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そこはかとなく

そこはかとない記録
2023
12,08
 第二の性の検査結果を聞いてから一年、三人の様子は以前と変わる事なく月日が流れていた。来年には年下の黄金聖闘士たちも12、3歳を迎えるため全員の検査結果が出ることになる。サガの提案ではその時まで何事もなければ三人も同じタイミングで再検査を受けようという話になっていた。

 ある日聖域からほとんど外に出ないシュラが珍しく最も近い下界のロドリオ村へ来た。外に出た目的は無かったが、とても気持ち良く晴れた日だったので何となく出掛けてみたくなり聖域を抜け出した。途中、巨蟹宮を通るがデスマスクも不在のようだった。村の中を一通り歩いたあと本屋の前で立ち止まる。目についたのは格闘雑誌などではなく、性問題についての最新情報がまとめられた本だった。
この一年間、ふと思い立っては聖域内の蔵書をあさりΩについての記述を探した。βやαについては興味が湧かなかった。聖域にある本は真面目な論文ばかりなうえ少し情報が古い。本屋にある発行されたばかりの本は専門誌と言うより大衆向けの砕けた内容であったが、それがリアルで新鮮に思えた。
少しパラパラめくるだけのつもりがつい5分10分と目を通してしまい、止まらない。タダ読みは申し訳ない…買うべきかと本を手にして振り返った時、思いもよらない人物と目が合った。
「まじ?」
シュラが手にしていた本を見て、直ぐ後ろにいたらしいデスマスクが目を丸くしていた。

 「お前全然気にしてねぇと思ってたんだけどよぉ…まぁそうだよな。βよりαの方が良いよな」
聖域への帰り道、本を買い終えたシュラを見て何を思ったのかデスマスクが気遣うように喋り出した。
「いやでもよ、気にすること無ぇって。お前次はα出るって」
デスマスクはシュラがβを気にして第二の性に関する本を買ったと思っているようだが、シュラの感心はΩにしか無かった。しかしそれを訂正することはしなかった。
「まぁもし本当にβだったとしても今の生活が変わるわけじゃねぇし、Ωみたいに悩む事は無ぇって」
ハハハっとデスマスクは笑う。デスマスクの様子は確かに以前と変わっていない。ただ、この1年の間にデスマスクは後ろ髪を切らなくなった。そういう髪型にしているだけだと思えれば良かったが、シュラはデスマスクが首を隠した意味に気付いてしまった気がしてその僅かな変化に何も言えなかった。
やはり、なんて繊細な奴なんだろう…と伸ばしたえりあしを眺め、心の奥底でまた何かが疼いては直ぐに消えた。

スッとデスマスクの視線が路面店のショーウィンドウを見る。何を気にしたのかとシュラもつられて見てみると、そこにはΩ用の保護首輪を着けたマネキンが立っていた。TVや雑誌でしか見たことのなかったΩの姿。それが例えマネキンであろうとも実際に目の当たりにするのは初めてだった。ここに展示されているという事はこの小さなロドリオ村にもΩがいるのだろうか。
「……おい、あんま見んなよ。買うのか?」
デスマスクに言われてシュラは引き戻された。
「……ハァ、ま、正直に言えばオレも気にしちまうんだよ。すげぇ悔しいけど……」
伏目がちに、素直にそんな事を告げられると普段と違う雰囲気に少し調子が狂う。
「…それは仕方ないだろう、俺たちの前では無理に振る舞う必要もない。来年には笑い話になるだろ?」
「そうなりゃいいけどな」
デスマスクにしては威勢の良くない返事だった。

ーつづくー

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2023
12,08
 この世には肉体による男女の性別のほかにαβΩという第二の性が存在していた。生まれた時には血液型と同じく正確な判定が出ないことが多いため、国や人種によって差はあるが公的機関で検査をする場合は12歳を過ぎて行う事が多い。第二の性を無視する国もあったが聖域はとても狭い特別地区であり、Ω争奪戦によるα同士のくだらない内部崩壊の可能性を考えると第二の性については無視しきれなかった。とは言え選ばれし聖闘士となる者の98%以上は体格、才能共に最も恵まれるとされるα判定を受ける。聖闘士でβ判定が出る者は少数いるがΩ判定が出た報告はここ数十年無い。せいぜい雑務をこなす聖域関係者くらいだ。世界的にみてもΩの出現は希少であり、それ故にΩを求めてα同士が起こす事件が一般世間では度々報じられていた。検査は「念のため」程度のもので全員がαであることを確認するだけだと思っていた。それが黄金聖闘士であればα以外考えられないというほどに。今年12歳を迎えたアフロディーテと13歳になっていたシュラ、デスマスクの検索結果が今日報告される。

 教皇宮の中にある、現在はサガが使用している私室に三人は黄金聖衣を着用せず軽装で集まっていた。
「これは酷い誤判定だな」
デスマスクは自分の検査結果に目を通したあと紙を折り畳み、右側に立つシュラの検査結果を覗き込んでそう呟いた。
「何?シュラはαではなかったのか?」
二人の様子を見てアフロディーテが訪ねた。
「βだってよ、黄金聖闘士のくせに?」
と言いながらデスマスクはシュラの上腕を掴んで揉む。武闘派の黄金聖闘士として何の文句もない体つきは本人の努力ももちろんあるが、聖闘士になる宿命だとかα性による優遇も含めて存在しているものだと思っていた。それはシュラに限らず聖闘士に選ばれる者全てがそうであると思っていた。
「まだ検査が早かったのか?私のα判定も不安だな…」
シュラの結果を聞いたアフロディーテが呟くと、静かに見ていた清らかなサガが口を開いた。
「今回の結果は私も気になっている。シュラのβだけならばそういう事もあるかもしれないが…」
不意に紙がクシャっと潰れる音が響いた。
「デスマスクのΩ判定もとなると黄金では前例が無く、聖戦へ向けての準備や対策も変えていかなくてはならない」
「Ω…?」
シュラとアフロディーテが視線を隣のデスマスクへ向けると、彼は黙って床を見つめ検査結果の紙を握り潰していた。

 「15歳になっても兆候が無ければ全員もう一度検査をしてみよう、もし体に異変を感じたら医師を呼ぶので直ぐに知らせてくれ」
サガにそう提案され教皇宮から出た帰り道もデスマスクは黙っていた。
三人は聖域で出会ってから五年ほどの付き合いになる。普段はふてぶてしく憎たらしい物言いをするデスマスクが、意外と傷付きやすく繊細な男である事はシュラもアフロディーテも気付いていた。何かあればすぐに聖域から姿をくらまし、誰も辿り着けない黄泉比良坂の地で一人過ごしている。文句を垂れたり笑い飛ばさない時のデスマスクは厄介である。適当にニヤニヤしてくれている方がいくら腹立たしい事を吐いてこようが付き合い方は楽だった。
特にシュラは言葉を選んで話す事が苦手であったため、普段からデスマスクに対して自分から話し掛けることは少なかった。何がこの男の地雷になるかわからなかったし、表向きはカラッとしているようでどこか陰湿な雰囲気も感じていたため根に持たれるのも嫌だと考えていた。だから、双魚宮に着くまでアフロディーテは何か喋りたそうにしていたが結局3人とも無言のまま歩いて来た。

 「休憩していくか?」
双魚宮に着くなり、この時を待っていた!という勢いでアフロディーテが声を上げた。デスマスクとシュラは立ち止まり、シュラはデスマスクを見た。彼は少し俯いたままで、手にしている検索結果の紙は小さく握り潰され丸いボールになっている。シュラはなぜか無性にそれが面白く思えてつい声をかけた。
「お前それ落とすなよ、拾った奴が可哀想だからな」
「うるせぇ」
「何なら俺が限界まで刻んでやろうか?」
善意で言ったつもりだったがデスマスクの気に障ったらしく無言で一発殴りかかられた…のを避けた。この、どこか噛み合わない感じが2人の関係に一定の距離感を与えている。一撃を避けたのがまた悪かったのだろう、空振りした腕をゆっくり戻してデスマスクはそのまま帰ろうと歩き出してしまった。
「シュラァ〜!」
アフロディーテに何してるんだ!という顔で怒られる。彼は3人で話がしたいのだ。シュラは口を曲げてから軽く走ってデスマスクを捕まえた。
「すまん、アフロに付き合ってくれ」
返事も返さないしこちらを見ようとはしなかったが、掴んだ腕を引っ張ればついてくるのでそのまま双魚宮の私室にデスマスクを連れ込んだ。

 αは優秀、βは凡人、Ωは生産機、だなんて誰が言い出した事か。
「俺はβのままかもしれないが、お前は誤判定だろう」
「そうさ、デスはαの最上位である黄金聖闘士になっているのだぞ」
双魚宮の居間にある丸い机を囲んでソファーに座った三人は、お菓子を食べながら第二の性に対する文句を繰り返していた。
「なぁ、いつまでもソレ握ってないで机にでも置け」
シュラはデスマスクの手のひらを開かせて小さく潰された検査結果の紙を机に置く。
「お前が落とすなっつったんだろ」
「ここなら問題無いだろ?また帰る時に握り締めていけ」
その言葉を無視してデスマスクは机に置かれた紙のボールを取り戻し、丁寧に開き始めた。改めて自分で見返してからそれを机の真ん中で広げて見せる。
「6月24日生まれ、男性、A型、Ω…」
デスマスクは呟き、シュラとアフロディーテは検査結果を静かに覗き込んだ。Ωの特徴は男性でも妊娠可能であること、しかしそれは女聖闘士も同じだ。
「問題は、発情期というものが定期的にくること…」
シュラがチラ、とデスマスクを見れば一瞬眉を寄せ不安そうな表情を見せかけたが、直ぐに鋭い視線で見返してきた。そしてグッシャグシャに波打っている検査結果の紙を差し出した。
「斬っていいぞ」
「は?」
シュラの間抜けな声にデスマスクが声を荒げる。
「"は?"じゃねぇーよ!お前が斬り刻んでやろうか?とかドヤって言ってきたんだろうがぁ!!」
あぁ…いいのか?とシュラは差し出された検索結果の紙を受け取った。
「せっかくだから派手にやってくれ!」
そう言いながらデスマスクはソファーにどっかりと沈み、いつもの悪い顔でシュラを見上げた。その顔を見たシュラはニヤリと笑って見せ「試してみたい事があったんだ」と検索結果の紙を宙に浮かせれば光の速さで右手を振るい始めた。いつもの一振りではない、どれだけ腕が回るのだと光速も見切れるデスマスクとアフロディーテが荒技に感心して眺めれば、一瞬にして紙は机の上に粉々に散った。みじん切りでもない、まさに粉と化していた。
「へぇ〜…すげぇじゃん」
デスマスクが残骸を指でつつく。
「これでプライバシーは守られるだろう」
再びニヤリと笑ったシュラはソファーに戻り、小さな焼き菓子がたくさん入った袋を開けて一つ口へ放り込んだ。
「やっぱよぉ…」
デスマスクが呟きながら手を出してきたのでシュラはその手の上に焼き菓子を乗せてやる。
「お前も絶対にβじゃなくてαだろ」
「そう思ってくれるか」
「今回ぜってぇ向こうが何かミスしたとしか思えねぇ!」
急に元気を取り戻したデスマスクは手のひらに置かれた焼き菓子を食べる前に勢い余って握り潰していた。ゆっくり手のひらを開いて、その残骸を真顔で見つめる様を見たシュラは「漫画かよ」と軽く笑ってもう一つ、焼き菓子をデスマスクに差し出してやった。

 その日シュラは予定があると言って先に双魚宮を出た。デスマスクとアフロディーテは仲が良い。調子を取り戻したようなので二人で話した方がきっとデスマスクにとっても良いことだろうと思った。先に聖域でデスマスクと合流したのはシュラであったが、なんとなくデスマスクに距離を取られていた。シュラも無理に仲良くしたいとは思わなかったしそもそもデスマスクはあまり聖域にいなかったため、同じ歳の黄金同士ではあったが上辺の関係が続いていた。年上の黄金聖闘士にも同い年の二人組がいたが、彼らのように互いを気遣い合い尊敬し合える仲にはなれそうもなかった。
アフロディーテは誰に対しても隔てなく接してくれる。デスマスクの方がアフロディーテを気に入ってよく一緒にいるようだった。シュラは自分と何が違うのか全くわからなかったが、特に気にすることは無かった。

 同じ年頃の三人で集まる機会が増えたのは10歳の頃にサガが事件を起こしてからだ。すでにαの判定も出ていたサガは黄金聖闘士としてもαとしても聖域最強クラスと言われている。普段の清らかなサガであれば無闇に力を振るう事もなく頼もしい存在であるだけなのだが、彼の内にはもう一人邪悪なサガが存在していた。突如表に現れた邪悪なサガは前聖戦を生き抜いてきた教皇を私欲のために暗殺し、降臨したばかりのアテナを守るため連れ去った仲間のアイオロスを殺そうとした。アイオロスとはまさにサガと同い年同士の黄金聖闘士で、側から見れば二人とも信頼し合えていたように見えたのだが、こんな簡単に関係が崩れてしまうものなのかと周りは考えさせられた。
サガは初め、アイオロス殺害にデスマスクを向かわせようとしたが間が悪く黄泉比良坂へ潜っていたため不在だった。結局シュラに追撃とアテナ奪還を命令し、自身は手を下さず、やがて清らかな心を取り戻した頃にアイオロスとアテナ行方不明の報を受けた。突然教皇の仮面を外し悲嘆に暮れるサガを見て、ずっとそこにいるのは教皇シオンであると思っていたシュラとアフロディーテは状況が飲み込めなかった。しばらくしてやっと教皇宮に現れたデスマスクは二人から「何をしていた!」「どこにいたんだ!」と浴びせられる非難の声を無視してサガの目の前まで行き、見下しながら「シオン様が殺された」と低い声で告げた。
デスマスクはたまたま滞在していた黄泉比良坂でサガに殺された教皇シオンを見つけ、話を聞き、シオンを現世へと連れ帰ろうとしたが戻れる肉体が無いからと見送っていた。教皇シオンはデスマスクにとって聖域で最も信頼していた大人であり、おそらく一人で泣き腫らしたのであろう目元は赤く、瞳は潤んでいた。
こうして一人の仲間の暴走により聖域に取り残された三人はまだ第二の性すら定まっていない子どもであったにもかかわらず、年長者を失った聖域の今後を黄金聖闘士として背負わされる事になったのである。サガのこともあり一人での判断は危ういと、何かあれば必ず三人で話し合う事を約束した。

 それからシュラは事件前よりもデスマスクに会う機会は増えたがアフロディーテとデスマスクのような仲になる事は無かった。ただ用事で話をする機会が増えて、案外真面目だなとか表裏のある奴だということは見えてきた。
今回デスマスクにΩ判定が出た事が気にならないわけではない。自分にβ判定が出た事よりも重大な問題だと思った。シュラの家族は全員βであったし自分がαでもβでも黄金としての実力が衰えるわけではないのならどちらでも良かった。絶対にαでいたいというプライドは無く、今黄金聖闘士である事が全てだと思っていた。だがこれがΩであるならば話は違ってくる。今までの生活習慣全てを見直さなくてはならない事態だ。聖域に来るまでの間にもΩだという者はTVや雑誌くらいでしか見たことがない。
こんなこと…とても言えないが、デスマスクがΩだったら…
という好奇心がシュラの心の奥底で静かに疼いてすぐに消えた。やはりあいつにはαであってほしい。Ωなんてこれ以上聖域の問題が増えるのは困る。
磨羯宮に到着し、私室に戻ったシュラは第二の性について詳しく書かれた冊子を引き出しから見つけソファーに寝そべった。目次から最初に捲ったのはΩの頁だった。

ーつづくー

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2023
12,08
まだまだ完成はしていませんけどもオメガバ文を次から徐々に投稿していきます(゚∀゚)ノ
長くなるので適当に切っていきますが、それでもスマホの方は気合いが必要かも(`・ゝ・)
この際、好きなだけ書くか〜とだっらだらいく予定。本編は全年齢向けで書きますが、追加したくなったらpixivでR18を足します。
語彙の限界で相変わらず細かい背景描写が無い…何かやっぱ漫画で想像してしまうので脳内背景を文字にする概念が抜けている。せめて小学生向け文庫本くらいのわかりやすさが欲しいけど逆にそういうのも難しいっていう。最終的に(pixiv投稿時)色々修正される見込みです。

走り書きの時、序盤はシュラがΩデスマスクに全く興味無い風に書いてましたが、最初からジワジワ執着してる感じに変わってます。
デスマスクがΩ堕ちして嬉しい(ワラ(*・ゝ・)みたいなヤバ感。本人も自覚していない「あのデスマスクがΩ(笑)」っていう最低な愉快感と「コイツを俺のΩにするんだ」っていう太古からの執着。βに擬態して生まれてくるという遺伝子レベルで狡猾な追っかけストーカー。この無自覚なヤバさがαメーター突き破って最終的に「俺のデスマスク可愛い」の一言で解決する…と思います…。多分。そういう愛情。

デスマスク本人はシュラがヤバかろうが、何があっても自分を溺愛してくれる様に快感を得ているので問題ないです(・ゝ・)b…そう、手遅れです…

自分が星矢ハマりたてでまだ山羊蟹でもない頃から「デスマスクよりシュラがヤバい(人間的に)」と言っていたのが今でも貫かれていることに感心します。私はシュラを何だと思ってるんだ。

ドヤ✌︎(・ゝ・)✌︎<半殺しにした男よ‼︎
ドヤ(σ・ゞ・)σ<今すぐ首を落として楽にしてやる
ドヤ☝︎(・ゝ・)☝︎<そうら そうら そうら

いや、やっぱヤバい…もうミリも言い逃れできないレベルで完全に悪役の台詞(笑)「そうら」で煽ってくるのジワる(笑)
これでいて3人の中では1番まともそうに死ぬから、世渡り上手と言うか周りに悪いイメージを持たせない才能みたいなのは感じる。デスとアフロだけはそんなシュラを感性がズレてて変な奴だと見抜きながらもフォローしてくれる。感性がおかしいから、デスはシュラに惚れられる…

クク…(・ゞ・)σ≡σ(;´Д` )ぴぃ…ぴっ…ぴぃぃ…
「そうらココが良いのか?ココか?ココかぁ?

こんなシュラでも同人ではスーパーダーリンとして輝けるのです(・ゝ・)ドヤ

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2023
12,04
先週から家族の風邪が移ってしまいPCに向かう気力が無い時にオメガバ話をタブレットで小説っぽく書き始めましたが、改まって書くと勢いが薄れて面白みがなくなるかもしれない…(゚∀゚`)どうでもいいような説明やエピソードが増えてるだけではないか?と思ったり、やっぱ勢いと説明すっ飛ばしの良い所取りは簡潔で良いんだなぁ。
起承転結の割合がよくわからんですね。「承」がだっらだら長くなりそうで(笑)漫画の時も最初はそんな事考えないので一通り書いてみるしかないか。有り余る山羊蟹ネタを少しでも消費すべく、頑張ってみようと思います(`・ゝ・)φ
漫画でもどんどん長くなる癖があるので(簡潔にまとめられない)全体的にだらだらしたものになる気はします(゚∀゚`)が、やってみるしかわからん。
もうちょい書いたらキリのいい単位でブログに投稿します(゚∀゚)ノ全部完成したらpixivに。来年になると思われる。で、何かの機会に挿絵付けて本にしておく。記念に(笑)



こういうシーンは多分無い…。牙萌えは落書きで発散する(∩゚∀゚)

PC向かえる時はエルマニ漫画、PC使えないけど暇な時はシュラデスオメガバを書く事にしよう。予定崩れてエル誕にはおそらく間に合わないので(゚∀゚`)
1日1コマしか進まない時とかあって悲惨(笑)冬休みになる前にペン入れまでは終わりたいけどどうかな(・ゝ・)

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2023
11,29
ほぼ毎月言ってる気がしますが11月も秒で終わり、既に1年が終わる気分。あっという間過ぎる。

年明け、時期は未定ですが初期の山羊蟹本「JUNBREEZE」「THE AZURE」をpixivに再録しようと思います。アナログ原稿のスキャンが遅いので時間がかかるんだ…(゚∀゚`)でも「髪ぼさ」作った時150頁くらいスキャンしたので自分の根気次第である。
どちらも描き直したいくらいですがそれより新作描きたいし、この頃の設定をずっと引きずっている部分もあるので無視できないなぁと。
どうでもいいウチ設定で、冒頭何となく描いたデスマスクの母親はアフロディーテに似ている。なのでアフロに馴染みやすいんだけどどことなくアフロに頭が上がらないし、アフロに迫られると「違う」ってなってしまう。山羊蟹話だとこんな感じ。
もう描く機会は無いだろうけど魚蟹に全振りする場合、アフロは完璧な白馬の王子様です(笑)



オメガバ落書き2。
オメガバで山羊座に牙、蟹座に首輪だと黒豹が猫飼ってるみたいだなと思うのですが、あれですよ…キティちゃんが猫飼ってるみたいな状況(笑)いやキティちゃんに牙は無いですけども。

W山羊蟹で1番デカいのはエルシド様。マニゴルドもシュラよりデカい。エルシド様とデスマスクを比べると身長3cm違って体重は5kgも差が出る。5kgはでかいな…5kgのお米分ですもんね。
シュラには(・ゝ・)「重っ」って言われてもエルシド様には(・ゝ・)「軽いな」とか言われそう。そこでまたエルシド様の高感度upでシュラぐぬぬ…(・ゞ・)

↓エルマニのオメガバ案も前に書き出したのでついでに。

マニゴルドはΩ。エルシドはα。まだ抑制剤など開発されていない時代で適当な薬草や香水で匂いを誤魔化したりする程度。全然効果は無い。聖域の聖闘士たちはほぼαだが、Ωに惑わされないように特別な訓練を受けている。内容は極秘。また滅多にいないがΩ聖闘士がαに惑わされないよう受ける訓練もある。エルシドもマニゴルドも訓練済みで基本的には耐えられる。

LCの世界は無印とは並行世界なのでその特別な訓練方法が無印の世界にはない。直系のND時代は聖域にΩはおらず(デストールはΩに憧れるドαだった)全聖域が安堵した。主にデストールに対して。

マニゴルドもセージもエルシドが番になる事を許可しているが、エルシドのこだわりで2人は番になっていない。しかし夜な夜なエルシドがマニゴルドの元を訪れて、眠っているマニゴルドの頸を舐めていく事がある。時々首輪を強く引っ張られて舌を差し込まれるのでマニゴルドはそれを知っている。
もしかしたら、師匠から贈られた首輪をずっと着けているのが本能で気に入らないのかもと思い、エルシドを誘って首輪を買いに行く事にする。

エルシドはαの牙をよく思っていない。マニゴルドに触れる時もなるべく牙を立てないようにしている。その行為によってマニゴルドはかえって牙が触れた時に一気に体が熱く興奮するようになってしまうがバレないようにしている。でも最終的に我慢できなくなって、エルシドに「どこでもいいから噛んでほしい!」と錯乱状態になり、果てはエルシド以外のαに「噛んでくれ」と助けを求めにいってしまうなど一波乱ある。マニゴルドの事を考えているつもりだったが自分のこだわりを押しつけているだけだったと、限界まで我慢させて傷つけてしまったことを悩みまくるエルシド様。訓練を受けているためオメガバースにおいて自制心が働くことの弊害だった。もう甘噛みなどは気休めにもならず、徐々にエルシド自身もマニゴルドが他のαといる事に苛立ちを感じるようになり、遂に牙を立ててマニゴルドを番にする。
こんな感じ。

小説は書けないけどそれっぽい文章でいいからオメガバを形にしたいなぁ〜。
それか描きたいシーンだけ漫画描く(笑)…だったら本腰入れて描いた方がいいな…

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2023
11,24
ネップリも終わりこれにて星祭りテスト版の全行程が終了!(゚∀゚)
星祭り出始めてからナンダカンダ毎回通販出るので、参加して存在アピるの無駄ではないなと思います。当たり前のことですけど(笑)
直参イベントも眺めていると「買うためにここに来ました!」が9割のイメージ。昔みたいに色んなサークルの本を片っ端から中身吟味して選んで買っていくタイプの人が減ったかな。コロナの影響もあると思われる。

Xアカウントも検索出るように戻ってました(・ゝ・)b
まぁ…腐なだけに普段は検索出ない方が良いのですが(゚∀゚`)

一応、先月に翡翠もアカウント取ってるんですがなんせα版で公開開始してるサービスなのでまだ全然お勧めできない(笑)
住めば都になれば良いですけどpBL系列だから嫌な人は嫌だろうし閲覧も登録必須だし。でもpBLみたいに単純に画像保存できないとかは対策されてるのでそういう部分は良い。スクショはどうしようもないだろう…。自分で画像にフィルターかけるみたいなのもありますよね。スクショには効果ないかもしれないけど。
翡翠使うならpBL代わりに成人向け落書き(※但し全然見えてない)用にしようと思います。ゆるエロとでも言うのか。あなた全然描かないじゃないか!と言えばそうなんですけど(笑)
今は鍵中なのでもし使い始めたらまた(゚∀゚)ノ



エル誕用の漫画にお色気シーン一切無いのに扉絵だけこんなになってしまったので描き直すか迷う…(・ゝ・)扉絵詐欺にならんだろうか…

エルシドとマニゴルドは身長同じ。体重はマニゴルドの方が軽い。やはり筋肉の質の差か。エルシド様は間違ってもマニゴルドに対して重いとか言わないだろう。
(・ゝ・)(・ゞ・)…

エルマニを現パロに言い換えるならば、社長の息子(養子)が同僚にいて社長から
セージ「シジフォス君やツバキ君たちから君の仕事ぶりは聞いているよ、仕事熱心なエルシド君はまだ独身か。恋人はいるのか?同じ年頃のうちの息子なんかどうですかな?」
(゚∀゚)「何言ってんだよボケジジイ!こいつ困ってるだろうが!」
(゚∀゚`)…もじもじ…
(・ゝ・)「…」
で、それまで全く興味無かったけど何か意識し始めてしまう系。

セージ「お前はいつもエルシド君の仕事ぶりを観察しておるからな」
(゚Д゚;)「見てねぇよ!!!!」
(・ゝ・)「……」

それまで常に部下3人の視線は感じていたが、時々マニゴルドの方を見るとよく目が合う事に気付くエルシド様。
恋の予感…(・ゝ・)

その会社のすぐ向かえにほとんど同じ事業の会社がある。
ビルの上部にあるフロアには幼馴染で苦楽を共にしたことで有名な3人の幹部社員がいた。かつて会社の立て直しのために未成年でありながら裏社会に潜入し闇の仕事に手を染めていたという…。全員、1年という犯した罪に対しては短過ぎる刑期を終え再び社会に復帰していた。
会社としては倒産を食い止めた功労者とされ今では真っ当な生き方をしているが、まだ自分たちを狙う者もいる。彼らは不必要な外出を避けるためビル内部の居住施設で暮らしていた。
特にデスマスクという防犯上会社内でも本名不詳の男が1番狙われており、ビルのセキュリティは万全ではあるがシュラという男が彼と同居して万一に備えていた。それは事実であるものの、1人でもほとんど無敵状態の2人が同居しているのは恋人同士だからと言う方が正しい。その事を知るのはアフロディーテと会長の城戸沙織だけである。
シュラはデスマスクを外に連れ出したいと考えており、静かに暮らせそうな国が無いか探していた。

向かい同士の会社、面識は無かったがマニゴルドとデスマスクはよく似ており、本来デスマスクは銀髪であったが社会復帰する際、シュラの勧めで髪を紺色に染めた。それはマニゴルドと同じ髪色だった。またエルシドとシュラも双子のように似ていた。
デスマスクを狙う者たちは雑な情報だけでそこまで見分けがつくはずも無かった…

ーーー
何か急にメモから物語に突入してしまった(゚∀゚`)
腕が唸り声をあげる前にストップしましたが、ほのぼの恋模様が描かれると思われたエルマニが無印シュラデスたちのとばっちりを食らう感じの話。「巻き込ま恋愛」の逆バージョン?まぁエルマニも強いからそんなに問題ないと思いますが(笑)
シュラがマニゴルドを助けたりして珍しくエルシド様がシュラに嫉妬するとかそういうの盛り込みたいですね。
これ以上迷惑かけれないと、シュラがデスマスクの髪色を戻す決断する。デスマスクも、どうせもう髪色くらいじゃ誤魔化せねぇからいーんじゃねぇの、って。そして間違った情報を正すためにシュラデスが元の姿で敵地に踏み込んでいく。
「また刑務所行きかな?」
「次は長そうだな」
「てゆーか出れるかな」
「それを恐れて前に叩き潰すことができなかった結果がこの生活だ」
「お前と共に過ごせるだけで良いと思っていたが、欲が出てしまうな」
「出れるさ、残り数年の命になったとしても」
「終わったら、外で俺と暮らそう。あの2人のように…」
っていうプロポーズも忘れずに(・ゝ・)

そこへシュラデスが再び殺人を犯さないようどうにかしてやりたいと考えたエルマニやアフロの想いを汲んで、サーシャと城戸沙織が動きます!!
…これ現パロでは無理な気がしてきた。

まぁ…描けませんが…(゚∀゚`)絶対100頁いく…
あ、文字の走り書きならばいけるかも?(・ゝ・)φ

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2023
11,20
星祭りお疲れ様でした(゚∀゚)b
やはり昼間は無風(訪問者はちらほら)、夕方から栄え始めますね。メッセージありがとうございました!
結局、昼間は原稿ではなく唐突に店舗改築(・ゝ・)φ゛



テスト会場の画像ですが、やっつけ感が(笑)砂の色が薄くてデスマスク消えそう(゚∀゚`)
次回の星祭りもピクスクであれば色々修正します。色とか、アフロや盟追加したり。エルマニ傘も追加したり。今後会場がピクスクでなければもう表に出ることはないだろう…(゚∀゚`)
最初はとあるスモールワールド意識なパステルカラーパレスを建設しようと思ったのですが、そこに山羊蟹要素があるのか?と筆を止めて何故か屋内海岸に。もっとシュラの周りに蟹を集めたい。

元々はアバターを新しく作ろうとも思っていましたが結局やれず。
「UMAのナイトクローラーみたいな動きをする蟹ヘッドパーツ」というメモが残ってます。気分が変わらなければいつか作るはず。ただ、チマい蟹がたくさんわしゃわしゃ動いていくアバターも面白そうだなと思ってます。どうしようかなぁ。

さてエルシド誕漫画(とは言え内容は誕生日関係ない)の頁数を出して開始しました(・ゝ・)
暫定11頁。フル聖衣漫画…間に合うとは…思う…。
700字程度なので8頁くらいかなと考えてましたが、やはり「間」が欲しい…「テンパランス」頑張ったけど詰め詰め感あるのでもっと間が必要だなぁと反省。
在庫箱に昔の本も隠してあるので通販やる度に見返してしまうのですが「パーゴラ2」と「明けの告白」の描き下ろし漫画がちょうどいいテンポで描けてるなぁと自分に感心します(笑)あれくらいがいい。過去作全部の中ではパーゴラ2の後半が1番綺麗にまとまって落ちたと思う。前半は物足りないけど(笑)
何本漫画描いてもなっかなか思い通りにはいかないものです。そりゃプロの方でも1作のために何十通りとネーム切るんだもんねぇ。
素人なりに頑張ります(゚Д゚)ゝ

で、エルマニ描く用のBGMプレイリストを作りたいけどエルマニっぽい曲が全然無い(※うち基準です)シュラデスは悲壮感あるからザックザクなんですが、エルマニって堂々と散ってそこまで悲劇的でもないしラブラブも微妙に違うしでなかなかピンとこない。3曲しか入ってない(笑)
多分、マニゴルドっぽい歌はあるけどエルシドっぽい歌が無いのだと思う。もうFF4愛のテーマも入れておくか?この曲の無敵感を最近ヒシヒシと感じます。
そうか…エルシド曲って歌詞無い方が良いかもしれない…(・ゝ・)
クラシックとかサントラ系も漁ってみるかな。

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2023
11,18
法事終了!
多分、今うちのXアカウントは仮死しております(゚∀゚`)
投稿してすぐにタグ合ってるか確認した時は出ましたが、少ししてから検索から消えたので画像アウト判定くらったのか?と思う。色がいかんのか?シュラの牙がいかんのか?(笑)
自分以外に表示数はジワ増えするのでフォロワーさん方やリスト?からは見えてると思われる。それを思うと逆に検索カスリ無しでこれくらいどっかで表示されてるのかとちょっと意外でもある…
しかし普段そう使わない割には今まで凍結とかも無かったので、たまには仕方ないですかねぇ。

ネップリ情報などは直接Xかpixivでご確認くださいませ(゚∀゚)ノ
ファミマは実績がわからんのですが、セブンで早速プリっていただきありがとうございます(∩゚∀゚)

ペーパー公開は当日11時前後〜23時過ぎまでpixivでやってます。午前中に予定があるので隙を見て非公開から公開に切り替える感じです。よろしければどうぞ(・ゝ・)

今回は13〜17時のどこか、あと21時半以降に店舗へ行けるのではないかなと思います。毎度原稿やりがてら滞在するので、生きてるのか?レベルでずっと店舗に転がってます。遭遇したくない方はその時間以外なら多分いません。いたらすみません…。

婚礼イラスト、元々デスマスクだけで考えましたがシュラ絵も追加したおかげで持っている相手の聖衣はレプリカなのか?状態に…。細かい事は気にしてかん…。



描きながら妙に既視感がある。一昔前のV系アー写にこういうポーズは多い(笑)
もっと耽美主義で意味不明な山羊蟹絵を描くつもりでしたが来年に持ち越しで。何だかんだ今年星矢ではフルカラーイラスト描いてないんですよね。単色風ばかりで。
フルカラー20枚くらいになったら本にする、と言ってきましたが10年かかりそうな気がしてならない(゚∀゚`)
いつも塗る間隔が空くので「どの筆でどう塗っていたっけ…」から始まる(・ゝ・)φまぁどうにかなるもんです。

フルカラーは1月のシュラ誕(2枚は無理そう)か2月の星祭りを目指す事にします。先にエルシド誕漫画とシュラ誕漫画…描くか?描けるか?チマなら描ける。チマでいくか?肌着ネタならある(まだ引っ張るのか)なんならもう明日描くか?うーむ。

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2023
11,15
ブログ用にめちゃ軽くしてるので見難いですが今週末のやつです(゚∀゚)つ



Xとかシブには綺麗なの上げます。ネップリの都合で明日以降かな?
昨年の蟹誕ネタ文集4つも19日夜まで再公開しておきます。直接行くか山羊蟹タグ(小説の方)からどうぞ。
軽い挨拶から重要なメッセージ、軽い感想重い感想、止まない山羊蟹愛を受け止める準備はできていますのでお時間のある方、ピクスク撤退していない方はボードでも直接でもご利用くださいませ(・ゝ・(゚∀゚)ノ

〜前回カプリストから爆誕漫画のその後〜

(・ゝ・)    (((゚∀゚`)))もじもじ

(゚∀゚`)「な、なぁ…」
(・ゝ・)「なんだ」
(゚∀゚`)「セッ……成人、向け、まだ頑張らなくていいのか…?」
(・ゞ・)「……」
(・ゞ・)「…頑張りたいのか?」
(゚Д゚;)「あ!そっ…そういうわけじゃねぇけどぉ!やるなら心と体の準備がって…」
(´・ゝ・)「……」

(´・ゝ・)つ (゚Д゚;)
「心配するな、俺は焦ってないからゆっくりいこう」

(´・ゝ・)?     (゚Д゚`)…ハァ…

(・ゝ・)…      ((((゚Д゚)ケッ…

(・ゝ・)「このまま焦らし続けたら開き直って全裸で登場しそうなくらいヤる気満々だな」

(・ゝ・)「まあ…」

(・ゝ・)「全裸で登場しても焦らすがな」

(・ゝ・)クク… .。oO(   え?((゚Д゚`;))しゅら…
  全裸で放置される蟹↑

 (・ゝ・)つ□    エエ…?((゚Д゚`;;))オレっぴ裸…
 「パンでも食うか?」

(・ゞ・)ククク…

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2023
11,14
絶対に間に合わないと理解しつつも今週の星祭りに普通塗りのカラーイラスト間に合わないかな?と描き始め…ましたが、やっぱ絶対に間に合わない(゚∀゚`)
最低10日は必要だと分かり切っているのになぜ挑戦してしまったのか(笑)
浮かれテンションは恐ろしい。



婿の元へ向かう嫁。
山羊聖衣はトルソーっぽい。でもこの絵だとデカい壺抱えてるみたいになってしまった(゚∀゚`)
足の角度がおかしい事はわかるけど、どうにもならん(゚∀゚`)どこかにモデル人形あったはずだけどな…関節全然曲がらないやつが(笑)探してみるか(・ゝ・)φ

前にサラッと書きましたが、両性具有も特殊設定に入るやつでしたね…。
ゲームジャンルの方で1番好きなキャラが公式で両性具有なので個人的に抵抗は無いのですが、自分の場合は体内に両性備わっているイメージなので体のつくりも基本的に表の性別のままで想像してます。完璧に男女両方備わっているというよりも、男性要素が強いとか女性要素が強いとか偏りはありそうだなと思うので、それが容姿や心の性別に現れるのではと。

故にデスマスクが両性具有でも女性的な胸は無い。普通にふくよかな筋肉がついているだけ。そこに旨みがあるのかは不明ですが、やっぱBLなのでデスマスクも男性的であってほしいなぁという。ならなぜ両性具有設定にしたんだって話ですが(笑)うーん何故だろう…。常識を超えた状況に葛藤するシュラを書きたかったな。聖闘士の時点で常識超えてますけども(・ゝ・)
オメガバースだと最初からΩだのαだのバレてしまうしそういう世界観だし。
デスマスクが両性具有とか言われて最初は「は?(・ゝ・)」ってなるしかないと思う(笑)

見た目はどう見ても男…(・ゝ・)   (゚皿゚´)
しかもその気なかったのにデスマスクの事好きになるとか、自分に対して意味がワカラナイ(・ゝ・)
デスマスクが気になって仕方ない…((・ゝ・))   (∩゚∀゚)うふ
やがて嫉妬が始まる…(・ゞ・)   ξ゚、ゝ゚・ξ人(゚∀゚)
ある日、デスマスクから好きって言われた…Σ(・ゝ・)   (゚∀゚`)
でも俺は繊細なデスマスクの体に手が出せない!!!(#・ゞ・)
上手く説明できなくて失言連発しデスマスクを傷付けてしまった…
(;・ゝ・)  (つД∩)。ピー!

俺の理解を超え過ぎて対応できない‼︎((;;;・ゝ・))

…というのを、どシリアスにした感じで…

逆バージョンもある…
何も知らないシュラに迫られて、でも体のことが説明できず拒否ってしまいこじれるパターン。
(#・ゞ・)   (゚Д゚`)ぴぃ…

うーんやはりイベント後は浮かれているなぁ(・ゝ・)

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2023
11,13

«ミロ回»

パラ銀36ありがとうございました(゚∀゚)ノ
今はもうソロ参加で知り合いもいませんが(いても古の読み手さんとか)一般の方もサークルの方も安易に声掛けてくれてありがたいです。まぁ自分も安易に喋り出すんですが(笑)
お隣さんと「ラストまで居たいですよねぇ」「そうですねぇ」言いつつ16時台の新幹線には乗りたいので15時過ぎに離脱…。やっぱせっかくイベント会場行くからには最後までダラダラしてたい(笑)昔通り11〜15時までが理想ですね。赤ブーも10:30は早い…11〜15時ではダメなのか…ダメなんだな…

昔と変わらずお菓子を頂くので今回何か…と思っていましたが風邪も流行りだしたしなぁと結局手ぶらで行きました。
…やっぱ持って行けば良かった…(゚∀゚`)

個人的に「坂角のゆかり」が最強お土産だと思っているのですが、地元帰った時しか買えない。でもエビ煎餅で1番美味しい。ブラックタイガーではなく…(・ゞ・)チッ!
アレルギー持ちでない方には是非食べていただきたいです。「うなぎパイ」も美味しい。

昔、買う専門の友人が差し入れを持って行きたいということでやっぱ坂角とかうなぎパイを買っていたのですが、パラ銀も回を重ねると差し入れのネタ切れが…と名駅の銘菓コーナーでしばらく悩みました(笑)どう考えても「ういろう」「千なり」とか選べないし(笑)自分は食べるけども。
地方味を出しつつ良い選択って何度もやると難しいですね。いっそ絶対毎回「ゆかり」の人、とかで良いんじゃないかと今更思う(笑)そんな思い出。

イベントは新刊無いと!と昔は思ってましたが、無くても良いかと今の緩い空気感を見て思います。多分、大系もパラ銀も全制覇してくる人は少ないはず…。意外と新規の方もちまちまいる。
次の直参チャンスは春コミか6月パラ銀。どっちも予定がワカラナイ(・ゝ・)
3月はバタつくし新年度は園舎が変わる都合で若干日々のサイクルに変化が出るかも。どちらもギリギリまで様子見ます。新刊出せる可能性は6月です。春コミはペラ本なら出せますがうーんどうだろう。イベント出れなければ色々まとめて秋かな。

あぁ、そうか…シュラ誕がもう来てしまう…(・ゝ・)

蟹を与えなくては…(・ゝ・)(・ゝ・)(・ゝ・)待機中
1年が早過ぎる…(・ゝ・)(・ゝ・)(・ゝ・)(・ゝ・)

1年は(・ゝ・)俺で始まり、(・ゝ・)俺で終わる。
   ↑シュラ     ↑エルシド

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2023
11,11
パラ銀チラシ、漫画は全部トーン貼った!もう部下トリオが出張り過ぎてエルマニの良さがミリも発揮できていませんが、久々にチマじゃないギャグ?描けて楽しかったです。ギャグと言うかボケ合戦と言うか。昔はこんなんしか描いてなかったなぁと懐かしくなりました。
ここにきて今週ほとんど子が家にいるという状況でフリータイムを奪われましたが、夜な夜なやってどうにか形にできそうです(゚∀゚`)イラストにはほとんどトーンつけれないと思いますが…
お品書き的なものはピクシブをご確認くださいませ。
当日何かあればXの方に書き込みます(゚∀゚)ノ

思いの外、自分の中で「シュラに牙」がハマっている(・ゝ・)
イベント用に別の絵没にして描いてしまった。



仕上げ磨き(゚∀゚)づ
何故か、ホワイトタイガーを飼っているらしいプリンセス天功を思い出しました…天功さん蟹座だし。わりと好きで昔観に行った事がある。でもシュラだからってブラックタイガーとか言うとエビになってしまう(笑)
(・ゞ・)チッ!

シュラデス、エルマニ抱き合わせオメガバ本「山羊座は牙を隠さない(仮)」作りたいなぁ!内容全く浮かんでないけど!蟹座がムツゴロゥさんになるのは避けられないなぁ!(時々本気で噛まれて病院送りになるやつ)
シュラデス、カミュミロ、サガロスリアのギャグ本「真面目系彼氏(仮)」もずっと寝かせてある。描く隙が全く無い…
言うだけ言っておくシリーズ(・ゝ・)(・ゝ・)

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2023
11,07
山羊蟹オメガバが萌え貢献できたようで良かったです(∩゚∀゚)
1日潰して書き連ねた甲斐がありました…(`・ゝ・)φ゛
以下、追記と言うか追加設定と言うか。

自暴自棄にならずちゃんとΩについて調べてキッチリ自己防衛はするデスマスク。
デスマスクは普段、金のチョーカーを着けそれを覆い隠すように幅のある首輪をしていた。聖衣を着る時はチョーカーだけ着けていた。
20歳以降の発情期中とシュラと番になってからはチョーカーも首輪も外して首を晒している。
発情期中の抑制剤と避妊薬は持っていて服用していたが効きが弱く、常に熱っぽさが残った。
発情期は自慰のみで乗り切っていた。一度、シュラが聖域へ戻っている時にシュラの服を自室へ持ち込んでみた事があるが、やはりαではないので何も感じず何の癒しにもならなかった。
男性器の成長は15歳前に止まる。普通に機能はするが、体の成長は続いたので体格に見合わずか弱いものだった。
番になってからの発情期は磨羯宮の寝室でシュラの匂いに埋もれて過ごしている。12宮戦の直前からはシュラの私物をめいっぱい巨蟹宮に持ち込んでいた。青銅戦前夜をシュラと巨蟹宮で過ごし、発情期中でもなかったので避妊薬はもう飲まなかった。

シュラはβにしては歯が鋭い方だったが気になる程でもなかった。αに変異してからより犬歯が目立つようになる。デスマスクに頼まれれば首筋に限らずどこでも噛んだので、デスマスクの体に残る噛み跡は一つではない。デスマスクは聖剣を放つシュラの手や自分を癒す肉体よりもシュラの牙を気に入っていて、触るのも噛まれるのも好きだった。
αになってからは次第にβであった頃のような平凡さや落ち着きが薄れコスモが鋭くなり、闘争心の強さや残忍さが増したため対等にやり合えるα黄金以外の聖域関係者は用事が無い限りシュラに近付こうとする者はいなくなった。それに伴い番であるデスマスクに近付く事も危険行為となった。αとしてのコスモはやはりサガが一番強かったが、瞬発的にシュラが発するものにサガが怯むこともあった。
12宮戦でデスマスクを殺したα紫龍が憎いと同時に激しく嫉妬した。紫龍の「女神のためなら死ねる」という言葉に自分はもうそうはなれないと改めて気付く。自分が聖闘士を続ける意味を失っていた。また聖闘士である事を捨ててもいいと思えた自分にも嫌になった。デスマスクと番になった時点で2人はもう女神に捧げられる心は残っていなかった。
後に女神は十数年もの間崩壊を食い止め支え続けた聖域を受け取ったと、亡くなった2人の事を讃えた。
冥界編はあるが肉体が変わっているのでデスマスクに噛み跡はない。生気のある体ではないのでバース性の影響も出ていない。嘆きの壁後2人は復活せず、あえて続けるならば生まれ変わりエンド。オメガバースの絶えた新人類の世界でまた巡り逢う。



しかしオメガバースって外国の左右固定勢力が捻り出した設定…というのを見てその執念が凄いなと思いますね。でもそこまでしないと、というのはわかる。昔洋画ジャンルやってた時に国内では足りず外国のサイトも探しに行ってましたが、ほんと受け攻めの概念が日本と違うと言うか日本も今や何かゴッチャですけど外国はリバが通常営業というイメージしか無い(笑)なので外国にもガチ固定の人いるんだなと思ったくらいである…。

自分はもう山羊蟹しか見なくなったとは言え魚蟹ぶっ込んだりとかで別にガチガチな固定ではないのですが、多分ハマりたての「何でも見る!」期をとうに過ぎて何か色々と枯れ果てたなれが今だと思います(笑)飢えなくなって無敵状態と言うかある意味解脱してると言うか…いや煩悩まみれではあるけども(゚∀゚`)

一番最初(2021年頃)に書き出した山羊蟹オメガバネタを見返したら、シュラがいきなりどさくさに紛れてデスマスク騙しておっ始めてて悪い男でした(笑)魚蟹挟んでデスマスクにシュラ選ばせて、最後にサガ攻めぶっ込んで18,000字超えたところで燃え尽きている(私が)

次に書き出したオメガバはΩバレしたデスマスクが教皇宮に幽閉され可哀想で暗い…。自作品にあまりないタイプ。元々恋人だったシュラがデスマスクを助け出して聖域から逃げようとする話。山羊蟹的にはオッケーな終わり方をしても聖闘士的にはどうなの系。他の黄金が全員悪い奴になっているので非常に表に出し難い話。

そのまた次に書き出したものはもはやオメガバースではなくて単なるデスマスク両性具有。本人はそれを知らず何故かシオン様が知っていてシュラとアフロにデスマスクを守ってくれとか遺言される。シュラは早速デスマスクに体の事を上手く説明できないまま勢いで関係が出来上がってしまう。シュラ不在の時にやっぱりサガさんにデスマスクが襲われて今回は取り返しがつかないんだけど、それに気付いたシュラがデスマスクに怖いこと強要して色々無かったことにする。倫理観が崩壊している。14,000字書いて燃え尽きるがほぼ最後まで書いてはいる…。山羊蟹はハッピーエンドだけど、ストーリー展開がハッピーじゃないのでこれまた表に出し難い。

まだある両性具有デスマスク。こっちは両片想いだけどシュラに伝わらないからデスマスクがめちゃ荒れる。デスが殺ってしまった遺体の傍でやっと2人の想いが通じてほんわかしてるけどでも犠牲者の傍で何してるの状態。

こうして見ると表に出す作品はわりと綺麗な話ばかりですけど、最初から出す気がない話は結構エグいもの書いてるなぁ…と思いながらもそういうものかとも思う。バランス取ってるんだなぁ。同人誌でエロは描かないけどコレ↑全部エロですしね…。
コレらをもし文字のままでも世に出すならばシークレットと言うか、暗号を言ってもらった人にだけ机の下から出てくるアレ的な方法になるやつですね(笑)

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2023
11,05
王道なラブロマンスが好きなのでオメガバースとかも捻くれてないものは結構好き。描く余裕はないけど、山羊蟹で描くならシュラがβからαに変異するタイプのオメガバを描きたい。デスはもちろんΩ。もはや描かなくても、コレだけで「シュラがいいところ全部持ってっちゃう話なんだろう…」としか思えないと思いますが、まぁそうです(・ゝ・)

ちょろっと走り書きするだけのつもりが右手が唸り出して止まらなくなった上に脳内シュラが早口で捲し立ててくるのでどえらい長い走り書きです。同じシーン2回書いているし。どんどんヒートアップしていく感じがちょっと引くかもしれませんが自分は達成感を得てスッキリしています…。
あ「オメガバースとは」という基本的な説明は一切ありません…(゚∀゚`)
オメガバ苦手な人も多いと思いますので読むかどうかはお任せします。全年齢ブログなので濡れ場はないです。

ーーー

13歳くらいの時にバース性が判明して、デスはΩ、シュラはβ、アフロはα判定が出てデスマスクはとんだ誤判定だなと笑う。全員αに決まってるだろ、って。
でも15歳くらいの時にΩの兆候が出始めて、β判定が出ていたシュラが発情期中のデスマスクの面倒を任される事になる。聖域を出て、誰にも知られていない場所で1週間過ごす事になった。その頃には年少組も判定が出ていて、山羊蟹以外はやはり全員αだった。
シュラがデスマスクの世話をする事になったもののデスマスクはシュラのβを信じていなかった。自分が実際Ωだったから地獄に叩き落とされた気分で普段ならシュラのβも笑ってやりたいけど、何故かこいつがβなはずがないってずっと思っていた。のでいつαに変異するかわからないシュラに世話されるのを嫌がって拒否し続けた。

20歳になってもシュラはβだった。デスマスクの発情に関して何の影響も受けない。もしかして、βのシュラに影響が出てないと言うよりも自分のΩの影響力はそんなに無いんじゃないか?と考えて、ある日発情期の最中にシュラの目を盗んで12宮へ戻って行く。しかしそれはとんでもない間違いだった。
巨蟹宮の自室に辿り着くとアフロディーテとサガが言い争いをしている。2人はデスマスクの部屋に残されたΩの匂いにつられていた。サガはデスマスクを探していた。発情期中のデスマスクの居場所はシュラしか知らない。アフロディーテも知らないが誘惑に耐えながらもサガがデスマスクを探しに行くのを引き止めようとしていた。そこにデスマスクは出くわしてしまった。自分が不在の間に荒らされた部屋、それらはいつもデスマスクが戻る前にシュラが片付けていた。デスマスクに気付いたサガがデスマスクを捕まえようとするがアフロディーテがギリギリ止めに入る。
「何故今ここに来たんだ、早く離れろ!シュラはどこだ!」
そう無我夢中で叫ぶアフロディーテもデスマスクを見据える目が猛獣のようでいつ理性が切れて襲いかかってきてもおかしくない程だった。
だめだ、12宮だからテレポートなんてできない、元々熱っぽい体で駆け出したが金牛宮でやはりΩの匂いに惑わされているアルデバランに捕まってしまう。殺してしまうかもしれない、と思いながらも積尸気冥界波を使おうとした時にシュラがデスマスクを助けに来た。
追いかけて来たサガと理性を失ったアフロディーテの攻撃を受けながらシュラは12宮を降りて、その瞬間デスマスクはテレポートを使って逃げる。

誰も知らない静養小屋に戻ってから、シュラは一言だけ怒った。デスマスクは無傷だったがシュラはサガの攻撃を受けていた。今までに味わったことの無い気持ち悪さと恐怖とシュラへの申し訳なさでデスマスクは声をあげず涙が溢れた。
自分のΩの才能は黄金並みに絶大だった。Ωである事を思い知らされた事よりも、シュラが何故平気でいられるのか不思議でならず、また心の奥でそれがショックだった。シュラはβだからΩに惑わされなくて当たり前。シュラはαじゃない、βだから。なぜシュラがαであって欲しいとずっと思っているのか自分でもわからなかったが、シュラがβである事がとてつもなく悔しかった。黄金であるシュラの事を思っての事じゃない、自分の気持ちが悔しかった。

気持ちが落ち着いた頃、これまたシュラがとんでもない事を話し始めた。聖戦に向け、蟹座のΩを安定させるためにそろそろ誰かと番になった方がいいという話が出ている事。相手が決まらなければおそらく偽教皇サガと契約させられるだろうという事。
番を得れば、もう俺に世話されなくても済むから悪い話でも無いだろ。そうどことなく穏やかに話されてデスマスクはムカついた。
「絶対に嫌だ、番なんて隷属契約。俺はお前を死ぬまでこき使ってやる!」
いつもの調子で言っているつもりだったが、どうにも迫力がないのかシュラは間抜けな顔をして俺を見るだけだった。
そうだ、今まではαかもしれないこいつに世話なんかされるのは嫌だったがコイツはαなんかじゃない。ただのちょっと優秀な黄金β野郎だ。Ωの影響も受けない。ずっと俺の世話をしてればいい。ずっと俺にαを寄せ付けないように守っていればいい。
この時まだデスマスクはよく理解していなかった。Ωはαに影響を与えるだけではない。αからの影響も受けてしまう事を。

それからしばらくはまた発情期がくればシュラと過ごす生活が続いた。僅かな兆候でも感じれば直ぐにシュラと聖域を離れた。2人で過ごすとはいえ相変わらずほとんど別行動をしていてシュラが不必要に俺の部屋に入る事なんて無かった。
発情期中というのはほとんど食事も喉を通らなくなるものだが、もう何年もずっとこの時だけシュラが俺に食事を作ってくれる。食べたい物を聞かれるわけではないのに今では食べれる物や量を理解していて準備してくれる。何となく、この発情期中にシュラが作った物を体に取り込むというのが気休めと言うか、どこか心地良く思うようになっていた。
ずっと着けていた首輪もシュラと聖域を離れている間だけ外すようになった。普通なら発情期こそ守るべき場所なのだろうが、どうせβのシュラに噛まれたところで何でもないのだから…

この後、デスマスクに番を探す計画は本人をよそに進行していき、遂に22歳の時にサガと番にさせられる事が決まる。
発情期の兆候が出てもシュラは迎えに来なかった。おかしいと思って磨羯宮へ向かうとシュラとサガが話をしている。デスマスクはサガから遠ざかるためにその場を離れようとしたが、気付いてしまった。サガから漂ってくるαの匂いに。途端に力が抜けてその場に座り込んでしまう。それに気付いたシュラが駆け付けて来てくれた。「嫌だ、この匂い嫌だ」と無意識に繰り返してシュラにしがみ付いて何も感じないシュラの匂いで満たそうとする。
「嫌だ、サガ嫌だ、怖い、俺を連れてけ、早く、逃げろ、早く小屋へ連れてけ、早く、早くしろシュラァ!」
「できない!」
そう叫ぶシュラもしがみ付くデスマスクを強く抱いていた。その叫びがどういう意味だったのかもよくわからず、次第にサガへ惹かれていく強烈な誘惑に涙を流しながらデスマスクは遂に自我を失ってシュラを突き飛ばした。這いながら、ゆらりとサガを見上げて泣きながら微笑みを浮かべ自ら首輪を外そうとするデスマスクを今度はシュラが再び駆け寄ってサガから引き離す。
「やめろ!離せ!」
「できない!こんな事、お前をサガに、αに渡すなんて俺にはできない!」
そうシュラが叫んだ途端、空気が一気に変わった。
虚ろだったデスマスクの目に光が戻る。そして再び涙が溢れ出た。喜びの涙が。

わかる。匂いが、シュラの匂いが。ずっと、ずっと夢見て待ち望んでいたシュラの匂いが。夢じゃなかった、妄想じゃなかった。魂に刻み込まれていた、シュラがαである事を俺だけがずっと知っていた。生まれて初めてΩで良かったと思えた瞬間。
「やっと、会えた。お前俺の事好きになんの遅すぎるんだよぉ!」
シュラの事を再び抱き返して、それを確認したシュラはデスマスクを抱いて駆け出した。追いかけて来るサガを振り切って12宮を下り、デスマスクのテレポートでいつもの静養小屋へ逃げた。
Ωの匂いを初めて感じるシュラもデスマスクを抱きしめながらどんどん沸き上がって溢れ出る愛おしさが止まらない。目の前に見えるところ全てにキスを落とし、デスマスクの瞳を覗いてから最後に唇を塞いだ。

ーーー

最初、デスマスクの世話を任された時は本当に何も感じなかった。自分しかβがいないのなら仕方ない、付き合いも長いので面倒くらいみてやるかという気持ちだった。デスマスクが嫌がるのもわかるし、あいつが部屋にこもって何をしているのかとかも全く興味が無かった。ただ、本当に熱っぽくて怠そうにしているから食事や入浴の準備など最低限の世話だけはしてやった。

ある時、自分だけ聖域に戻って簡単な仕事をこなした帰り、デスマスクが持って来るのを忘れた本があると言っていたのを思い出し巨蟹宮の私室へ立ち寄った。扉を開ける瞬間、一瞬思わず手が止まり違和感を感じた。そのままゆっくり扉を開けると誰もいなかったが、デスマスクの部屋は酷く荒らされていた。寝室が特に酷く、とても本人に見せられる状態ではなかった。
最初はわけがわからなかったがそれからもデスマスクが発情で不在にする度に荒らされていると気付き、これがΩを求めるαの仕業かと嫌な気持ちになった。αとはもっと高貴なものではなかったのか。それは幻想でしかないのか。そんなαにΩを、デスマスクを与えてしまったら?彼はこの部屋のように酷くめちゃくちゃにされてしまうのか?
そう考えた時、たとえあんなデスマスクであろうと長い付き合いの同僚がそうされてしまうのは気分が悪いと感じた。お互い惹かれ合うΩとαだから、デスマスクはαにぐちゃぐちゃにされる事を望むかもしれない、そんな事も考えたがもっと気分が悪くなるだけだった。

発情期が終わりデスマスクが聖域に戻る前は必ず巨蟹宮の私室を確認し、荒らされていれば綺麗に整えてから彼と聖域に戻った。
俺は発情期では無い時期もα達に囲まれた中で生活するデスマスクの事を気にかけるようになっていた。

俺たちが20歳になった頃、本人がいない場で「デスマスクに番を」という提案が教皇からなされた。みな、静かに聞いていた。面倒を見ている俺にも確認されたが、本人に確認しないとわからない、とだけ答えた。そんな矢先に何を思ったかデスマスクは発情期中に聖域へ戻り問題を起こした。
自身がΩである事の危険性を初めて思い知らされたデスマスクは今まで見たこともないようなショックの受け方をしていてとても怒る気になれなかった。
それと同時に俺は心の中で「αはとても危険なものだから嫌いになってくれた方がいい」などと考えていた。だから、タイミングは最悪だが今「デスマスクに番を持たせる計画」がある事を告げた。

思惑通り、彼はαと番になる提案を嫌がった。それどころか俺を選んだ。これは意外だった。俺とずっといる、俺が世話し続ければいい…そう言うデスマスクの言葉に、俺自身もその通りだと思った。βは俺しかいない。俺がデスマスクを守り続ければいいし、デスマスクもずっと俺に守られていればいい。この時だけ、自分がβであったとこが最高の運命であるかのように思えた。
Ωの運命はα…それは変えられない事実であるというのに。

デスマスクに番を与える計画が持ち上がる度に俺はデスマスクにその気がないと断り続けたが、22歳…聖戦の火種が見え隠れし始めた頃ついにサガが動いた。
デスマスクの発情期がきている。早く連れ出さないといけないのにサガの圧倒的なαのコスモに押されて動けない。最悪な事にデスマスクの方から出向いて来てしまった。
Ωにαは抗えないのと同じく、Ωはαに抗えない。
力の抜けたデスマスクの方へサガが気を逸らした瞬間にコスモの圧が弱まりデスマスクの元へ駆け寄った。デスマスクはαの誘惑に必死に耐えているようだったが、それはもう時間の問題だと言う事が肌でわかった。ずっと俺に助けを求めて縋り付いているのにβの俺は何もしてやれない。βの俺だけがデスマスクを守れていたという幻想が一気に打ち砕かれて、βの俺だけがデスマスクを守ってやる事ができない。αなら、いかにサガが最強であろうとせめてαであったならばもう少しどうにかできたかもしれないのに。αなら、サガに渡す必要も無かったのに。αだったら…俺がデスマスクの番になれたのに…。
自我を失いαであるサガを求めてデスマスクは俺を突き飛ばした。

デスマスク、あの時お前はなぜ俺を選んだ?お前はβを選んだのか?俺を選んだのか?もし俺がαだったらどうした?俺がαでも…もし俺がαでも、お前は俺を選んでくれるか?
サガの元へ這いつくばって行き、心と行動が伴わず泣きながらサガに微笑みかけ首輪を自ら外そうとするデスマスクを見て俺は途端に破壊的な衝動に襲われた。デスマスクを壊しても殺しても構わない、ただ、絶対に誰にも渡したくない!
かつて目の当たりにして忌み嫌ったαの本能が俺に芽生えた瞬間、獣のように再びデスマスクを捕らえてサガから引き離した。


デスマスクは泣いていた。
綺麗な瞳で、とても綺麗な涙だった。
サガから引き離された悲しみではなかった。俺がデスマスクを愛していたという事が伝わった、喜びの涙だった。
あぁ、そうだ、俺はずっとただ1人のΩを、デスマスクを大切に守り続けて、いつしかデスマスクを愛していた。βの俺を必要としてくれていたデスマスクを、幼い頃からの仲間の絆を超えて愛していた。
何という運命だろうか。初めから俺がαであればこうはならなかっただろう。
αの本能を超えてデスマスクを愛おしく感じることができただろうか。βであったからこそはぐぐめた愛、αの醜さを知ったうえで、自分がそうなってでもデスマスクが愛おしいと気付かされた。
デスマスクのために俺のαは覚醒した。

まさしくデスマスクを聖域からさらっていつもの静養小屋へ逃げ込んだ。
どれだけ唇を重ね合わせても足りない、なぜこのまま一つに溶け合えない?2人を隔てる肌が邪魔で鬱陶しい。全部包み込んで、お前を俺の中に仕舞い込んでしまえればもう誰も手など出せなくなるというのに。
ただ2人とも息を荒げて何度もキス交わし、愛を囁き合う事もなく抱き合っていた。

本当は直ぐにでもデスマスクを番にするつもりでここまで逃げて来た。しかし先程までの緊張感から解き放たれ静かな場所へ来たからか、想いが通じ合って抱きしめ合っているだけでこんなにも満たされるのかと今得られる幸福を浴びて次第に冷静さを取り戻してきた。強い衝動で奪ってしまうのを抑えれたのは俺がずっとβであったゆえかもしれない。
発情期に差し掛かっているデスマスクの体は熱っぽく辛そうだった。それでも勢いで奪ってしまう事が急に恐ろしく思えてきた。

「…すまん、やはり今番になるのはやめた方がよくないか…」
「はぁ?!ここまできて何言ってんだよ!嫌だ、早くお前と番になりたい、我慢できねぇ!」
「…デス、俺たちは聖闘士だ。番になって、もし俺が先に死ぬような事があれば…」
「死ぬかよ!お前死なねぇだろ!そんな弱くねぇだろうが!」
「でもわからないだろ!神をも相手にするんだぞ!」
「だったら余計に俺を番にしろ!絶対に死ねなくなるだろうが!俺を残して、お前だけなんて!」
「……」
「正直、もう死ぬとか死なないとか関係無ぇんだよ…番にしてくれ、お前がαであるなら早く俺を縛ってくれ…辛いんだ、発情期とかαに惑わされるとか…全部お前だけで満たされるように俺の体を作り変えてくれよ…それはもうお前にしかできねぇんだよ…」
「なぁ、本当にお前が先に死にやがって俺が1人残る事になってもよ、お前の事ばかり考え続けて狂って死ぬならそれで良いって思えるんだよ、他のαなんか嫌だ、どれだけ寂しくて飢えてもお前の事で頭がいっぱいになれるならそれでいいんだ、だから早く、俺を助けてくれないか」
「俺はずっと、お前はαだと思っていた。初めてバース判定した時からそう信じていた。全然αに変異しなくて本当にβなのかって思った時、なぜか悔しくて悲しかったんだよ。それってもうその頃からお前の事好きだったって事だろ?何故かなんてわかんねぇよ。お前に惹かれる要素なんて無かったし。でも好きなんだ。他の奴らじゃ嫌なんだ、お前がいい。ずっとお前といたい。お前がαになったのなら尚更、他の知らねぇΩに取られたくねぇよ。だから俺しか知らないうちにさっさと番にしろ!こんなに好きだからいいだろ、辛いんだ、早くしろ馬鹿野郎!」

窓の外、燃えるように赤い夕焼けをカーテンで隠した。
いきなりの事で思うように優しく抱くことはできなかった。でもデスマスクが嬉しそうに首筋の噛み跡を撫でる姿を見て、それだけで俺たちの今までの全てが報われていく気がした。

後日、デスマスクに番ができた事を揃って報告し、デスマスクは発情期に左右される事なく巨蟹宮の守護に戻った。Ωの重荷から解放されたデスマスクはαに負けない力を取り戻そうとおびただしい数の任務をこなし、巨蟹宮の惨状をサガに見せつけた。清らかなサガは憂い、邪悪なサガは笑った。とんでもない奴を番にしたなと俺たちを笑った。つくづく、こいつにデスマスクを渡さなくて良かったと思った。

今年殺った奴らのほとんどがαとΩだとデスマスクは言った。アフロはまだいいがお前以外のαは嫌いだ、Ωもお前を誘惑しようとするかもしれないからみんな殺す。聖域の奴らもバース性を生み出した神々もみんな殺す。βだけの世界になれば今度はそいつらの中で闘争が始まるだろうよ、でももうそこに俺は興味無い。
デスマスクの話を隣で静かに聞いて、言葉が止まればキスをする。あれほどデスマスクを求めていた…いや、Ωを求めていたα達は今や誰もデスマスクに近付こうとはしない。所詮その程度のものだ。ただ俺だけが隣に並び、デスマスクに触れる。デスマスクも俺だけに触れて、柔らかく笑う。

番になってからはとても穏やかな時間の流れだった。今すぐにでもこのまま2人で死ねればいいのになんて思うほどに。それくらい今が幸せで、でもそれがそう長く続かない事は俺もデスマスクもわかっていた。
早死にを繰り返してきたのだろうか。少しでもデスマスクの魂に俺の事を刻み込みたい、俺を忘れないでほしい、前世からきっと俺の牙は強い執着から首筋を超えてお前の魂まで貫いているのだろう。コイツに俺の全てを叩き込んで今があるのではないかと思う。
だから次もきっと、お前は俺を覚えているよ。
αとΩの運命が一寸違わぬよう息を潜めて、偽ってでもお前に近付き俺は特別だと必ず思い出させる。それを思えば、お前が愛するこの俺は歴史上最も最悪なαかもしれないな。
お前がαとΩを殲滅させたとしても、俺たちの関係は変わらないし変えられない。
永久に俺を愛することしかできないと、もうそう決まってるんだ。


終わり。
ーーー
全年齢のブログだからというのもありますが、ちゃんとした濡れ場が無くてもそれなりにオメガバ書けるんだなと学びました…。基本的にこの設定ってエロメインで使う気がするので。
でも現状、蟹の発情期が軽そうに見えますね。βにも影響が出るくらい強烈っていうパターンもありますが、うちのβシュラには全く効いてない設定にしてしまったのでもう少しどうにかならんものか。
あー1冊描いた気分になれた(笑)せっかく今日家に誰もいなかったのにペーパー原稿できなかったですけど(゚∀゚`)
多分、ちょいちょい修正します。終わり方が弱い気がして。もっとシュラのαコスモがドギツくて誰もデスマスクに近付けないだけとか、シュラが一番ヤバい奴だった感をドロっとした感じで醸し出したいけど…(・ゝ・)あと弟子がいない原作路線です。でないと時系列に無理がでてきてしまう。ぶっつけ走り書きなので色々変な所ありそう。
最初からシュラがバリバリαバージョンもネタがあると言えばありますが機会があればメモ程度でいつか。メモ程度で…ほんとに…
(・ゝ・)φそうはいかんざき

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2023
11,03
昔のボキャ天キャッチフレーズって何であんな面白いんでしょうかね。
電光石火のトリプルダウン(ネプチューン)とか絶対に思い付かない(笑)とにかく凄い事だけは伝わってくる(笑)完全に年中のキャッチフレーズでもいける(゚∀゚)b

そんなわけで、冷静に考えたら3週連続新幹線も残すはパラ銀のみとなりました。
先週、地元の同人仲間(私以外引退済み)は出会ったころ中高生でしたが今や全員アラフォー。もう健康についての話題ばかり(笑)
そして唐突に発足する散歩部。ものは言いよう、これはほぼほぼ「お達者クラブ」も同然…。みんな緑と日光を求めている。日光を浴びる、というのはとても大事な事なのです。

またヒューマンフォールフラット推しも激しかった。フニャフニャのゲーム。
山羊蟹がやったら、多分シュラはデスマスクを助けようとするんだけど崖から突き落としてしまうやつ(´・ゝ・)何度も手助けしてやろうとする度にデスマスクがボコボコにされるやつ(゚皿゚´)
シュラとアフロは独身(弟子いない)なので、デスマスクよりゲームに慣れてるからいいとこ見せようとするけど、とにかく2人にボッコボコにされてブチ切れの蟹。
罰として2人に盟の世話をさせて、その間に2人より上達しようとする。でも結局ゲームやるとボコボコにされる。
(`゚皿゚#)-3ムキー!

勝手なイメージですがシュラはアクションとかシューティング系が得意。他も何でもやる。暇ならギャルゲーもクソゲーもやる。普段バイト三昧なはずなのに何故か時間がめっちゃある。寝不足でもない。てかプレイが早い。お金持ってるからどんどんソフト買って終わったのは年少とか青銅白銀にあげる。めっちゃ経済回してくれる。

デスマスクはパズル系が得意。開始10秒以内でエグい連鎖構築してかましてくる。山羊蟹でパズル系を対戦すると一切妥協無しでコントローラーが5個くらい壊れる。RPGも好きだけどプレイ時間があまり取れない。いつもシュラに先にネタバレされる(シュラはスムーズに進めるよう善意のアドバイスで悪気無し)シュラ、怒られる(´・ゝ・)

アフロは育成ゲームをゆるゆるにプレイして早々にゲームオーバーかます(シムアースとか)でも育成好き。氷ピクミンを開始早々に死滅させてゲーム進行が詰む(うちの話)シュラに洞窟行って取ってこいって言われて集めるけど、また外に出して死滅して怒られる。詰みようのないゲームでも詰ませる男。

そして全員とにかくコントローラー壊れるのが早い(圧と動きが速すぎて)
シュラが箱で買い置きしてくれてる。磨羯宮保管。デスとアフロには無料でくれるけど他の皆さんは買わされる。
そんなイメージ。



ちょっと修正しました。でもまだ修正したい…。
これをマチ無しのクリアポーチにすると合うと思うけど扱ってる印刷所無いかなぁ。マチ付きのポーチなら見たことあったけどマチいらん。クリアファイルよりポーチがいい。
蟹聖衣バレリーナを普通に描くと破壊力があると言うかギャグにしかならないのでシルエットでしか描けません…。でもエピゼロのデスマスクはどことなくバレエポーズで浮いてますよね。

(゚∀゚)…え?

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