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そこはかとなく

そこはかとない記録
2023
01,22
星祭り7のネップリ企画絵、山羊蟹でペン入れまで終了〜
ベタやってます(・ゝ・)b
結局バレンタイン近いしカップル絵にしたんですが、星祭り公式にリツイートしてもらう事考えたら地雷の人微妙にキツいかもしれん…程度にはハッキリと恋仲とわかる絵です…ラブラブ絵ではないんだけど。
いやでも山羊蟹地雷の人は私をブロックしてくれてるもんかな?それを祈ろう!(他力)

モノクロ絵とは言え聖衣着せたので結構時間がかかりそう(゚∀゚`)
あとまた腰痛がきてる…(゚∀゚`)ので、集中力が途切れやすい(笑)
やはり自然完治ではなかったか…!
でも今月中には仕上がるはず。仕上がったらチマ絵の黄金シールを描こう。

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2023
01,17
普通に喋るし普通に笑うのだが、何を考えているのかわからない。

感情が全く読めない。
初めて会った時からシュラはそんな男だった。


あまり関わりたくないなと思っていたが、向こうも俺には興味が無いようでほとんど会話をする事もなく月日が過ぎたある日、あの事件が起きた。


勅命により、慕っていたアイオロスを討伐してきたというのに戻って来たコイツは全く動揺していない。
ショックを受けているようでもなく、いつもと何も変わらない様子だった。
まあ、感情が読めないから内心どうなのかはわからないわけだが。
気の利いた言葉くらいかけてやろうかと思ったが、やめた。


サガが聖域を乗っ取って2年。


そんなシュラが、ふと俺を訪ねて来た。


「お前、サガには気を付けろよ」


「は?今さら?何かあったのか?」
「問題ありまくりだろ」


「サガがヤバいの今さら言う事でもねぇじゃん、特別ヤバい何かがあるのか?」
「……」


「お前こそ何しに来たんだよ、正直俺はサガよりお前の方が怖ぇわ」
「何がどう怖い」


「……だって付き合い無ぇのにいきなり来るし、言いたい事よくわかんねぇし…そもそも普段から何を考えてんのかわかんねぇじゃん」
「……」


「わざわざ忠告しに来たんなら、サガがどうヤバいのかくらい説明してくれよ」


「……あいつ、男色だろ」


「……お前、すげぇ言葉知ってんな」


「アイオロスの討伐について今さら責められた」
「あぁ……それは、難儀なことで」
「それは別にいいんだが」
「いいのかよ、指示したくせにってムカつくじゃん」


「……そう思ってくれるのか」
「俺がその立場ならムカつくってだけ、お前がいいならいいけど」


「……」
「んで?サガがアイオロス好きだったのと俺が関係あんの?」


「お前はサガに近いだろ、勅命も多いし」


「……少し、気がかりなんだ」


「だから何がだよ?俺がサガに襲われないか心配ってことか?」
「……」


「別に俺が襲われてもお前には関係無いんじゃねぇの」
「でもそんなこと嫌だろ」


「俺よりもさ、お前自分の心配しろよ、アイオロス殺しちゃったんだから」
「……それはわかっている、俺は大丈夫だ」


「何だその自信」
「……いきなり来て悪かったな、それだけだ」


シュラが去ってから、しばらく不思議な感じが残って動けなかった。
結局何を言いたかったのかよくわからないが、あいつ他人の心配とかするんだな…
しかしまぁ…サガに気を付けろとか言われたって…サガ強いし気を付けよう無ぇじゃん。


シュラの言葉を聞いてから、何となく、サガと会う時は気持ち今までより距離を取るようになった。
いくら男色でも俺なんかに手を出すかよ?アフロならわかるけどよ。
そう思った途端、ちょっとアフロディーテの事が心配になって教皇宮の帰りに双魚宮を訪ねた。


「何か用?」


「お前、シュラにサガのこと聞いただろ?大丈夫かなって、ちょっと」
「サガのこと?」


「サガが男色で、アイオロスが好きだっただのなんだの…」
「え?そうなのか?!」
「あれ?聞いてねぇの?」
「シュラから?」
「シュラから」


「そもそもシュラに最近会ってないし」
「はぁ?あいつ俺よりお前に話すべき内容だろコレは!」
「え?私ヤバいの?狙われてるの?」
「いやそこまでは知らねぇよ!ただちょっと気を付けた方が良いって話で…」


「でもアイオロスが好きだったのなら、私よりアイオリアの方がヤバいんじゃないか?似てるし」
「あぁ、そうだよな!ってサガの趣味なんか知らねぇけど!」


「でもアイオリアには言えないね、サガの事知らないから」
「シュラの奴が面倒みてるらしいからどうにかするだろ…」


ん?もしかして俺がアイオリアの隣の宮だから、何かあった時よろしくって意味だったのか?
あいつが言っていた事と繋がらないが、多分きっとそうだ、それしか考えられない。


やっと納得のいく答えが見つかり、サガへの警戒心も和らいでいった。



……のが、いけなかった



ー苦しい…重い…何でここにサガがいるんだ…ー


真昼間、巨蟹宮で眠っていた俺は圧迫感に目覚めると、毛先だけ金髪の残った黒いサガに乗っかられていた。
あぁ、中途半端が一番よくない…
白昼堂々と法衣のまま何してんだ、この人は。


「デスマスク、アイオロスはどこにいる?」
「……あんたが殺させたんでしょうが……」


「だから、死んだアイオロスはどこにいる?」
「知らねぇよ、俺は見てない!」


「この宮のどこかにいるんじゃないのか」
「殺したのは俺じゃねぇ!ここにはいねぇよ!」


「死んでないのか?」
「だから知らねぇって!シュラに聞けよ!」


「デスマスク、アイオロスに会わせてくれ」
「無理だって…!」


「お前の力で…冥界に…」


「っ…!ぐ…ぅ…」


サガが俺の目の前で拳をかざすと、脳みそが無理矢理歪められていくような苦しさに襲われていく。


俺を…操るつもり、なのか…


「や…だ…、やめろ、いや、だ…!!」



「デスマスク!!」


突然、扉が開け放たれると同時に脳を抉られるような苦しさが一気に緩んだ。


「サガっ…どけ!!」


馬鹿力なのか何なのか、いきなり現れたそいつは信じられない事に俺の上からサガを引きずり落として壁に投げ付けた。


「っぐ!!」


「……ぅえ、マジか……ヤバいだろ「大丈夫か?!」


サガの姿を確認しようとした俺の目の前に現れたのはシュラだった。


「はぇ?お前なんで……」
「何もされていないか?!」


呆気に取られている間にシュラが俺の体をペタペタ触っていく。
シュラがめっちゃ触ってくる事よりも、今まで見たことの無い必死な姿と感情を露わにした声に言葉が出なかった。


「おい、どうした…?」


どうしたもこうしたも…


「デスマスク!」


余りにも必死な姿に圧倒されていた俺は、やっとの事でシュラの胸元に手を置いて"大丈夫だから"という意味で押し除けた。


「ちょと…何かされかけたけど…大丈夫?だ…」
「っ…!もっと、早く来ることができていれば…」


何故かシュラは俺よりも辛そうに顔を歪める。


「いや、お前間に合ってるよ、そもそも何で来てくれたのかわかんねぇけど…お前のおかげで助かった」
「……そうか……だから、気を付けろと言っただろ!」


「……は?……」


今度は急に怒り出した。
こんなにコロコロ表情が変わる奴だったか?


「だって、俺は寝てたし!無理だろ!寝室に来るなんて誰が思い付くんだ!」
「俺は予測していた」
「だったら教えろよ!お前意味深な言い方しかしねぇんだもん!」
「……」


「……それは、済まなかった」
「なんだ、素直じゃん」


「……喋るのが、苦手なんだ」
「あぁ、そうだったのか」


「言いたい事を全て整理してから話に行ったはずなのに」
「お前を見ると、いつも言葉が出て来なくなる…」


「……え?俺のせい?」


「バクバクと胸が苦しくなって、顎が震えて上手く話せなくなる…」
「……俺、お前に何かトラウトでも与えてんのかな……」


「お前を避けるつもりは無かったが…」
「でも今は普通に喋れてんじゃねぇの?」


そう言う俺と目が合ったシュラは、ハッとして視線を逸らした。


「……」


「あー…悪いな、俺様なんかをそんな意識しなくても…」
「いや、お前の事が心配で、それどころではなかった」


「お前、何で俺のこと気にかけるんだよ」


「……」


「……デスマスク」
「おう」


「これからお前の事は、俺が守るから…」


「……」
「……」


「……は?」


急に何を言い出すかと思った。


「……俺様、一応これでも黄金聖闘士だぜ?」
「しかしサガには敵わないだろ」
「それはお前だって…」


そう言いながら、投げ飛ばされたサガの事を思い出して確認する。


黒に染まり掛けていた髪色はすっかり金に戻っていた。
そんなに衝撃的だったのか、まだぐったり倒れたままだ。


「いや…まぐれでもサガ投げ飛ばすってすげぇわ…ちょっと引く」
「お前のコスモが揺らいで心配のあまりだったが…正面から対峙していれば無理だっただろうな」


聖剣で斬られたわけじゃないから、そのうち起きて俺に平謝りしてくるのだろう。
ちょっと面倒くさい。


「なぁ、サガが起きるまでお前もいてくれよ」
「それは構わない、その方が良いだろう」


「お前的に?」
「……まぁ……」


「なぁ、お前って俺と仲良くなりてぇの?」
「仲良く?……仲良く、か…」


「違うのか?」
「仲良く、できるのか?」


「俺が?俺は別に来るものウェルカムだぜ?」
「……そうか……」


「でも今みたいに淡々としてるより、サガから助けてくれた時みたいに勢いある方が好きだけどな」
「……」


「思い返すとちょっと格好良かったかも、とか言っちゃって」


サガが起きるまでいて欲しいものの、テンションの低い空気が続くのは耐えられないのでヘラヘラしながらシュラの緊張を和らげさせる努力をしてみた。
なんだかんだ貴重な同期で同年代の黄金聖闘士。
嫌厭していたが、向こうが嫌っているわけではないのなら仲良くしておいた方が足しになりそうだ。
そんな事を考えながらシュラを見ていると、ふ、と微笑んできた。


ー……なんだよ、その余裕の表情……ー


直接言ってやればよかったが、不覚にもドキッとしてしまったので声にならなかった。


ー……そういや、すぐに話題変わっちまったけど、俺を守るって何なんだよ……ー


俺もまだ考えが甘かったと言うか、純粋だった。
シュラが俺に傾けてきた気持ちの意味に気付くのは、次の6月24日が来た時である。


ーおわりー

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2023
01,16
先週、新作1つの頁数をやっと割り出したところ10頁くらいかと思っていましたが16頁に…
これにより星祭り7までに線画だけでも…はちょっと厳しそうなので諦めております。
頁数の割に内容がないヤオイなのでもう少し詰めようか迷う所。でもまたA5の本にするしコマ割りぎゅうぎゅうよりは良いか。最初と最後は1頁どーんなので実質14頁と思っていい(笑)
もう1つ新作のネーム仕上がれば次の新刊の頁数がやっと決められる!=表紙が描ける。

が、その前に…先に星祭り7用のネップリ絵でも描こうかなと。
チマ絵黄金シールと時間があれば企画ブロマイド絵(今回テーマはスイーツとからしい)
ブロマイド、フルカラーは時間がかかるので今回は描かないつもりでしたが、モノクロで描いて多色刷りっぽくするくらいなら描けそうだなと思いましてん(゚∀゚)
山羊蟹2人だけか山羊蟹魚毛の4人でいくかどちらかで。
せっかくのイベントなので、何かはイベント合わせで出せたらいいなと思っております(・ゝ・)ノ

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2023
01,16
「なぁ、上顎ベロで撫でるやつやって」
「あれ結構大変なんだぞ」舌小帯切れそう
「ゾワってするの癖になる」

そう言ってぽかんと口を開けるデスマスクの肩を抱きながら、舌を差し込んで上顎をなぞる。
自分から言い出したくせに、くすぐったくて逃げようとするから頭を打たないようにゆっくり押し倒して続けた。
ギュッと目を瞑って時折震えている。

ーもういい!ー

の合図で背中をドンドン叩かれた。

「お前がやれって言ったんだろ?」
「っ、な、長ぇよ!ちょっとつつくくらいでいいんだよ!」

「そんなのわからん、最初に言え」

押し倒されたまま、そっぽを向いて急に静かになった。

「……どうした」
「……」

「もういいか」
「あ、ちょ…」
「なんだ」

「…普通の、いつもよくやる、キスやって…」
「どれくらい?」

「……いっぱい」

そう呟いてから、目線だけチラッと俺を見る。

「顔、こっち向け」

頬に手を当てればスッと誘導されて瞼を閉じた。
啄むような軽いキスを唇や頬に何度も落とすと、握り拳だった掌が緩んで今度は背中に縋り付く。

少し前まで、ただの仲間だった。
それがお互い不安を抱えるようになってからふとした時に肩を寄せ合うようになって。
キスをすればもっと暖かくなって不安が拭えるんじゃないかって…
そしてこの先また、それだけでは足りなくなった時。

…知識としてはある…

俺はこいつとそこまでしたいか?
こいつに求められたらできるのか?

目尻が緩んで気持ち良さそうに俺のキスを受け入れる生意気なコイツを見てしまうと…

迷うだけ無駄な気がした。

ーおわりー

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2023
01,11
蟹誕の時のネタですが少し移動させました(・ゝ・)
何かこのブログ、コピーすると改行が機能しないから微妙に手間でサクサク移動できないんですよね…
なので、pixivで非公開にした蟹誕の時のネタ集たちを1/13の朝までまた公開にしておきましたのでよろしければそちらからも閲覧してみてくださいませ(゚∀゚)ノ
何の新作も無いですが今年の山羊誕はこんな感じです…
通販オマケ漫画と兼用のは明日投稿します。

さてこの2日、思いのほか寒すぎて朝炬燵から手が出せず、新作のネームが2頁しか進んでいないというダラけっぷり(・ゞ・)
明日から本気出す…が、明日は買い物に行く日なのだ…いや朝イチで済ませる!

結局、バレンタイン本を出すことはやめたけどバレンタインネタは描くつもりでいます。
線画だけでも2/12の星祭りに間に合えば1日公開するかも。
キスシーンを描きたい、だけで捻り出したやおいなのでそんなに内容無いですが久々にちゃんとチュッチュさせたいと意気込んでおります。気持ちだけ。

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2023
01,11
「おいシュラー!お前の可愛くない彼氏が来てるぞー!」

闘技場で候補生たちの鍛錬を見ていたところにミロから声がかかった。
振り向いて辺りを見回すと、崩れかけた石柱の上に座っているデスマスクを見つける。

「今日は用事があるんだっけか?仕事?」
「いや、あいつの誕生日なんだ」
「あぁ……」
「予定よりまだ早いんだけどな」

時間まで待たせようと思ったがミロに止められた。

「いや、もう終われよ、あいつにずっと見られてやんの何か嫌だ」
「……」

「早く連れて行ってくれ」

そう言われながらデスマスクの方へと背中を押される。
本当に嫌なのか、誕生日と聞いて気を利かせたのかわからないが、予定よりも早く切り上げさせられた。

ーーー

「おい、まだ早いだろ」

石柱の元へ行き声をかけると、ふわ、と彼が舞い降りてくる。

「だって俺様暇だし」
「今日はもう終わりだ、一先ず宮に戻る」
「え?終わった?何で?」
「お前がいると嫌だからってミロに終わらされた」
「へー、気が利くじゃん」

嫌味を言われてるかもしれないのに、どこまでも前向きなこいつには感心する。
たまに、本当は凄く傷付いているんじゃないかって思えて、そんなこいつをフォローしている間に情が移って今に至るわけだ。

ふ、っと腰に腕をまわされて軽くキスをされた。

「まて、汚れているから宮に戻ってからにしろ」
「気にしないって」

「お前の服が…ほら、砂がついた」

パタパタ払い落としてやって、先に行こうとすれば腕を絡めてくる。

「だから……」

振り向いてデスマスクを見れば、別に甘えるような表情をしているわけでもないのに、腕を絡めて俺を見るその姿が無性に可愛く見えてしまう。

「……」

ため息一つついてグイっと腕を引き寄せた。

「お前ってさ」

「言うことキツいけど、やること優しいよな」
「ふーん」

「ちゃんと俺のこと好きなんだってわかる」
「良かったな」

「うん、良かった、お前で」
「……」
「……」

「……好き」

ぽつり呟かれた言葉にドクンと血が沸きたつ。
立ち止まってデスマスクの唇にチュっとキスをすれば、ふにゃっと目元を緩ませて俺を見た。

ハァ…贔屓抜きでこいつ可愛いと思うんだけどな、誰も賛同してくれない。
俺にだけ見せてくれる姿なんだろうけど。
隠しておきたい気持ちと、みんなに知ってもらいたい気持ち両方がある。

「なぁ、プレゼント何くれんの?」
「お前が欲しいもの」

「クク、もう手に入れてるし」
「……」

もう一度キスをしてデスマスクを抱き上げた。
ディナーまでまだ時間はある。

「好きなだけ俺をくれてやるよ」
「ヒヒ、最高」

すれ違う者たちの視線も気にせず、デスマスクを抱いたまま磨羯宮へ向かった。

ーおわりー

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2023
01,11
シュラは早起きなので(訂正、俺が遅い)起きると朝食が完成している。
自分の分と一緒に作るわけじゃなくて、だいたい俺が起きそうな時間に合わせて作ってくれているから、冷めてたり硬くなっている事はない。

ある朝、俺が目覚めるとシュラはまだ隣で眠っていた。

ー珍しいな…ー

着替えているから二度寝か?
そっと頭を撫でてみる。

ー……ー

ー野郎に可愛いって、こーゆーことか…ー

思わず頬にキスをしていた。

ーーー

「悪い、朝食作って無かった」

1人で起きてリビングのソファに座っていると、起きてきたシュラはドアを開くなりそう言った。

「いーよそれくらい自分でできるし、俺頼んでないし」

「何?疲れてたの?」
「……お前見てたら寝てた」
「は?」

「まぁ、いつものアレだ…」
「??」

俺の隣に座ってギュッと抱き締めてくる。

「参ったな、いつまで経っても気持ちが落ち着かない」
「?…好きってこと?」

「大・好きだ」

「ふーん」

シュラが俺にぞっこんなのはやはり嬉しい、顔が緩んでしまう。

「何だよ、誕生日だからって何か狙ってるのか?」
「いや、要らない、何も」

「これ以上与えられたらお前を失いそう」

低く鋭く響いた言葉が俺の胸を打つ。

「お前さぁ…」

「もう聖戦は終わったんだよ」

シュラの背中に腕を回して抱き返す。

「俺たちが奪ったものは山ほどあって忘れる気は無ぇけど、それを引きずり過ぎるのは忠誠を誓ったあのお嬢さんが嫌がるだろ」

「俺は女神なんてもうどーでもいいけど、俺が沈んでる時はお前がそう言うじゃねぇか」
「あぁ…」

「まぁわかってるよな、つい言っちまうんだよ」

ヒョイ、と肩を押してシュラの顔を見れば、いつもの鋭い視線を和らげて微笑んだ。

「クク、俺たちの悪い癖だ」

そう言って俺にキスをする。

「ん…」

俺からも仕返してやった。

「ちゅ」

「なぁ、デス」
「うん」

「お前がいてくれるだけで本当にもう何もいらないんだ」

「ハハ、一緒。お前がいりゃ金も困らねぇし」
「ククッ、どうしようもないな」

クスクス笑いながら、どんだけするんだよってくらい唇を重ね合わせる。

「俺、すげぇ"ーーーー"」

「…うん、俺も」

ーお前に出逢えたことだけは、神に感謝するー

ーおわりー

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2023
01,05
さっそくですが新刊、新作の通販開始しました(゚∀゚)ノ
発送は7日以降準備ができ次第行います。

あまり意味ない気もしますが、一応粗品の数に限りがあるのでショップフォロー者やSNSをチェックしてくれてる方向けに1、2日pixivへの新刊投稿を遅らせる予定。
希望する方がみえるようなら是非ゲットしていただきたい(・∀・)b

アクスタやミラーは実家で撮影する予定でしたが、年末体調崩してそれどころではなくなってしまった(゚∀゚`)
いっそ海とかで撮るか?とか無駄に思ったけど、風が強すぎて絶対にアクスタ飛ぶわ(笑)砂浜に台座埋めるしか…

あっという間に冬休みも終わり、明日から園。明日は一瞬で帰ってくるが…
全然新刊の原稿に着手できなかったので来週から始めていくぞー
結局、バレンタイン本は諦めて大人しく「深緑そそぐ愛」を完成させたいと思います!

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2022
12,31
ここにきて年末体調を崩しております(゚∀゚`)
全身の凝り?体が痛い!熱は無し。
ちょうど通販用のオマケ漫画が完成した後だったので心置きなくダラダラしていますが、バレンタイン本作るかなぁ、どうするかな…というところ。

梱包用のマステも思ったより早く発送されて届いたようです。ただ、帰省中なので未確認…
折りたたみミラーは発送時期がわかってたから実家に送ってもらったのだ。

折りたたみミラー、だんだん愛着がわいてきました(笑)ただこれも1個不良品があったので、まぁ自分の分をコレにすればいいかというところ。
アクスタと会社違うけど、小部数でも結構不備に当たるもんですねぇ。安いから仕方ないのか。私の運が悪いのか。

結局通販用のオマケ漫画は6頁。うち山羊蟹パート4頁は山羊誕にpixiv投稿します。兼用です…
何か色々と書こうと思っていたけど体調不良で飛んでしまったな…(・ゞ・)
例年通り大晦日は夜更かしせず普通に寝ます(笑)
皆さま良いお年をお迎えください(・ゝ・)(゚∀゚)ノシ

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2022
12,23
折りたたみミラーも発送連絡きました(゚∀゚)b
雪でどうなるかわかりませんが、道路も豪雪地帯は避けて通るだろう。
まぁ全然急いではいないのでのんびり待ってます。
写真撮れたらTwitterの方に投稿しておきます(・ゝ・)ノ

通販オマケのチマ漫画(本に新作無い代わりにこっちが新作みたいな)両面コピー4頁のつもりで描いてましたが、山羊蟹ネタが間延びして結局シュラ誕付近でpixivにも山羊蟹パートだけ追加分合わせて投稿しようかいっその事チラシを8頁まで増やそうか迷い中…でもあと2頁分くらいなんだよね。8頁分のネタは出せるけど新刊準備に入りたい気持ちもありーの。

しかも突発で16頁くらいのバレンタイン本を出すかもしれないと考えている…深緑の発行がのびるぅ〜(゚∀゚`)
ちょっと試してみたいオンデマンド印刷がありまして。
ただ、オンデマなのに全然高くて10%引き使っても印刷代すら回収できなさそう(笑)
どうするかなぁー。やるなら2/12の星祭りに合わせて発行します。

さて通販オマケのチマ漫画よりクリスマスネタを。
コレがシュラ誕に続いていきます。



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2022
12,18

«突破!»

新刊、アクスタと通販用便箋も到着しました(゚∀゚)ノ
あとは折りたたみミラーと梱包用マステ。

新刊は綺麗に刷れてます(゚∀゚)b
まぁベタが多いので紙との相性で少し擦れてる所があったりしますが、そんなもんかと。ハイバルギーとかならもっと綺麗だったかも?更に厚いけど。
印刷は問題無いですが、トーンの消し忘れを多数発見…(゚∀゚`)
何度も見てるつもりなのにね…完璧って難しい…
更に大きなミスで1頁だけ1つのトーンのサイズ間違っとる… 何か「戻る」1回押すと2つ戻ってしまう現象がよく起きるから、それで戻り過ぎたまま気付かなかったのか…
再版は無いですが、もしもあるとすれば絶対修正案件。
読む分には何の問題もないけど気になるとは思う(笑)

次の新刊ではミスしませんように!

通販用便箋も綺麗に刷れてます(゚∀゚)b
オフセットじゃないけどオフセットみたい。
既刊通販の時は適当にコピー本用の紙の残りを便箋にしてましたが、しばらくはコレでいけそう。

アクスタも多分問題なく仕上がってます(・ゝ・)b
なんせ初めてだから他と比較のしようがない…バンドマンのやつと藤井君の笑顔は持ってるけど(笑)
あえて言うならばちょっと色が薄いような気はしますが、安い所で作ったのでこんなもんかなぁと。
裏面は埃ごとコーティングされてたのがありましたが自分用にしたのでセーフと思う(笑)
裏面コーティングしない方がいいのかな?アクスタなんてアクキーと違ってそんなに擦れる環境にないですよね?

広く頒布する気はないけど、自分用にちょこちょこ作って年中村でも作りたいなとか考え中(笑)エルシドマニゴルドもそのうち!
チマ絵じゃ見た目シュラデスかエルマニかよくわからんけど(笑)

画像が重いので仕上がり写真はTwitterを参考にしてくださいませ(゚∀゚)ノ

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2022
12,14
遂に新刊が刷り上がり、発送された模様(゚∀゚)

明日…来る…((゚∀゚))

てか、相変わらずフェア利用時の納品早いな。来年が納品日だったけど(笑)
印刷所的には原稿に問題無かったという事ですが、さてどう仕上がっているか。
実はboothとか用のサンプル作っている時に一ヶ所トーン消し忘れを見つけてしまった…(゚∀゚`)
何度も見返したけどなぁ。完成品見て更に色々見つけちゃいそう。
そして200頁の厚みからか多分2箱で来る…‼︎
これはちょっと予想外(笑)隠し場所空けておかないと…(家族は星矢がバリバリわかるパンピーなので)

いやしかし9年半ぶりくらいの新刊、楽しみ過ぎて今夜眠れるか心配(笑)

で、最近はシュラ誕について考えていたのですが…
①チマ絵漫画でシュラ誕を描こうとネタ出ししたら長くなったので、キスシーン追加して普段絵用に保留
②誕生日関係無くもう少し短めのネタ出したけどアクションシーン多くて時間かかりそう
③通販オマケは更に別の誕生日関係無しチマ絵4コマにするか?
④結局pixiv用のシュラ誕を描くのか、描かずに次の新刊で①のシュラ誕書き下ろしするのか、迷う〜←今ここ

新刊表紙を描くには本文の頁数がわかってないと背幅が決まらないという事に気付く…
ネーム描くだけだと絶対に後から修正したくなって頁変わりそうなんですよね。ならば本文から始めないといかんのか…
ん〜ここは新刊発行を優先してシュラ誕漫画はそちらに収録する方向でいくか…(但し発行はGW以降)この場合アナログ描きかけ原稿の「降り積もれば海」は収録しない。
迷ってばかりですねー
一先ず扉絵(デスマスク)から描くか…

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2022
12,07
今週中には…とか言いながら今日完成してしまい困惑しつつも勢いで入稿(゚∀゚)



これで新年の新作準備物は全部入稿した!あとは待つのみ!
今のところ全て受け付けは通って、不備の連絡も無し…さて問題無く完成するかな?
今回ので本もグッズも何となくデータ入稿の事はわかったので、これからは心置きなく物作りができます(・ゝ・)b

再開させて1年半、オンのみでしたがまたオフ中心に移行していくかと。
とは言え直参がなんとも言えないから通販メインかな。
来年9月の赤ブーのオンリーに出れれば…と思ってはいます。次の新刊が6月のイベントに間に合うようなら6月のパラ銀も考える。全ては「深緑ー」がいつ発行できるか次第。

年末年始のご挨拶の何かを描いて、星祭り7用の黄金全員ネップリシールを描いたら表紙か扉絵に着手する!
最初に表紙描いておかないと、フルカラーは何日かかるか読めん…しかも黄金聖衣だし(゚∀゚`)
時間かかるよねー、塗るの。
表表紙(シュラ)と裏表紙(デスマスクとアフロ)あるし…扉絵(デスマスク)も多分黄金聖衣だし…
私の集中力持つか…ダメなら一気にカラー仕上げようとするのはやめよう(笑)

何か久々に「深緑」を見返したら、フルデジタルで描いていればもっとこうなのに〜って部分が多いものの背景めっちゃ描いてて引いた(笑)アナログ2ヶ月でよく描いたな!異常!
絵はやっぱ描き慣れてない感が凄い。5年以上ぶりだもんなぁ。
かなり描き直すくらいの修正入ると思いますが、本に残したいので頑張ります。
「名前持たん男」も本にしたいけど再来年か…

あぁ、忘れていた。通販オマケのシュラ誕チマ漫画も描かないといかんわ。

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2022
12,06


通販に使うチラシ絵は昔の秘密倶楽部ネタ絵をリメイク。
まだベタの途中…
最初、全然思うように描けずもう既存の絵を使い回そうかなぁとも思いましたが踏ん張りました…
どうにか今週中には完成して入稿できるかな。

秘密倶楽部ネタは、年中が店員とかではなくて普通にお客さんです。
苺楽団の秘密倶楽部ネタそのままです。
仮面をかぶって入店が条件。素性を隠し、あらゆるしがらみから解放された状態で自由におくつろぎくださいっていう。

多分漫画に描く余裕無いけど、内容としてはデスマスクとアフロは下街の秘密倶楽部会員だった。
ある日、そこにシュラによく似た男がやって来る。
デスマスクはシュラの事が密かに好きだったけど聖域では触れ合う機会がほとんど無かった。
秘密倶楽部で会うシュラはデスマスクの事を溺愛してくれる。
でも店を出て聖域で会うとやはり素っ気なくて、本人だと思ってたけどまさか別人なのか?という程。
やがてデスマスクは秘密倶楽部で会うシュラを手放したくなくなり、遂に仮面に手をかけ…

なお話。
うーん、いつか描けたら良いけどなぁ。この上なく乙女なデスマスクが描ける…(原作崩壊)

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2022
12,04
結局折りたたみミラーを先に描きました(゚∀゚`)
デカい画像しかないのでとりあえずTwitterの方に貼ってます。

あんなんでも、綺麗な線が引けないので結構時間かかってます…ミラーに限らずですがチマ絵にこんな時間かけることは初めてだろう…
目の形とか目玉?の位置とかかなり描き直してのアレです。
アナログでもブレるけどデジタルよりは綺麗に線引けると思う(笑)デジタルだとめちゃ歪む…
友人は拡大して少しづつペン入れるそうですがそれでガタつかないのも凄いなぁ。
しかしどれも納得のいく顔付きにできたのでヨシ。
折りたたみミラーはクリスマス辺りに仕上がってくるはずξ゚、ゝ゚・ξb

さて次こそチラシ絵描いてアクスタ共々早いとこ入稿するぞ〜

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