。5月も秒で終わったなぁ。

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2024
05,27
竹馬作りに土日の全てを持っていかれたのですが、自分でも引く勢いで本日色塗り完成?



ただ、想定していた塗りと全然違う(笑)
結局いつもの塗り方が少しザックリになっただけ、みたいな…。なんかもう最初の肌で滲ませてしまった時点で間違ってたね…。いや、早塗りという点では間違ってないのか。しかしこれでは雑さが目立ってしまう。蟹誕までにもうちょっとどうにかします(゚∀゚`)
でも主線残した筆塗りフルカラーはデジタルにしてから初めてかも。

絶対に到達できないし挑戦もしていないのですが、金子一馬さんがアトラスの表舞台から退く直前頃のカラーの塗り方が好きです。主線残ってないやつ。大天使集合してる絵の神々しさと、潜む禍々しさとかたまらない!(゚Д゚)
あんな風に絵が描けたら最高だなぁ。自分で部屋飾る用に描くのに(笑)

そしてこのタイミングで古くからの同人仲間(とうに引退済)がフォト婚をしたという一報が!
良いねぇ。写真はどれも綺麗だし特別感が半端ない(・ゝ・)
式や披露宴にもそれぞれ意味はあるけど、結局は2人の事ですし。
女子ではないからこだわり無いかもだけど、シュラのお金で好きなだけ衣装チェンジしたらいいと思います…デスマスクが。
まぁ白スーツとカラースーツはいっておきたいね。黒タキシードも。上着脱いだバージョンも。

シュラはデスマスクに満足してもらえれば良いと思っているけど、デスマスクがシュラを格好良く仕立て上げるのにハマるかもしれない(゚∀゚)
普段、流行も取り入れずいつの時代にもある無味無臭な私服しか着ないシュラが輝く日でもある!
この日の輝きが忘れられず、後日シュラにスーツ着て攻めて欲しいと頼み込むっていう(・ゝ・)
この2人にとってはスーツでもコスプレになるのか?(笑)聖衣はコスプレにならないもんね…
そんな、目覚め…(∩゚∀゚)

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2024
05,24
オメガバ話、これ以降エロ的な本番が入ってくるのですがブログでは雰囲気部分のみの掲載になる見込みです。元々そんなハッキリした描写はしていないものの、全年齢ブログですし本番は外しておこうかと(゚∀゚`)pixiv投稿する時に足しておきます(∩゚∀゚)
とは言え、エロメインの話ではないので本番描写も性欲煽るようなものでは無い…(・ゝ・)キリッ
シュラがα化してちょっと乱暴な感じになっていきますが、十二宮戦まではラブラブ描写盛り沢山でいきたいです!(再び間延びする予感…)
これ、最終的に話の流れとか読みやすいようにまとめれるのだろうか…。努力はします…。

で、ここでまた絵を先に描きまして↓コレを仕上げようかと。



今見るとデスマスクが華奢ね…。あと最初からシュラの目の位置が気になっていて、やっぱり気になるけどこのままいくと思う…(・ゞ・)修正…するか?うーん。
こちらカラーですが丁寧塗りではなくザックリ塗りをしてみます。この前のアクスタみたいな塗り方で。あれ滲ませとか無いからめちゃ早かった。どうなるかな。普通に塗ると時間かかりすぎるので色々試してみたいなぁと。

そして週末は竹馬を作らねばならない。竿竹とか買って切って作るガチなやつを(笑)
その後オメガバ話の続きいきます。

そうしたらもう蟹誕準備だな…(゚∀゚)
蟹誕にはとっくにオメガバ話終わってるつもりでしたが微妙な感じになってまいりました。
でも蟹誕2024は一生に一度ですからね!
ブライダル↑以外には多色風イラストといつものチマ4コマ描きます(・ゝ・)ノ

あ、どうでもいい話ですがウチ設定で、結婚までするのは赤い眼設定のデスマスクとシュラと考えています。いや正確に言うと婚約になるのかな?永遠のフィアンセ(笑)この2人は正式にどうこうっていう手続きしないから。神にも誓わない。アフロディーテに誓うだけだから(笑)
容姿変異の無かった青眼デスマスクは特に何の劣等感も抱いていないのでシュラの保護欲もそこまで発動していない。

しかし自分の中で何パターンの山羊蟹が派生しているのだ…(・ゝ・(゚∀゚)
①復活後、聖域を出て同棲する赤眼デスマスクの山羊蟹。盟は不在のまま。
②復活後、シチリアを別荘にして聖域に留まる青眼デスマスクの山羊蟹。盟も復活。
③生まれ変わりEND「名前を持たない男」の山羊蟹。盟の存在あり。
④オメガバース「深淵」の山羊蟹。盟は存在していない。

パロディを省けばざっくりこんなんかな?絶対に自分しか区別ついてない(笑)

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2024
05,23
 最後にもう一度、とシュラに迫ってみたが呆気なく失敗した。しかしシュラは誘惑しようとするデスマスクに緊急抑制剤を使おうとはしなかった。目的は果たせなかったし思い通りになってくれようともしない。でも薬を使わず抱き締めてくれただけで、昔よりも受け入れられたという事が嬉しく思える。
――これはオレがチョロい、って言うのか…――
 今回はこれで気持ちが鎮まっていったものの、きっと直ぐにまたシュラを求めてしまうだろう。Ωである事と、自身の心が好きな人を求めずにはいられない。Ωに負けると誰彼構わず抱かれに出てしまう恐ろしさは残るが、大丈夫だ。シュラが食い止めてくれる。ずっと見ていてくれるはずだから。
 あれから普段通り過ごし発情期を終えたデスマスクは、巨蟹宮にある私室のソファーでシュラの上着を4着抱きながら朝食のパンを食べていた。聖域に戻って来た夜は以前デスマスクがごねたためシュラも巨蟹宮に泊まり、翌朝知らぬ間に磨羯宮へ戻っていく。デスマスクが起きた時、枕元にシュラの上着が追加されていた。直接渡せばいいと思うが最近は寝ている間に追加されている。
――こうやってサービスも良くなったし――
 番がいなくても頑張れる…。そう言い聞かせ、食事を終えたデスマスクは早速仕事への準備を始めた。

 発情期が終わり巨蟹宮で一夜を過ごした後、朝早くにシュラは磨羯宮を目指して十二宮の階段を上っていた。こんな早朝、任務へ向かうか帰る者くらいしか外に出ていないだろうと思い、デスマスクに上着を与えたシュラは上半身裸に小さなボストンバッグという不審な姿になっていた。
「ちょっと…どういう状況でそうなったのか興味が湧いて仕方ないのだが、聞いていいか?」
急なカーブを抜けると、半笑いの震えた声がシュラにかかる。黄金聖衣を着たアフロディーテが岩に手をついて立っていた。
「…今から仕事か」
「あぁ。で、君は仕事帰りでそれか?慌てて服を着忘れた…というワケではないだろう。そこまで鈍いとは思いたくない」
「服ぐらいどうでもいいだろ」
「いや良くないだろう!どうせ巨蟹宮にいただろうし、私ではなくサガに遭遇していたらどう言うつもりだったのだ?ここにきて気が抜けていないか?」
 サガの名前を出されて言い返す言葉が出なかったシュラはそのままアフロディーテの横を通り過ぎようとした。
「あ、待ってくれ。ちゃんと真面目な話があるのだ」
 通過しようとするシュラの腕を掴み岩陰まで寄せると、アフロディーテは辺りを見渡してから声を低めて話し始める。
「君たちがいない間、サガに聞かれたのだ。デスマスクに好きな相手がいるのではないかと。α以外でな」
「…俺は知らない」
「君に聞いてない。私が聞かれた話だ。まぁ、αとΩになってからは疎遠気味なのでわかりませんと言っておいたぞ」
「そうか…。俺もとっくに聞かれていたが、あいつの本心はわかりにくいからな」
「フッ…そんな格好で巨蟹宮から出てきてよく言うよ」
 アフロディーテの呆れた笑いに対してもシュラは表情を崩さなかった。
「なぜ服を着ていない?聖域で堂々と朝帰り、もうそこまで関係が進んでしまっているのか?だとしても服は着るよな」
 アフロディーテも理由くらい知っていてあえて聞いているのか、というしつこさだ。朝帰りくらい何度もしている事だし、どうせ今さら言葉を濁したところで最初からデスマスクのシュラに対する気持ちはバレている。その逆はどこまで読んでいるのかわからないが。
「ハァ…服はあいつにくれてやった。Ωは私物を欲しがるだろ?」
「ふぅん、服を剥ぎ取るほどとは重症だな。まぁβに想いを寄せても香りは無いし、物に縋るしか無いのだろう」
 取られたわけではなく自らデスマスクに与えただけ…とは言い返さない方が良いだろうと思い、シュラはアフロディーテの思い込みを訂正しなかった。シュラなりに少しでも想いを形にしているつもりなのだ。
「それにしてもサガはデスマスクを番にでもしたいのか?そういう気持ちは無さそうに思えるが…邪悪な方の企みか?」
「サガは…邪悪な方は番にしようとしている。ハッキリ俺に言ってきた。それに備えデスマスクに幻覚をかけようとしているのだ。反抗される事も無く、デスマスクにとっても良い夢を見させてやれると…」
「…それで好きな相手を探っているのか…。無理矢理奪うより一手間掛けて大人しくさせた方がスムーズではあるが、とことん自分の事しか考えていないのだな」
 顎に手を当てて考える素振りを見せたアフロディーテは視線だけ持ち上げてシュラを見る。
「で、最終的に君はサガとやり合うのか?デスマスクを渡す気は無いのだろう?」
「あいつが拒否し続ける限りはサポートする。清らかなサガも番を持たせる事には積極的だが同意無しの関係には否定的だからな」
 アフロディーテの強い視線を正面から受けてシュラも真っ直ぐ見つめ返した。一瞬の間を置いてアフロディーテの方が瞬きをする。
「フ…私でも力になれそうならばできる限りサポートしよう。デスマスクのためにな。決して早まるなよ?αに対してどうにもならなければ私を頼れ。デスマスクだけ守り切っても意味がないのだ。君も共に残らないと」
「あぁ、あいつを一人残すような事はしない。どうせ…俺が手を下せなくとも自らついて来るだろう」
「だから!二人だけで無理はするなよ!三人でやってきたんだから!」
 わかってない!と怒るアフロディーテはシュラの目の前に三輪の薔薇を出して見せた。
 三人でやってきた。最初はそうでもなかったが、サガが問題を起こしてから聖域の事は何もかも三人だけの秘密。サガが三人を動かしているようで、三人がサガを動かしていたと言える点もある。二人だけで抱え込まず、三人で挑めば違う道が開けるかもしれない。
「…そうだな。第二の性によりバラバラになってからもお前には随分と助けられてきた。良ければこれからも面倒に付き合ってくれ」
 アフロディーテの手から薔薇を受け取ったシュラは、ニヤりと笑い掛けて再び階段を上っていった。その後ろ姿をしばらく眺めていたアフロディーテがもう一輪薔薇を出して口元に当てる。
――あんなにも鋭かったか?…シュラの歯…――
 αのような姿を見てから突然身震いしたアフロディーテは、手にしていた薔薇を勢い良く地面に突き刺してから気を取り直し、任務へ向かって行った。

ーーー

 6月下旬、デスマスクが22歳を迎える数日前。発情期に備え隠れ家へ出発するためデスマスクは巨蟹宮の私室でシュラを待っていた。
 Ωになってから毎年誕生日は発情期の真っ只中だった。ピークに重なれば部屋で一人きりとは言え、今となっては毎年聖域を出てシュラと二人で過ごしているのだから高待遇とも言える。ピークを過ぎて部屋から出てくると、いつも誕生日ケーキ代わりのつもりなのか軽いシフォンケーキやチーズスフレ、アイスケーキのようなものが用意されていた。改まって「誕生日だから」と出されるわけではない。デスマスク自身もシュラの誕生日にケーキを買うことは無い。シュラが少し家を空けてスナックを買って来る事はよくあることだが、ケーキっぽいものを買って来るのはこの6月の時だけだった。なので、きっとそういう事なのだろうと思って毎年食べている。
――来年、あいつの誕生日にケーキでも買ってやるかなぁ…――
 別に友人同士でも誕生日を祝ったりするものだろう。ショートケーキを買って、おめでとうくらい聖域で言っても怪しまれないはずだ。そうとなればシュラが好きそうなケーキ屋を探さなくてはな、と楽しくなってきた。

 しばらくイタリアにあるケーキ屋の場所を何件か思い浮かべて待っていたが、それにしてもシュラの迎えが遅い。16時くらいに行くと言っていたのにあと少しで17時だ。普段シュラが遅刻する事はあまりない。早すぎる事はあるが。午前の予定が長引いて遅れるなら連絡を寄越すタイプである。デスマスク自身はルーズなところがあるので何も考えず待っていたが、一度気になると不安が増してくる。
『おいシュラ!今日だろ?いつまで待たせるんだ!』
 シュラのコスモを探り呼び掛けてみたが返事は無い。…聖域には、いる。
――…まさか、サガが何か…?――
 不穏な空気を感じたデスマスクは慌てて巨蟹宮を飛び出し磨羯宮へ向かった。

「シュラァ!」
 磨羯宮にある私室への扉を開け放ち、大声で呼び掛けたが誰もいなかった。居間のソファー脇にはシュラの鞄が置かれている。開けてみると荷造りはされており、予定通り出発しようとしていたことが窺える。
「何してんだ…。双魚宮…いや教皇宮かっ!」
 シュラのコスモはここより上から感じられた。デスマスクは教皇宮を目指して駆け出したが、念のため双魚宮に立ち寄った。
「おいアフロォ!シュラは来ているか?!」
 双魚宮の庭にいたアフロディーテはデスマスクがかつて…Ωが判明する前の頃のように、何の気兼ねもなく自分の元へ来た事に驚いた。
「へ?デスッ…いや、シュラは来ていないが…」
 その言葉を聞いたデスマスクは舌打ちすると、また直ぐに出て行ってしまった。
「…何を急いでいる?」
 デスマスクを追うように宮内へ戻ったアフロディーテは魚座の黄金聖衣の前でふと足を止める。
「シュラが教皇宮へ向かった気配はあったが…確かに戻って来ていないかもしれないな」
 特別な人を探し慌てるデスマスクを思い返し、ため息を吐いたアフロディーテは黄金聖衣を解放した。

「クッソ!サガ!手ぇ出すなよ!絶対に…絶対に…シュラを、奪わないでくれ…っ…」
 やはりシュラは双魚宮にもいなかった。更に上に在ると。ここが十二宮でなければ一瞬で向かえるというのに。ただ走るしかないもどかしさ。いつもは遠く感じない教皇宮への道がやたら長く感じる。
 やっと見えてきた扉の前に人気は無く、強い念力で開けたデスマスクはスピードを落とすことなく中へと滑り込んだ。

ーーー

「フッ…遅かったな蟹座よ。お前はあの時も遅かった」
 サガは教皇座におらず、跪くシュラの目の前に立っていた。毛先まで髪を黒く染め、視線はシュラを見下ろしたまま。既にやり合った後なのか教皇の仮面が床に転がっている。
「シュラァ!」
 動かないシュラの元へ駆け寄ろうとしたデスマスクは途中で足を止めた。
――あ、ヤバい…だめだ…!――
 頭がぐわんと揺れる。咄嗟に息を止めたがそんなこと意味も無く…。
――αの、フェロモン…!――
 デスマスクが足を止め、その場でフラつき始めるとサガはシュラから視線を外しデスマスクを見た。その瞬間、シュラの体はαの威圧から解放されたものの床に崩れ落ち、すぐに立ち上がろうとしても力が入らない。
「山羊座に口を割らせようとしたがまぁ強情な奴だ。それともこいつは本当に知らないのか?お前の気持ちを」
 サガはシュラの元から一歩一歩デスマスクへと近付いて来る。
「や…やめろぉ…サガ…番は、嫌だってぇ…」
 動悸が強くなってきて体は熱を帯び始める。抑え込もうとしても無理矢理発情させられていくのがわかる。それが、怖い。
「嫌は知っているがαと番うのがΩの定め。そして黄金Ωのお前に相応しいのは私しかいない。どうしてもと言うのなら今であれば聞いてやろう。お前が想う奴の名を言ってみろ」
 サガが目の前に来ると遂にデスマスクは立っていられず床に膝をついた。体が熱い、ぼんやりする。コスモ…コスモなんか、燃やせない…黄金なのに、たかがαのフェロモンに負けてコスモが燃やせない!

「デスマスク!」
 掠れた叫び声と共に力を振り絞ったシュラが駆け付け、サガの目の前からデスマスクを引き剥がした。デスマスクは夢中でシュラにしがみ付き、胸元に顔を埋めて必死にシュラの匂いを嗅ごうとする。
「あつい、しゅら、いやだ、さが、いやだぁ、しゅら、しゅらがいい、しゅらがいぃ!」
「デス、喋るな…」
 デスマスクを隠すように抱き締めて頭を撫でる。シュラにもデスマスクの動悸と熱が伝わり発情させられていくのがわかる。鎮まれと願いながら抱き締め続けても熱は上がっていくばかり。
「ハハッ…やはりお前だったか山羊座よ。蟹座のこの強いフェロモン…喋らずともお前に向けられているのはわかる!クッ…蟹座の事など好きでもないのに妬けるなっ!それが腹立たしい!」
 サガが放つαの圧が増したと同時にデスマスクの体がビクンと跳ねた。シュラの胸元から顔を出し、ゆらっと首を回してαを探す。
「デスマスク!駄目だ、見るな!」
 シュラはサガを見つけてぼんやりしているデスマスクを再び抱き込もうとしたが、強い力で突っ撥ねられた。
「デス!聞け!聞こえるか?!あれはサガだ!」
「ぃやめろぉっ!」
 視線を自分に向けさせようとしたが、急に抵抗を始めたデスマスクはシュラを突き飛ばしてサガの元へ這って行く。それを捕まえようとしてもサガに睨まれて足が動かせない。
 今まで青銅、白銀、不意打ちとは言え黄金のαとやり合った経験はあった。なのにそれが全く役に立たない。聖衣を着ていないせいではない。そもそもの力が抑え込まれて発揮できない。これが黄金α最高峰の力というのか。なぜそれがこのような者に与えられてしまった?なぜ自分はβに生まれた?
 βであったからデスマスクの側にいられた。デスマスクを知り、第二性に惑わされない愛が生まれた。αから守ってやれるのは自分だけであるはずなのに、なぜβにはその力が与えられない?神はなぜそのようなことを…
 サガの足元まで来たデスマスクはそこで座り込み、シュラが見ている前で首元に手を掛ける。
――やめろ、デスマスク、駄目だ、やめてくれ…!――
 すっぽり首を覆っている保護首輪のホックを震える手で外していき、やがてパサリと床に落ちた。"教皇"に買ってもらったという金の首輪が露わになる。
――駄目だ、外すな!それだけは、デスマスク!――
 あれほど好きだと縋ってきたくせにαの前では何の力も想いも役立たないΩの弱さに苛立った。何もできないβの無力さに苛立った。これほどまでに愛しているというのに届かないのか。これほど深い二人の愛を神はまたも見捨てるのか。…許せない、自分の無力さもデスマスクの無力さも宿命も何もかも。
 噛み締めたシュラの唇に血が滲む。
 自分は本当にもう何もできないのか?αに対抗できる力は残されていないのか?瞼を閉じてみても絶望と無念さからか自身の中には暗い闇しか見えなくて、何の希望も光も見えず、全ての感情も想いも黄金の輝きまでもが真っ暗な闇の穴へと吸い込まれていくばかり。…ならばいっそ、自分もデスマスクもこの闇の中へ落ちてしまえたら…!βだからとか、デスマスクがβを望むとかもうどうでもいい!拒まれようが、例えデスマスクを傷付けようとも殺してしまおうとも誰かに渡すのだけは嫌だ!オレは必ずお前も連れて行く!
 勢い良く目を見開いたシュラの前でデスマスクは金の首輪にも手を掛け、カチ、と外してその首輪を捧げるように掲げた。顔を上げ、首を傾げ、サガに向かって微笑んだ頬に涙が煌めきながら流れていく。
――お前はもう、涙を流すことしかできないのか…いや、まだ、涙を流すことができるのか…!――
 シュラはニヤっと笑った瞬間、胸が強く打ち、何かが体を突き上げる衝撃が走った。溜め込まれていた想いの全てが深淵から解き放たれ、腹の底から低い声が轟く。

『 ヤ メ ロ オ ォ ォ ! 』

 ふ、とシュラの方を向いたデスマスクの周りで涙がキラキラと散った。と同時にデスマスクは強い力でサガから引き剥がされ、離れた場所に投げ飛ばされた。手にしていた首輪が甲高い音を響かせながら宮内を転がっていく。
「…山羊座っ…貴様…!」
 シュラは荒い息を吐きながらサガの前に立っていた。血が沸騰しているかのように体が激しく熱い、コスモが燃えるのとは違う。牙を剥き出しにして、真っ暗な瞳がサガを睨み付ける。
「デスマスクはオレのものだ、お前にも、誰にも渡せない!あれはオレのものだ!」
「クッ…それが、お前の本性かっ…」
 サガの顔は笑っているものの一歩も動こうとしない。いや、動けないというのが正しかった。
「ハハッ、そんな狂気…恐ろしいな。大切なはずのΩをも殺してしまいそうだっ!」
「デスマスクを壊すも殺すもオレの手でそれが叶うのならば構わない。ただ、絶対に誰にも渡しはしない!」
 シュラの聖剣が容赦なくサガに向かって放たれた。顔を歪ませたサガは片足を軸にユラリと身を返し直撃は免れたが、余裕があるわけではない。ギリギリ片足を動かせただけだった。聖剣は教皇宮の柱を傷付け宮内が揺れた。
「デスマスク!」
 直ぐにデスマスクの元へ駆け付けたシュラは倒れていたデスマスクを抱き起こすと、その姿に胸が高鳴った。

 デスマスクは泣いていた。
 綺麗な瞳で、とても綺麗な涙だった。
 サガから引き離された悲しみではなかった。シュラの豹変に悲しんでいるわけでもなかった。
――これは俺がデスマスクを愛していたという事が伝わった、喜びの涙…――

 シュラは牙を収め、沸き立つ衝動を抑え込んで微笑んだ。
「デス、すまん…大丈夫か…」
 涙がポロポロ溢れていく瞳であまりよく見えないのだろうか。何度も瞬きを繰り返してからデスマスクの口元が震えた。
「これ…お前の、匂い…?」
 そう言われて、シュラは今とても爽やかな匂いに包まれている事に気付いた。それは自分の匂いではない事もすぐにわかった。
「デス…お前のフェロモン、こんな香りだったのか…」
「え…?わかんの?…わかんのぉっ…?オレの…っ…!」
 嗚咽に声を詰まらせるデスマスクの首元に顔を埋めて確かめる。間違いない、この爽やかな甘い香りはデスマスクから出ているもの。
「あぁ、わかる…これはお前の匂いだ…」
「うそぉ…っ…オレもっ!オレも、わかるってぇ…!お前のぉ!」
「そうか…そう、なのか…!」
 抱き締め返してくるデスマスクを強く抱いて、シュラは自身に起こった事を考えるよりも感じた。
 しかしこの変化は同時に危機感も呼び覚ます。シュラはサガを探した。今ならばサガの匂いも感じ取れる。自分以外のαは全て敵。デスマスクにとって危険な存在。
「クッ…とんでもない変異種ばかりだな…今さらお前がαに変わるとは…」
「お前の他人を思いやれない計画がそうさせたのだ。力があるとは言えやり過ぎるとこうなる」
「フン、所詮β上がりのαが。力を呼び覚ましたところで私を超える事はできまい!そのΩを置いていけ!」
 サガの拳が二人に向かって飛んでくる。避ける事はできるがデスマスクが放つ発情フェロモンの影響もあって全員がまともに闘える状態では無かった。シュラ自身もデスマスクの匂いに気付いてから再び熱が湧き上がり、早く愛してやりたいと疼く体の変化は誤魔化せなかった。デスマスクを抱き上げ、扉へ向かって駆け出す。
「逃げるつもりか!今回こそそうはいかんぞ!」
「ハハッ!今回もそうさせてやろう!」
 シュラが扉の前に着くより先に教皇宮の扉が開かれ、艶のある声が響き渡る。
「アフロッ…?!」
「足を止めるな!そのまま行け!さっさとフェロモンの塊を遠ざけろ!」
 駆け付けて来たアフロディーテがすれ違いざまに言い放ち、薔薇を散らしながら一筋の光がサガへ突っ込んで行く。
「クッ!またお前が来るか魚座ぅぅぅ!!!!」
「見苦しいぞサガ!力を持ってしても手に入らないものがあるという事は身に染みて知っているだろう!早く正気に戻れぇ!」

 アフロディーテに甘えシュラは足を止めず走り続けた。彼の事だ、説明しなくても何が起きているのかくらいわかっているのだろう。やり合う二人の罵声が遠くなっていく。
 時刻は夕方、駆け下りていく十二宮の階段には移動中の雑兵や聖闘士も多くいたが、デスマスクを奪わせまいとシュラが放つαの威圧に負け次々と気絶していった。デスマスクはもうすっかりシュラの匂いに夢中でテレポートどころではない。十二宮を抜け、聖域も抜けたシュラは真っ直ぐ駆け続けた。
 やがて隠れ家に辿り着くと真っ先にデスマスクの部屋へ向かい、そのままベッドに押し倒した。

ーつづくー

拍手

2024
05,15
結局パラ銀告知用に蟹誕兼用で1枚描いておくか…とここまで描く(゚∀゚)φ
数日家を離れるのでその間はオメガバ話を考えようかな。タブレットを持っていっても今回は描く余裕無さそうなので。



フォト婚、アルバム1冊分は撮るだろうと思い、その中に絶対ドヤ顔フォトあるだろうって事で(・ゝ・)
BLくささが出せているだろうか…。自分、男女カプも好きなのでBLならBLらしさを出したいとは思っているのですが、まぁデスマスクが乙女ちっくな時点で崩壊気味ではある(゚∀゚`)

デスマスクもドヤりたくなるだろう。相手がシュラであろうと好いた人とゴールインできたのだから(゚∀゚)この日に限ってはシュラよりドヤりが滲み出てそうではある(笑)
そりゃ嬉しいだろうに…一生に一度の記念日なのだ。デスマスクからシュラに不意打ちキス写真とかもあるだろう。あってくれ。浮かれに浮かれてくれ!
そしてその夜の宿泊施設ではオレのターンσ(・ゝ・)bグッ

しかし結婚記念日(正式にするわけではないけど)と誕生日は別日にしそうですね。誕生日は誕生日として祝いたいから、みたいな。黄金聖闘士なだけに良くも悪くも誕生日へのこだわりは持っていそう。デスマスクは数日違えば双子座だったかもで、それだと出会えてないだろうし。

好きカプの円満なシーンは癒しだなぁ(゚∀゚)b

拍手

2024
05,13
グッズ入稿!一先ずブライダルは果たした!(゚Д゚)
納品6/1予定ですのでまたXの方にでも載せます。写真はどうにも画像が重くなる…

唐突な話、吉田戦車さんの「伝染るんです」がバイブルの1つなのですが、そこに登場する「すずめ」が山羊蟹だと良い感じに鬱陶しいだろうなぁ…と思ってから山羊蟹のすずめパロが頭から離れない。



イメージ画

余裕あれば蟹誕用にパロ4コマ描きます。絶対に2羽でいるけどツガイではなく多分オスとオスだよなぁ…ツガイなのか?そこまではわからん。1回だけ2羽が喧嘩して通行人に止められる回があったような。

それでは先ずはオメガバに戻ります。
いい加減、αになると思う(・ゝ・)

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